毎日新聞連載コラム「シーカヤックで地球再発見」、今回は先日発売した新刊「黒潮ストリート」について書いています。海旅のかたちをとりながらも、その航海術は現代社会や文明のあたらしい道をさぐってゆくことの比喩でもあり、実のところのテーマは「文明論」です。で、それでいながら紀行文学という作品。
まあ、ぼくの書く本はふだん本をあまり読まない人や自然にあまり親しみのない人は一回読んでも読み取れないかもしれませんが、逆に何十回読んでも飽きずに新しい発見がある作品を目指して、編集者の方とともに作り上げています。今の時代の紙の本の役割って、そういうものだろうと。逆に30分くらいでささーっと読み切れるようなものは、電子書籍で出していきたいと思っています。
本作品のアマゾン販売ページはこちら。
https://www.amazon.co.jp/dp/4910154124/
よろしくお願いします。