少子化や東京一極集中によって、地方の過疎化が進んでいる。熱海市の人口は、昭和40年の54,540人から、平成26年の38,539人と、30%も減少している。原因の第一は、観光業の衰退だそうである。
熱海市の高齢化率は、30年後の日本の高齢化率に匹敵し、市民の半数が60才以上という、超高齢化都市と言えるだろう。
その現象を如実に表しているのが、小中学校の生徒数である。熱海市でも、泉中学が全校24名、初島中学は8名。掲句がどこの学校のことか知らないが、将に、壺井栄の「二十四の瞳」の世界だ。
さて、以前にも書いたが、多くの政治家や経済人が少子化を憂いているようだが、私は、日本の人口は幕末時の3,000万人くらいが適当だ、と思う。