一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

2241  小春日や愛するために生まれ来し  雲水

2021年11月16日 | 

  先日亡くなった瀬戸内寂聴氏の「人間は人を愛するために生まれてきた。でなければ人生はつまらないでしょ」というような言葉があった。ですから掲句は、寂聴さんのパクリではありますが、敢えて掲載します。又、一遍上人の言葉も言っておられた。一遍上人の言葉は、9年前にもこのブログに載せましたが、再掲載します。

 生ずるは独り、死するも独り、共に住するといえど独り、さすれば、共にはつるなき故なり

 念佛の行者は智慧をも愚癡をも捨て、善惡の境界をも捨て、貴賤高下の道理をも捨て、地獄をおそるる心をも捨て、極樂を願ふ心をも捨て、又諸宗の悟をも捨て、一切の事を捨てて申す念佛こそ、彌陀超世の本願に尤もかなひ候へ。

 かやうに打ちあげ打ちあげ唱ふれば、佛もなく我もなく、まして此内に兎角の道理もなし。善惡の境界、皆淨土なり。外に求むべからず。厭ふべからず。よろづ生きとし生けるもの、山河草木、吹く風、立つ浪の音までも、念佛ならずといふことなし。(一遍上人)

食用菊


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