散日拾遺

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世祿侈富 車駕肥輕 ~ 千字文 065

2014-05-17 08:43:12 | 日記
2014年5月17日(土)

◯ 世祿侈富 車駕肥輕(セイロク・シフ シャカ・ヒケイ)

 代々、俸禄(と官位)を受けた者はおごり富み
 馬車、肥えた馬、軽い外套を持つ。

 肥輕は「肥馬軽裘(ヒバ・ケイキュウ)」の略、裘(キュウ)は皮衣、
 軽い皮のコートは富貴の証明だったわけだ。何の皮だろう?

 在所の顔役だった曾曾祖父(という言葉があるかな、父の曾祖父、あるいは曾祖父の父)について、冬には貂(てん)の襟巻きをしたという逸話が残っている。単に富貴ではない、ある種の豪傑肌の表現であったようだ。

 奢侈については李注が例によって往時の逸話を紹介しており、晋の武帝の叔父・王(オウガイ)が贅沢な人で「人の乳で肉を煮た」ことを記している。天子がそれを食して美味を喜び、王を重用して云々と。
 美味しいのかな、美味しいんだろうな。

 やれやれ、週末だ。
 沖縄のこと、忘れないうちに書いておこう。