今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

金沢の想い出

2011年01月23日 | お酒

 前夜、仕事後の晩飯替わりの燕三条駅前ぜんてい」でのお酒の影響も多少残っている中、凍てつく朝の駅前。新潟から金沢の顧客先へと向かう。上越新幹線で越後湯沢まで行き、ほくほく線特急「はくたか」に乗り換え金沢が午前中に着く最短ルートのようだ。

 Img_1757_3 前夜、駅みどりの窓口で「はくたか」の指定券を求めるが満席。乗り換え時間は7分、自由席は無理と言われ「大人の休日倶楽部」のグリーン優待券で僅かに残っていた席を予約。個人旅行分に大事に確保していた券である。チトもったいない思いがしたが雪景色の中、新幹線の横4列よりも広々とした横3列のシートで快適である。隣の指定席車両は満席で何故か窮屈そうに見える。

 金沢では、大阪から来た仕事仲間と待ち合わせ、客先での打ち合わせや挨拶回りを終えた後、夕刻に駅前のホテルにチェックイン。さて晩飯は何処でと考える。一昨年、元の職場の旅行仲間で飲んだ「ちょん兵衛」に行くことにする。石川の地酒のど黒が旨かったと思い出す。昨年春、手術ができない辛い体で退職間際まで職場で奮闘し、退職直後の入院一週間後に壮絶に他界した一緒に飲んだ旅行仲間の顔が浮かんできた。

 さて、凍り付いている路面に注意しながら店に着く。店の二階に上がり、貫禄のあるぶ厚い板テーブル席に落ち着くや否やのど黒を注文。残念、売り切れ直後とのこと。寒ブリとブリカマが店のお薦めを注文。その他、ご当地の肴を突っつきながら、地酒は当然に石川の地酒とする。「手取川」、「常きげん」、「萬歳楽」を冷酒や燗酒で順番に注文。自分の好みの味なので石川の酒は好きである。ただ「黒帯」を置いていないのは少し寂しい。お隣の富山の「立山」もついでに注文。

 楽しくも懐かしくもある時が過ぎ、早10時半ば近く。店を見回すと賑やかだった店も客は我々とあと数人。勘定を終えた後、一際冷える金沢の夜風に、飲み足りない仲間を残して一人ホテルへと向かう。前夜と続き、ほろ酔い気分でコケタラいかんと凍り付いた帰り道を注意深く歩く。

 翌朝、帰りの航空便の時間までと前回修復中で見られなかった金沢城門をいそぎ向かう。小雪の降り始めた金沢城は、雪の白さと静けさに際立っていた。


神仏混合お参りウォーキングと2K540

2011年01月06日 | 下町

 正月の4日の昼、奥方と娘を連れてタクシーで浅草の田原町の天麩羅屋「たけなわ」へ。昼時でもあり案の上混んでいる。初めての二階に案内される。天麩羅定食とあなご天麩羅の定食を待つ間に角煮とシラスおろしを肴にビール燗酒で一杯。

 「たけなわ」での昼食の後、ROXで買い物や書物の物色など各々自由行動。探した本も見つからず、久しぶりに秋葉原までのメタボ解消の纏めてお参りウォーキングとする。まずは西浅草の東本願寺から浅草寺へ、酉の市の鳳神社から入谷の鬼子母神と言問通り。そして昭和通りを東京方面に上り、アメ横を突っ切り魔利支天でのお参りしてウォーキングはひとまず成就。

 大晦日の神田明神で氏子である我が家の神棚へ祀るお札の購入から、元日の深川八幡と深川不動尊へのお参りなど、今年はご利益が沢山ありそうだ。巷では無節操とのそしりがあるが、神さんと仏さんは懐の広いところがところが神仏の由縁。悩み苦しみ、より良き未来を願う庶民の祈りには宗派を問わず受け入れるのが神仏のあるべき姿。多くの神仏にお願いしてもバチが当たるものではないことはオジンが請け負う。

 一先ず神仏めぐりも一段落。あとは浅草ROXで買えなかった日経ビジネスの12月号の「水ビジネス特集号」のためヨドバシアキバ7Fの本屋へ。途中、秋葉原までJR秋葉原と御徒町のガード下にアキバにはチト風変わりな店舗群が出現している。「2K540」という小店舗集団である。PCボンバーの前といえば、ネットでの買い物通は大体分かるだろう。この店舗群、コンセプトは「物作り」ということらしい。手作り中心の製品や窯元のアンテナショップもある。面白い店が多そうで興味が沸いてきた。毎週土日には近くまで寄っている。今度はゆっくり見てみようと思う。

 日経ビジネス、先月号で無くなるのが不安だったが無事購入。そのまま、ヨドバシアキバの向かいの「さくら水産」に入り、トリスのハイボールをチビチビと飲みながら改めて水特集を読了。浅い取材、「水ビジネス」そんな甘いもんじゃあないとの実感!!


年末恒例、利き酒会

2011年01月05日 | インポート

 Img_1700 年末恒例の秋葉原しずか」での利き酒会。元の職場の日本酒好きの千葉や東京在勤の現役やOB連中が集まる会である。10数年続けてきたか。今年の酒は、地域に拘らず純米とする。酒の特徴が解りやすい純米は、酒量が嵩む会には飲み飽きしないし最適だとの判断。

 その酒、年末、長野への出張帰りに駅前で買った地酒「純米吟醸 若緑」、「純米 川中島」の四合瓶。メインは、「しずか」の近くの佐久間町に昨年から開店した地酒専門店「地酒蔵」で仕入れた日本酒5升と焼酎1升。会津大和川酒造の「伏流水仕込み純米 弥右恵門」、「純米辛口 弥右恵門」。日本酒南限の熊本の「純米 瑞鷹」肥後米と熊本酵母で作った酒はいかがと期待する。群馬藤岡市「純米 平井城ごろぴかり」、広島は山岡酒造の辛口+13度の「純米 ずいかん」。焼酎は宮崎のこがね千貫で作った芋焼酎25度「手づくり 八重櫻」など。

 各人の御用納めの後、東京勤務組を中心にぼちぼちとビールで始める。その後、千葉方面からの連中も到着、7時過ぎには勢ぞろいする。20人も入れば一杯の狭い店ではあるが盛況感がある。おでんやキンキ鍋などを突っつきながら5時頃から始まった飲み会は、9時過ぎに銚子近くまで帰る仲間のためにと一旦中締め。その後、近場の連中と残った酒で10時近くまで宴会の続き。いつものことだが「しずか」には世話になりました。感謝m(_ _)m