(しゅんこうや とぼけしがまは うすめあけ)
啓蟄から2か月近くも経った先日、畳4,5枚ほどの我が家の長細い家庭菜園。去年植えた小松菜と水菜を引き抜き、スコップで掘り起こしていたら、土の中から蝦蟇が出てきた。保護色だろうか、色が同じで土に紛れ、殺しかねないところだった。
蝦蟇は、掘り起こした土の上にちょこんと正座していた。しばらくするとうっすらと細目を開けた。急に起こされて寝ぼけているのかもしれないが、私には、とぼけているように見えて、実に可笑しかった。
水の少ないこんな峠にどうして住み着いているのか、不思議である。
ヤマブキ(山吹)