一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2985  初詣明るい方へ歩き出す   コトリ

2023年02月11日 | 新年

 この2月は、新型コロナのパンデミックは4年目に入った。ロシアのウクライナ軍事侵攻も1年を迎え、長期化している。地球温暖化も留まることを知らず、多くの暗いニュースが幅を利かせている。

 核兵器からの脅威のみならず、気候変動による環境破壊や生命科学の負の側面による脅威なども考慮して、針の動きが決定されている、世界終末時計。原子力科学者会報の表紙を飾っているその世界終末時計が、今年最短の90秒前と発表された。

 さて、ほとんどの神社の境内には、杜(森)がある。本殿などの建物は、杜に守られるように囲まれている。この句の「明るい方」とは、初詣を終えて木立のない参道の明るさを言っているのかもしれない。

 しかし、作者は希望を失っていないようだ。「最後まで希望を失わないように」というメッセ―ジを私達に投げかけている、と解釈すべきだろう。

ナズナ(薺)ハコベ(繁縷)スズシロ(大根)に、コマツナ、ショカツサイ、クレソン、ルッコラを加えて七草にしました。


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