長野市から豪雨の中を高速で小布施町へ、小布施に来たのは初めてである。小布施は長野県の北部に位置し、12km2、住民が1万2千人ほどのこじんまりとした纏まっている町だ。不勉強だったが、この地は遺跡やいにしえの文化活動が盛んだったようだ。仕事を離れてゆっくりと来てみたいものだ。小布施でのインフラ関係の仕事も一段落、不安定な天候の中、またも豪雨の合間を縫って高速道路をゆっくりと長野に戻る。
翌日の上田市丸子と峠を越えて下諏訪へ行く用事があるため長野泊り。ホテルに戻り食事方々、雨上がりの長野の町へ繰り出す。
相方の探した善光寺さんへの通り道、駅から数分の南千歳の裏路地の居酒屋「ふく八」へ。通りの裏の公園側から入るため中々に分かりづらい。店の入り口は、ようやくに分かる程度の狭い入り口の奥。まさに隠れ家的な雰囲気である。
中に入ると女性客が多い。女性客が多いということは世代が若い、お洒落でリーズナブルが想像できる。
なるほど、5千円のコース料理も和洋折衷で中々に凝って品数も多い。日本酒は田酒、浦霞、麒麟山など定番の銘柄物がメイン。信州物ではないが、まずは田酒からと地元の酒も織り交ぜながら楽しいしい時間。呑みつ語りつつ、あっという間の3時間。周りの客も相変わらず女性客が多い。スクロールカーテンで仕切られ、適当にプライベートの空間も保たれている。まずは満足である。
翌日は丸子からトンネルを抜けて下諏訪へ。用事の場所の途中でTVでいつも見る、太い注連縄で括られた御柱と柱を落とす崖を覗く。TVの迫力ある報道がいまいちピンとこない。意外と短い斜面、狭い観客席の所以か。TVの撮影技術はたいしたもんだと関心。それしても道々、注連縄が巻いてある小さな柱がある。村々の御柱だそうだ。それぞれの村での御柱は、信仰の深さが垣間見れる。