TDLとの会議の帰り、千葉方面の連中と別れ相棒と一寸早いが舞浜から月島へ。
まだ明るい5時過ぎに待ち合わせのブクロのKさんと3人「魚仁」に入る。親父さん築地の買い出しは終わっていそうだ。リヤカーが店の前にある。
入り口近くに席を取りビールを注文する。一緒に「煮込み」、「マグロのほっぺ」と「ウニの小箱」を。なんせ量があるから食いきれない。3人だったら一人前で十分。そのかわりいろいろな種類を頼む。「はまぐり酒蒸し」、「キノコの卵炒め」、「マグロのカマ焼き」など。
焼酎は赤い瓶の芋焼酎「海童」をボトルで注文。実にハイペースで食べて飲んで、動けないぐらい食ってしまった。それでも一人3千円ちょっと。人気の秘密だ。
外も暗くなりつつあるところで河岸を変えようと門前仲町へ。当然、腹ごなしでウオーターフロントを左手に相生橋を歩いて渡る。泳いでいく奴はいないがパンツとシャツだけで駆けてる奴はいた。
門仲では「大阪屋」の串煮込みも久しぶりにと思ったが、3人はまず入れまい。おまけに相棒の妹が仕事帰りに合流とくりゃあ席をとっとく訳にはいかない。そこでウロウロするのも面倒だとばかり隣の赤提灯「チコ」へ。カウンターに7~8人、小上がりが一つの小さい店だ。女将が一人で仕切っている。
常連さんに席をつめてもらって4人分の席を確保。お酒はウーロンハイと日本酒、鳥串は120円で一本から。串の他は冷奴、煮込み、お新香など定番ものでシンプルだ。「魚仁」の後では一層際だつ。普段は晩酌代わりの常連さんの店との感じだ。
なにせ腹一杯はまだ解消していない。ウーロンハイだけで串一本を食べるのがようやっと、相棒の妹御のご着席で、ようやく注文らしい注文ができた。こちとらの酒に串1~2本だけの注文でもいやな顔ひとつしない。実にいい雰囲気である。女将の愛想では「大阪屋」に勝っているかな。
さて、ひとまず妹御のお腹が落ち着き世間話に一時を過ごす。門仲でもう一軒とは思ったが、翌日に迫った一年一回のセレモニーも少しは気にかかる。アキバの「百飲」に相棒が是非にというので9時過ぎのアキバへ。フォアローゼスとお燗2本のちゃんぽんで蛍の光まで立ち飲んで〆て600円。涙がちょちょ切れちゃうねえ。