今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

新潟の酒と寺泊の魚市場

2009年06月18日 | お酒

 Img_0071_2 新潟へは2年ぶり。前回は業界の広報活動での慌ただしい日帰りだった。今回は、社の2日続きの出張、ゆっくりできそうか。MAXの2階の窓際も関係なく、数独に没頭してあっという間に到着。現地担当と雨模様の新潟駅で待ち合わせ、市内と三条燕IC近くの納入客先との協議も終わり高速で市内に戻る。

 夕方、同僚の新潟の友人が薦める駅前の弁天一丁目の半地下の居酒屋「肴いちば」に入る。入り口を入ると籠に一杯の魚と越後の酒がいい顔でお出迎え。まずは生ビールを飲みながら店お薦めの銘酒メニューをあれこれ。殆どが馴染みのある酒だ。「麒麟山」、「〆張り鶴」、「八海山」、「清泉」、「緑川」、「久保田」、「越の寒梅」、「朝日山」など総ざらいと行きたいが懐と体と相談。刺身とオリジナル料理を突っつきながら「麒麟山」、「清泉」、「緑川」、そして初めてだが友人の薦める「鶴の友」に舌鼓。なかなかにキレのある良い酒である。今度、東京で改めて買ってみようと思う。〆は近くの蕎麦居酒屋「すぎのや」で、へぎ蕎麦を肴に日本酒を。銘柄は?、すでに記憶が飛んでいた。

 Img_0094翌朝、新潟から燕市での仕事を終える。午後は東京へと関越高速で帰るのみ。仕事先から薦められ近くの寺泊の魚市場へ。観光バスでの魚の買い出しツアーで有名な所だ。土木工事で有名な大河津分水沿いに走ること約30分。日本海が現れ海沿いに暫く走るとカラフルな市場の集落がある。その一つに入りブラブラするが、あれもこれも購入意欲が湧いてくる。最近の出張続き、かあちゃんや娘の喜ぶ顔が見たい。ズワイ蟹2匹、極大の真アジ4匹、ナメタガレイ2匹、銀鮭、そして、酒の共にと久しぶりにアイナメの刺身を冷凍パック詰めでクール便で発送。翌日、朝の到着が待ち遠しい。

 帰り道は少し遠回りだが、折角の晴天なので弥彦スカイライン経由で初めての弥彦神社の参拝することとした。弥彦山では佐渡島が奥行きを持ってゆったりと、穏やかな日本海浮かんでいる。弥彦神社は静かな佇まいに荘厳さが充溢し、格式を感じる。背後の深緑の弥彦山と一体となったレイアウトは、考えつくされたものだ。


残念!金沢「百万石祭」だが能登の酒

2009年06月09日 | お酒

 昨年末に芦原温泉の帰りに寄った金沢。今度は仕事である。業界の全国総会が金沢で開催された。羽田発11時過ぎのJALで金沢に着き、午後1時半からの総会にようやく間に合う。会議出席後のホテルでの懇親会で知事さんや市長さんの挨拶で「金沢百万石祭」が翌日から開催されるとのこと。事前調査不測で後の祭り。翌日は滋賀での仕事の予定が入っている。早くに知っていれば予定を変更していたかもね。パーティの席上、気を取り直して知事さんお勧めの能登杜氏の力作という「常きげん」を真っ先に確保。

 適当に飲んだところで会社仲間二人とと2次会へ繰り出す。ウロウロしたくはないので暮れに入った「ちょんべい」に。のど黒の塩焼を肴に「天狗舞」、「手取川」で暫しおいしい時間を過ごす。

 P1020122 翌日、金沢から「はくたか」で滋賀の草津へ。生憎の雨模様だが駅レンタカーを借り、琵琶湖博物館までドライブ。博物館での用事も終わり、館内での食事の後、見学もせずに一路、次の目的地へ。雨の琵琶湖大橋を渡り滋賀県庁のある大津へ。晴れていたら京都の比叡の山並みが、さぞ素晴らしいだろうと残念。滋賀県庁からは帰りの新幹線の駅、京都へ向かう。4時頃に京都に車を返すには、ちょっと早いと、「東寺」で仏像拝観。オジンにとっては最も好きな寺である。何時見てもコウゴウしく威厳がある。堂内のベンチに座って暫し眺めていると、自然に合掌したくなる。

 さて、東寺から京都駅でレンタカーを捨て、京都からの単身赴任の同僚お薦めの名店街の串居酒屋「孫兵衛」で時間調整。串焼きが売りの若い連中が中心の生きのいい居酒屋である。金曜日の六時近くでも「のぞみ」の自由席はガラ空き。「数独」に熱中しているうちに何時の間にか東京駅だった。さすが「のぞみ」は早い。

 九時前だったので、久しぶりにアキバの「しずか」に。女将に、かあちゃんから頼まれていた金沢の土産の「ごりの佃煮」をおすそ分け。

 それにしても、前日、昼に東京を出て金沢、翌日には滋賀草津から大津、京都そして東京といささか疲れました。


掛川駅前の銘酒なんでも380円

2009年06月04日 | お酒

 掛川市での会議帰りの夕方。新幹線の時間待ちの間、何処かで情報交換会でもとキョロキョロ。掛川城趾からの大通りを駅までの道筋で、駅まであと僅かの処に面白い名前の居酒屋「三八屋」があった。

 表のメニューを見るとあの銘酒も肴も全て380円とある。何の躊躇がいろう事か、即刻入店。そんなに広くない店に入ると日本酒の銘柄に、福島「奈良萬」、三重の「而今」など入手困難な銘酒があり、酒も肴も全て380円とくれば有り難い。

 日本酒や焼酎は、利酒師という店主の推奨銘柄を揃えてある。ビールで喉湿しの後、直ぐに目的の「奈良萬」を。次は「而今」を注文。いづれも純米以上。量は1合とあるが7~8勺ぐらいか。仕入れが気になる。お通しはレバーの煮付けのようでボリュームもあり、リクエストのレバ刺しも新鮮である。肴は結構いろいろとあり、ボリュームもある。

 しばし、ワイワイと遣った後、会議のメンバー大阪と東京まで新幹線で帰らにゃあならない。名残惜しい気もするが時刻表が気になる。日本酒を4種類ぐらいを忙しく飲み、いい気分になった頃に店を後にする。肴も入れて一人約3千円ぐらいか。いい店を見つけた。


2千m、峠の温泉宿と満天の星空観測

2009年06月01日 | お酒

 以前の職場同僚が今春、卒業した。新たなスタートに激励の温泉旅行。昨年の卒業組とは福島の名湯「高湯温泉」へ。今回は浅間連峰、二千mの車坂峠の日本秘湯の会メンバーの温泉宿「高峰温泉」へ。

 P1020016 高峰高原には、学生時代の約40年前に2~3回スキーでの思い出がある。以前は峠には高峰高原ホテル一軒で温泉ではなかったような記憶?その後、中腹のランプの宿が峠から少し離れた所に移転し、引き湯開設した。今では予約も難しい人気の宿となっていた。

 高峰へのメンバーは6人、ゆったり10人乗りのレンタカーをチャーターして、秋葉原の中央ロータリーで待ち合わせ。金曜で割引無しの関越自動車道で上田まで。まずは上田城趾を見学の後、上田城趾前の手打ち蕎麦処「千本桜」で日本酒で昼飯。しっかり角の立った二八と更科の合い盛りの手打蕎麦に舌鼓。食事の後、小諸の酒蔵に寄るもご主人のご逝去に伴って、ラベルのみのOEM醸造。お内儀からの切たる話に宿で飲む「姫百合」を購入する。見学有りとある近くの酒蔵に寄るも留守で購入できず。結局、日本酒は最初の一軒のみ購入となる。日本酒の今の現状の現れか?

 P1020041 生憎の曇天と小雨交じり天候の中、つづら折りの峠道を車坂峠に到着。稜線沿いに霧の中を暫く走ると小綺麗な宿に到着。まずは一風呂浴びる。温泉はほぼ中性だが硫黄の匂いは強い。山の中腹から汲み上げて加温してはいるが飲泉は可能だ。温泉療法士の宿の主人によると、胃腸に抜群の効能だそうだ。

 高峰の夜では山菜料理主体の食事に「馬刺し」など追加注文する。東御市の地ビール「OH、LA、HO」と宿の燗酒「七賢?」で盛り上がる。食後に、宿のご主人の温泉療法の講話を聞く。症例別の湯の入り方には学ぶところが多い。

 その後、この宿の売りである天体望遠鏡を使った野外での星空観測会。食事の間降っていた雨が止み、奇跡のように雲が去って満天の星空。諦めていた二千mの星空観測会がスタートした。昨年の目の手術で裸眼で1.2になってから初めての星空観測。宿の若手による星空解説と土星の輪に感激。その後の部屋に戻っての酒は旨かったこと。

  翌日は、草津温泉の代表的な立ち寄り温泉の「滝之湯」へ寄る。時間もなく中の食堂で昼食。その後、帰り道、ダムの湖底に沈む予定の川原湯温泉「聖天様露天風呂」を駆け足で入浴。気難しそうな地元の爺さんが見張りのように湯船で睨みを効かしている。落ち着いて入れない。もう寄ることはないだろう。

 2日目の土曜は忙しく温泉巡りをし、ガラガラの千円高速で関越道を夕方にはアキバに到着でした。多少、湯疲れの感があったが、アキバ駅前で即反省会でした。