15日~17日までの連休中、フィリピンから大陸に抜けていった台風22号からのうねりが結構入ってきていた。うねりにまつわる出来事が、去年も今年もいろいろあった。
うねりと波は違う。って知識がもうちょっと世の中に浸透してくれれば。
今ここで吹いてる風によって起こるやつが波で、どこか別の場所で起こった大波がセットになってやってくるエネルギーがうねり。水面下で回転運動して移動するうねりは、何千キロも旅することができる。水が移動してるのではなく、回転運動が移動しているわけ。フィリピンの台風のうねりも1,2昼夜かけて、黒潮にも乗って、和歌山沿岸にもやってくる。
遠くの台風からのうねりは、水深のある沖合では回転がスムーズに移動するので海面の起伏がゆるやかだけど、浅くなる波打ち際では回転運動がつんのめってドッカーンとくる。
うねりとうねりの間隔の秒数が大きければ大きいほどパワーがあり、侮ると危ない。
うねりのパワーは見た目以上に強い場合が多くのでえてして波打ち際の事故が起こりやすい。
基本、うねりのパワーは人間の脳みそで想像できる領域を超えている。
海は脳の外側に存在するもの。
ということを、ほんとは海に囲まれた日本人は全員が知っているべきだけど、ほぼ9割の人が知らない。
絶対学校で教えなきゃ行けないことだと思います。
津波は波ではなく、全海水が壁になって移動する現象であるということも同じく。