久しぶりの下町はしご酒。昼過ぎ青山の仙人からのお誘いの電話。有楽町線「住吉」の東陽町方面出口近くの「山城屋酒造」で待っていると言う。2年ぶりぐらいだろう。
茨城の客先から一旦会社に帰り、大急ぎで六時近くに店に到着。堂々とした白暖簾は老舗の風格を感じる。相変わらずの人気店でカウンターはほぼ満員だが仲間が4人席を確保し、既に3人で盛り上がっている。着くなり追っかけ生ビール、「煮込み」と「ぶり刺」を注文。コノ字カウンターは常連客で満席だが静かさはいつもの風景だろう。賑やかな盛り上がりは、この店の奥のテーブル席では許されるかも?。ただし、テーブル席2時間の時間制限、慌ただしい気分だが次の一軒をと「吉田類」の気分で二軒目へ!!
二軒目は、有楽町線の隣駅「錦糸町」。ロッテ会館と錦糸公園の間の飲み屋街、津軽出身の親父さんの経営する店の青森居酒屋の「 佞武多(ねぶた)」。肴も津軽料理が多く、日本酒も津軽中心。 「純米 じょっぱり」、「ん」などの地酒を注文。肴は「せんべい汁」、「はたはた寿司」など。「はたはた寿司」は寿司のイメージとは違い、酢で〆た刺身である。実に美味、癖になりそうではある。飲み代もリーズナブルで津軽出身でなくとも気楽な飲み屋である。
千葉に帰る仲間と別れ、どうしてもと言う仲間の地元「平井」へ三軒目。平井駅東の平井三丁目の「きんめ屋」へ。「きんめ屋」は銚子など房州の魚を中心の居酒屋。新鮮な魚を様々な形で料理してくれる有難い店である。「きんめのかぶと煮」を肴に「味ヶ澤本醸造」を注文する。コップと受け皿になみなみと注がれた酒を最初はそっと啜る。
下町の居酒屋、「吉田類」ならずとも癖になる。