一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2147   カナカナからミンミンの世に戻りけり

2020年08月13日 | 

 朝4時、眠りから起こすように、ヒグラシ(蜩、日暮)が鳴き始める。2階の窓は、全て開いていて、四方から鳴き声が聞こえる。夢うつつの私には、その声は、あの世からの声ではないか、と思われるのだ。

 ヒグラシが鳴き止むと、夜が明けて明かるくなっている。そして、みんみん蝉が鳴き始めて、私は現実の世界に目覚めるのだ。ヒグラシのあの世から、みんみんのこの世へ。

キンミズヒキ(金水引)


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