昨日は南白浜へのツアーだった。川から海へ。
大うなぎで有名な富田川河口のアシ原の風情から一転、
太平洋のダイナミックな世界へとワープ。
巨石・奇岩群を抜け、海辺の名もない祠を詣で、戻ってきた。
誰も着眼しないであろう、だけど行ってみると非常に味わい深いコース。
そんな場所はまだまだ日本全国あちこちに、無数に隠されている。
そんなコースを自分の感性で開拓し、皆さんに喜んで頂くのがガイドの仕事だ。
ぼくは国内外たくさんのいいコースを、知っている。
まあ、こういう場所は「カヤックの人」というより、
寄り道を愛する「旅の人」の視点じゃなきゃ見つけることのできない場所でして、
そういう意味でも、よいカヤッカーになろうとすれば、
旅をいっぱいしたほうがいいってことですね。
いわんやカヤックガイドになろうとする者ならば、
旅することこそが最低限の宿題なのだ。