8時起床。身支度を整え、9時過ぎに実家を出る。
実家に帰っている彼女と川越で待ち合わせ、車で秩父へ。私たちの目的は虹鱒とかき氷で、それ以外のことはあまり考えていなかったのだが、ちょうど紅葉の見頃の時期だった。そのため、高速道路の出口から渋滞が始まり、かなりの時間を車中で過ごすことになった。
まずは、「風布にじます釣り堀センター」で昼食。ここでは、自分で釣った虹鱒を食べることが出来る。入れ食い状態なので、釣りが苦手だという彼女も簡単に釣り上げることが出来た。あいにく名物の虹鱒のお刺身は品切れになっていたが、自分たちで釣った2匹は炭火焼、もう1匹追加で唐揚げも注文し、堪能することが出来た。ここの虹鱒は、川魚とは思えないくらい本当に脂がのっている。また、秩父名物のみそポテト、けんちん汁のご飯セットも注文。かなり贅沢な昼食になった。
続いては、長瀞にある「阿左美冷蔵」で、かき氷を食べる。シーズンオフのこの時期にも関わらず、お店の前には行列が出来ていた。しかし、夏場には2時間近く並ぶことを考えれば、30分ほどで食べられるのはありがたい。
注文は、私が季節の柿を使ったシロップ、彼女は定番の苺ミルク。案内された席は屋外だったが、日差しが暖かくて周囲の景色も良く、待ち時間も日向ぼっこをしているようで気持ち良い。
出て来たかき氷は、期待以上の美味しさだった。柿のシロップは柿そのものの甘さが凝縮されていて、思わず笑みがこぼれてしまう。苺ミルクもこれまでに体験したことがないくらい濃厚で、苺の酸味とミルクの甘みがお互いを引き立てあっていた。トッピングで注文した白玉と一緒に食べるのも良い。白玉の温かさと優しい甘みを存分に感じることが出来る。これだけ美味しいんだから、そりゃあ冬でも並んで食べたくなるわけだ。彼女も、一口食べた瞬間、目を丸くして驚いていた。
当初は、長瀞の岩畳やライン下りをと思っていたのだが、あまりに混雑していて駐車場を探すことすら大変な状況だったので、それは諦めて浦山ダムへ。風の冷たさに耐えながら、ダムの上からの景色を眺める。紅葉で様々な色のコントラストが出来ている山々の姿は、この時期ならではのものだろう。また、エレベーターで下まで降りてみると、改めてダムの大きさを実感させられた。このレベルの壁が目の前にそびえ立っているというのは、威圧感があってちょっとした恐怖を感じるほどだった。
渋滞に備えて早めに帰途に就く。笠間の彼女の家まで、何だかんだで4時間近く掛かってしまった。しかし、交代で運転したので疲れはないし、おしゃべりしているとあっという間だ。その後、笠間のラーメン屋さんで夕食をとってから、21時前に帰宅。ほぼ半日遊んでいたわけだが、その内半分は車に乗っていた。なかなかハードな遊び方だ。