先々週はシーカヤックジャンボリー2013に顔を出すために三重県海山町へ漕ぎに行った後、『kayak誌」の取材で、うちからちょいと北上した所にある友が島へ。
「潮流の中の島々」である友が島はガイド仲間ばかりでのキャンプツーリングで、
ほんとに楽しかった。
まあ、こう書くと、最近のブログ記事と合わせて、かなりあちこち行きまくっている感じに見受けられるでしょうが、自分の中では非常にこう、定住している意識が強い。ちょっとやそっと出歩くくらいでは、動いている気がしない。
筋金入りの「じっとしているのが苦手な奴」なんだろうなと思う。
まあ、これからしばらくは夏の湯浅湾ワンデイツーリング最盛期にて
さらに定住モードになるわけだが、
それはそれで悪くない。
こんなオレでも湯浅湾だけはいつまでも飽きないフィールドだからね。
放浪と定住の両立が、シーカヤックガイドに必要とさせるバランス感覚なのですが、
そういう意味でもいい場所にベースを構えさせていただいております。
いいツアーをして、皆さんに喜んでいただきたいなと、
胸が高まっているところだ。
先週末は湯浅湾でのいつものワンデイツアー。
そして昨日は南紀・ミナベ海岸でのツアーを催行しました。そこそこのうねりが入っていて、波乗り感覚が楽しめました(勾配の緩やかなうねりは、結構大きくても漕ぎやすかったりします)。
地震の神様の暴威を鎮める「要石(かなめいし)」という石が鎮座する鹿島を経て、途中に寄った浜でウミガメの産卵跡を発見。・・・と書くと夜の産卵時に見に行って産卵の邪魔する不届者がいたりするのでどの浜かはもちろんシークレット。
このキャタピラみたいなのが親ウミガメの這ったあとだ。
昔、スティングに「ブルータートルの夢」というアルバムがあったが、ぼくはこのキャタピラ状の跡を眺めながら、ウミガメの壮大なスケールの海旅と彼らが月夜の海中で見る夢について、想いを馳せた。
まあこの付近にはレッドタートル(アカウミガメ)のほうが多いんだけどね。
一番下の写真は、海岸に転がっていた流木。
鹿やバッファローの角みたいで面白い。
持って帰ってベース場所にオブジェとして置いとくことにしました。