散日拾遺

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アムンゼン南極点到達/捨てることと棄てること/マンデラ没す

2013-12-14 07:52:08 | 日記
2013年12月14日(土)

 1911(明治44)年の今日、アムンゼンらのノルウェー隊が人類初の南極点到達。1月25日には一人の犠牲者も出すことなくフラムハイム基地に帰還した。一番乗りを競ったスコットらのイギリス隊到達は翌1月17日、失意の帰途をこの季節には例外的な激しさでブリザードが襲い、3月29日までに5人全員が死亡した。死の直前まで丹念に綴られたスコットの日記が貴重であり、感動的である。
 「犬ゾリが馬ゾリに勝った」とだけ理解していたが、スコット隊が期待をかけた内燃機関が故障で役に立たなかったこと、耐水性に優れたアザラシ皮の防寒服が牛皮のそれに勝ったこと、そして天候に関する運不運などが重なったらしい。
 正確に言えばイギリス隊も犬ゾリをもっており、途中で別れた犬ゾリ支隊は無事に帰還している。犬が不足していたのだろうか、出発前に会見の際、アムンゼンがソリ犬を譲ることを申し出たが、イギリス側は謝絶したとある。
 ロアール・アムンセン(Roald Engelbregt Gravning Amundsen、1872-1928)、ノルウェー語では語尾の d を発音しないらしい。s は濁らないのか。するとロアルド・ダール(1916-1990)も本当はロアール・ダールなのだな。ノルウェー人の両親のもと、イギリスで生まれ育ったのだ。
 アムンゼンはその後も北極点を飛行船で通過するなど精力的に活躍し、1927(昭和2)年には来日している。1928年、北極で遭難したイタリア探検隊の捜索に愛機で赴き、行方不明となった。後に機体の一部が海上で発見されている。享年56歳は今の僕の年だ。

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 何度も言うが、捨てないから頭に入らず、捨てないから自分のものにならないのだ、どうして分からないのかな。捨てることと棄てることは違う。決して棄てたくないものこそ、勇気を出して捨てなければ。

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 人も同じだ。
 ネルソン・ホリシャシャ・マンデラ、1918年7月18日 - 2013年12月5日。他界によってこそ、その名は不朽のものになる。生き残る者が、死者を記憶し語り伝える。
 かつて悪名高かったアパルトヘイトの南アフリカは、ガンディーを鍛え、マンデラを生んだ。北朝鮮は何かを生むだろうか。

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 この週末は渋谷SCで面接授業。T先生・S先生と3人タッグなので心強く気楽である。この方式をもっと使えればいいのだけれど。