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一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1679   春耕やとぼけし蝦蟇は薄目開け

2016年04月28日 | 

(しゅんこうや とぼけしがまは うすめあけ)

  啓蟄から2か月近くも経った先日、畳4,5枚ほどの我が家の長細い家庭菜園。去年植えた小松菜と水菜を引き抜き、スコップで掘り起こしていたら、土の中から蝦蟇が出てきた。保護色だろうか、色が同じで土に紛れ、殺しかねないところだった。

 蝦蟇は、掘り起こした土の上にちょこんと正座していた。しばらくするとうっすらと細目を開けた。急に起こされて寝ぼけているのかもしれないが、私には、とぼけているように見えて、実に可笑しかった。

 水の少ないこんな峠にどうして住み着いているのか、不思議である。

ヤマブキ(山吹)