今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

月島「魚仁」と門仲「チコ」

2006年05月24日 | お酒

 TDLとの会議の帰り、千葉方面の連中と別れ相棒と一寸早いが舞浜から月島へ。

 まだ明るい5時過ぎに待ち合わせのブクロのKさんと3人「魚仁」に入る。親父さん築地の買い出しは終わっていそうだ。リヤカーが店の前にある。

 入り口近くに席を取りビールを注文する。一緒に「煮込み」、「マグロのほっぺ」と「ウニの小箱」を。なんせ量があるから食いきれない。3人だったら一人前で十分。そのかわりいろいろな種類を頼む。「はまぐり酒蒸し」、「キノコの卵炒め」、「マグロのカマ焼き」など。

 焼酎は赤い瓶の芋焼酎「海童」をボトルで注文。実にハイペースで食べて飲んで、動けないぐらい食ってしまった。それでも一人3千円ちょっと。人気の秘密だ。

 外も暗くなりつつあるところで河岸を変えようと門前仲町へ。当然、腹ごなしでウオーターフロントを左手に相生橋を歩いて渡る。泳いでいく奴はいないがパンツとシャツだけで駆けてる奴はいた。

 門仲では「大阪屋」の串煮込みも久しぶりにと思ったが、3人はまず入れまい。おまけに相棒の妹が仕事帰りに合流とくりゃあ席をとっとく訳にはいかない。そこでウロウロするのも面倒だとばかり隣の赤提灯「チコ」へ。カウンターに7~8人、小上がりが一つの小さい店だ。女将が一人で仕切っている。

 常連さんに席をつめてもらって4人分の席を確保。お酒はウーロンハイと日本酒、鳥串は120円で一本から。串の他は冷奴、煮込み、お新香など定番ものでシンプルだ。「魚仁」の後では一層際だつ。普段は晩酌代わりの常連さんの店との感じだ。

 なにせ腹一杯はまだ解消していない。ウーロンハイだけで串一本を食べるのがようやっと、相棒の妹御のご着席で、ようやく注文らしい注文ができた。こちとらの酒に串1~2本だけの注文でもいやな顔ひとつしない。実にいい雰囲気である。女将の愛想では「大阪屋」に勝っているかな。

 さて、ひとまず妹御のお腹が落ち着き世間話に一時を過ごす。門仲でもう一軒とは思ったが、翌日に迫った一年一回のセレモニーも少しは気にかかる。アキバの「百飲」に相棒が是非にというので9時過ぎのアキバへ。フォアローゼスとお燗2本のちゃんぽんで蛍の光まで立ち飲んで〆て600円。涙がちょちょ切れちゃうねえ。

 


神田祭りを「しずか」で高見の見物

2006年05月16日 | お酒

 連休明けの次の土日、神田明神のかげ祭りがあった。土曜日、冷たい雨の中で御霊入れ。日曜はなんとか回復した。そんな中、明神さんの大御輿が我が町にもお出でましだ。さすが、うちの御輿よりはでっけえ。担ぐ気はサラサラないが御利益とばかり先棒にひと触りして記念撮影。

 さて、還暦近いこちとらもパッチの下に股引はいて半纏着込んでお手伝い。ゆかたに半纏はここでは10年早いとのこと。

 明神さんの大御輿が行っちまってから、いよいよ町の大御輿の出番だ。こっちにもお役があるようだが、お客で呼んだ青山の仙人、ブクロのKさん相手に一杯飲みながらの高見の見物。

 祭りに人様を呼んだら酒を振る舞うのが仕来りてな訳で、乾きモノをつまみにビールでも一寸引っかけるつもりで「しずか」の2階を借りての見物だ。そこで店の親父が気を利かして「臥龍梅」やつまみを出してくれたもんだから長居するはめとなった。

 結構気分が良くなったところで、オットそろそろ手伝わないといけねえと皆さんとお別れして本隊へ。

  来年の明神さんの本祭りの直前には還暦を迎える。我が家の一階駐車場を解放してお客を呼んで、ちゃんちゃんこ着て、どんちゃん騒ぎでもやらかすかのう。楽しみじゃ。

 


職人のDNAとガード下「養老の瀧」

2006年05月08日 | アキバ

 ゴールデンウィークは、ご先祖(大工)さんのDNAを呼び覚ますため大工仕事に精を出した。今時の言葉で日曜大工(DIY)てな訳だ。床がボコボコになっちまった風呂場前の洗面所床の張り替えと棚設置。ベランダに追い出した乾燥機の置き台作り。3つの工具棚への扉取り付け。倉庫収納のリニューアルなどで延べ5日間。5日間あっても駐車場の排水枡の修理やコンクリート外壁の防水までは手が回らなかった。その内時期を見てと思うが、何時のことやらとはかあちゃんの伝。

 風呂場は修理中、大工で疲れた体をほぐしに、神田の幽霊坂の下近くにあるスーパー銭湯「江戸遊」へ。普段使ってないあちこちの肉が痛む。手足のこわばりは一寸やそっとでは取れそうにない。活性酸素は寿命を縮めるとばかり運動しないことを正当化しているツケがきた。

 一日の仕事が終わっての一杯。今のアキバはゴールデンウィークとはいってもどこでも飲める。さりとて駅前の新しいビルに雨後の筍のように現れた店には入る気はしない。しかし、いつもの行きつけは休みときている。とどのつまりガード下の「養老の瀧」などのおじさんの定番に落ち着くことになった。いつもの事だがここはマグロブツがサービス品だ。当たり前だが肉体労働のあとのビールは格別だ。

 近くの仲間を呼び出そうと思うが、今時流行の海外旅行や混・高・滞の温泉旅行に行っちまってる。よりによって混んで、高くて、どこへ行っても待たなければならないこの時期に出かける奴の気が知れねえ。仕事やガキの都合でこの時しか行けねえ連中にはご苦労様なこった。昔、大工の棟梁の親父は平日に休んで行きつけの箱根か船釣りに行ってたもんだ。ゆとりを持たなきゃいけないね。

 その内、世間が静まった頃を見計らって2~3日休暇を取って温泉でもいくさ。足代は手前で直して浮いた分、ざっと見積もって2~30万円がとこか。ぱあっと行こうじゃないか。

 


浅草橋の「仲よし」

2006年05月05日 | お酒

 ゴールデンウィーク後半の5月5日。日曜大工も佳境に入り風呂場前の床板の張り替えも無事終了の夕方。まだ残っている仕事は山ほどあるがTSUTAYAで借りたDVDの期限でもあり、電車で亀戸へ。

 借りたDVDは「サハラ」、「ピースメーカー」などなど。映画はそこそこだが「お神」の好きな女優さんが出ている。よく考えるとペネロペクロスもニコールキッドマンもトムクルーズの嫁さん達?ではないですか。トムと趣味があうのかねえ。

 普段は車で行くとこだが、亀戸あたりで飲んでみるかと電車にした。休みの真っ最中、ただでさえ開いてる店が少ない上に中々良さそうな店がない。それではとサウナ付きの銭湯にでも寄って、家でビールでも飲むかと浅草橋へ引き返し銭湯「弁天湯」へ。

 弁天湯から夜道をアキバ方面への帰り道。ふと焼き鳥の臭い。振り向けばなんと赤提灯。その名も「仲よし」。カウンターばかりの小さな店、常連さんで盛り上がっている。席を詰めて貰って確保。ざっくばらんな女将と律儀そうな親父さん。ビールで水分補給している中、常連さんからイチゴの差し入れ。実に家庭的な雰囲気である。

 八海山の冷やと自慢の焼き鳥で世間話をしているところに、江戸前滑舌のご近所の旦那が合流。常連のアベックさんの叔父さんが「幇間(たいこもち)」やってるということで盛り上がる。

 この店の定例らしい屋形船の飲み会へ呼ぶ話に及んだとこで、風呂上がりで酔いが回った一見さん(これから?)、かあちゃんから行方不明の探りの携帯がありお開きにすることとなった。

 実に下町風情のある飲ん兵女将のいる飲み屋でした。


居酒屋禁煙方策

2006年05月01日 | 居酒屋

 タバコは、おふくろさんが肺ガンで苦しむ姿を見て30年前にやめた。多分、原因は自宅の事務室での副流煙。それ以来、家族のためにも止めることにした。爾来、飲み屋以外では、サロン化した職場の喫煙ルームや碁会所などタバコの気配のするところには近づかないことにしている。最近はノンスモーカーには大分住みやすくなってきた。

 しかしながら、夕刻ともなると、どんなに喉の具合悪くても飲み屋の赤提灯が気にかかるのだ。

 飲み屋のタバコ対策は、町の小さな居酒屋や労働者の友であるチューハイ居酒屋では相変わらず皆無に近い。しかし、最近では若い姐ちゃんがよく行く大衆居酒屋を中心として相当進んできてはいる。そこで、飲み屋でのタバコ対策を考えてみた。

完全禁煙とする。・・・どうしても吸いたい輩は他の店で飲む。・喫煙席と非喫煙席を分離する・・・デニーズみたい。一緒の非喫煙者は覚悟を決めて我慢する。

・全面禁煙だが喫煙ルームを設ける・・・喫煙者は吸いたい時に自分の飲み物を持ってルームに入る。店は喫煙ルームにデリバリーをする。他の喫煙者同士仲良くなれるかも?

・テーブル中央、4方の壁、天井に強力排煙装置を設置する。・・壁の換気扇はダメ。現在の排煙装置ではパワー不足。>>煙の自動センサーで起動するものがいい。

喫煙者負担・・・ただし、煙の吸い込み代として喫煙者からゴチになる。・・・大賛成(ただし、仲間内だけでそれも相手次第。)

値段に差をつける。・・・非喫煙者は半額。例えば、生ビール(吸600円、非300円)など。喫煙者は絶対入らないだろう。

・帰り際、消臭デオドラントを洋服、頭に吹きかけてもらい飲んだ形跡をなくす。口臭除去グミを食べる・・・あとはシラフを装う!消極的処方。

家で飲む。・・・・完璧!!かあちゃんが喜ぶ。