今日の映画上映会のイベントも無事終了しました。
「ビューティフル・アイランズ ~気候変動 沈む島の記憶」
という作品で、
南太平洋のツバル、イタリアのヴェネチア、アラスカのシシマレフ島と、
地球温暖化による海面上昇の結果、
近い将来沈みゆくだろうと言われる3つの島の、
普通の人々の暮らしを淡々と映した、ドキュメンタリー映画です。
(詳しくはこちらをご参照)
中でもツバルは以前、
個人的にカヤックトリップで訪れようかと思っていたこともある島ですが、
人々の暮らしはまさに典型的な、
幾世代にもわたって永遠に反復されてゆくような、
ゆったりとして素朴な、
太平洋の島々のどこにでもある風景。
それがひとつふたつ消えたところでどうなるって言うんだ、
ってくらい、なんの変哲もない文化なんだけど、
見ていてとても切なくなりましたね。
世界をあちこちカヤックトリップする中で、
その土地土地で出会った人たちと何ら変わることのない、
善良な、普通の人々の素顔。
なんの変哲もないがゆえに、島嶼や海辺に住むあらゆる人たちを
リアルに連想させられました。
そんな彼らの生活が人知れず消えてゆくことの、
切なさ、悲しさ。
カヤッカー目線ではそんなことを想いましたね。
ところで、そんな映画上映会をお前のところではどこでやってんだ?
と思われているかもしれませんが、
アイランドストリームの敷地内でやっています。
The 7th Sense Cafeの建物からは別棟となる、
コテージ部屋の中で開催しています。
(写真では右側のオレンジの建物内)
プロジェクター、スクリーン、大型スピーカー、アンプ、
だいぶ前から揃えていたものですが、
結構いい音、いい画質で楽しめます。
カヤックトリップ、海旅で得たインスピレーションの文化的展開として、
音楽ライヴと映画上映会は以前から頻繁にやっていきたいなと、
思っていたのですが、
ここへきてようやく機が熟してきた感じです。
(ちなみに音楽ライヴは写真左の海辺のテラスでもやっています
海見ながらのライヴは最高!)
海の鼓動に最も敏感な乗り物であるシーカヤックって、
実は、体育系というよりも、
カルチャー系、アート系との互換性、つながりが強いアクティヴィティなんだけど、
なかなかそういう面が人には伝わらないようで長年、
非常に歯がゆい思いをしてきたわけですが、まあ、
「ないのなら、作ってみようホトトギス」というわけで、
ならばアイランドストリームがその発信基地になればいいと思っています。
というわけで、これからも月イチペースで面白い映画の上映会を
開催していきますのでよろしくお願いいたします。