一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1148   梅ふふむ湖面に記す風のしわ   高明

2014年02月18日 | 

  「ふふむ(含む)」は、梅の中に花芽があるが、蕾の状態であって未だに外に現われていない、という意味。

 さて、この句の「湖面に記す風のしわ」は、本来「風が記す湖面のしわ」が正しい。しかし、ワカサギ(公魚)にでもなったつもりで、水中から湖面を眺めれば、「湖面に記す風のしわ」だし、その向こうにある「ふふむ梅」の姿まで見えてくるではないか。但し、梅は相当歪み揺らいではいるが。


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