散日拾遺

日々の雑感、読書記録、自由連想その他いろいろ。
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一週間に起きたこと

2013-12-23 22:37:32 | 日記
 何がどういう順序で起きたのか、自分でも頭を整理してみたい。

17日(火) 
・ 聖学院で死生学について話をする。(会場に向かう道すがら、途方もない大木を見た。)

18日(水) 
・ 早暁、平山先生他界。こちら朝一番に御茶ノ水で胃カメラをのむ。
・ その足で千葉の放送大学へ向かい、いくつか用を足す。風雨が強い。
・ 帰途、横浜の病院へ回り ~ 千葉の帰りに横浜に「回る」も妙だが ~ N教会のIさんを見舞う。

19日(木)
・ 朝、虹を見る。直後、Fさんより平山先生の訃報入る。
・ 午後診療。健康上の問題について、H先生より指摘あり。
・ 夜、CATで映画『息子の部屋』をめぐって懇談。

20日(金)
・ 終日診療。

21日(土)
・ 和歌山学習センター出張、卒研生の精神科看護に関する研究を審査。

22日(日)
・ Iさん他界。こちら出張先のT教会でクリスマス礼拝にあずかる。

23日(月)
・ 東京への帰途、膝の不調顕著。帰宅しN先生からのメールでIさん他界のことを知る。

 混乱するのは、親しい人々 ~ 特に教会筋 ~ の死、巨木や虹といった生命徴候、自分自身の健康問題などが、折り重なるようにして訪れてきているからだ。しかも季節は冬至、従ってクリスマス。
 死に向かっているのか、生へ呼び戻されているのか、どちらも同じことなのか、何が何だかまるで分からない。

 ついでのことに21日朝の富士山は雪化粧が美しく、東横線の綱島あたりでも、新幹線の富士市あたりでも、見事な景観が窓外にあった。
 新幹線では御丁寧に車内アナウンスがあり、てんでにカメラのシャッターを切る。いっぽう東横線内の風景はバカバカしいようなもので、ずらりと座席を占める若者達が一様に首うなだれてスマホをいじり、頭上はるかに望む富士など誰も気にとめない。もちろん、目の前に超高齢の女性 ~ シスター ~ が立っていることに気づくはずもなく、というより気づかずに済むようスマホに没入している次第か、これなど生の徴候か死の徴候かよく分からない。
 話題の巨大地震が今この場所を襲ったらと想像するが、むろん若者達は生き伸びやすく、老齢のシスターが逃げ遅れることだろう。世界遺産がどうしたって?
 そういえばこの写真、富士山の腰のあたりに漂う雲の層に向かって、工場の煙が左下から立ち上るのをたまたま捉えている。田子の浦をヘドロで埋めた我らが文明の活動の証左である。