社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

12月31日(土)

2017年01月21日 00時56分52秒 | 2016年

  9時起床。軽く部屋の掃除をしてから、スーパーで買い物。

  昼食は、蕎麦を茹でる。スーパーで海老天とかき揚を一緒に、年越し蕎麦として頂く。ちょっと良いお蕎麦を買ったこともあって、美味しかった。

  夕食は、すき焼き。妻の実家では大晦日にすき焼きをするのが定番だという話を聞いて、我が家でもやってみることにした。確かに、1年の締めくくりにすき焼きをつつきながらまったりするというのは、しっくり来る。

デザートには苺も食べる。

  振り返ってみると、2016年も色々なことがあった。妻との新婚生活の開始、キューバを始めとする旅行の数々、結婚式といった楽しいものもあれば、愛犬の死のように本当につらいこともあった。仕事でも、充実した体験をすることもあれば、失敗したこと、嫌な思いをしたこともある。しかし、良いことばかりではなく、人生にはスパイスも重要であると、今は心から思えている。喜怒哀楽に溢れる日々を過ごせたことを、幸せに思う。そして、今年1年も、たくさんの方々にお世話になった。人間は社会的な生き物だから、周囲の方々の存在なしには生きられない。来年も、どうぞよろしくお願いします。


12月26日(月)

2016年12月29日 00時47分02秒 | 2016年

  朝9時。実家の愛犬・サンが亡くなった。享年11歳。1カ月程前から体調が悪く、病院でクッシング症候群と診断されていた。私が最後に会ったのは2週間ほど前、体調が悪くなっていると母から聞いて、仕事帰りに実家に立ち寄った時だった。その時はまだそれなりに元気があって、ヨタヨタと歩きながらも尻尾を振りながら駆け寄って来てくれた。ここ3日間ほどは水しか飲めなくなっていて、今日の午後から会社を休んで会いに行こうとしていた矢先、母から電話が掛かってきた。

  サンが我が家へやってきたのは、私が大学3年生の時。失恋で死ぬほど落ち込んでいた時に、母と弟とペットショップを見に行ったのが最初の出会いだった。彼が我が家にやってきてからというもの、彼は常に家族団欒の中心にいた。特に父が溺愛していて、「子育ても全然やらなかったのに、なんでサンはこんなに可愛がってるんだろう」と母が不思議がるほどだった。

  サンは私の心の中が完全にわかっていて、つらい時や悲しい時には、それを表に出しているつもりがなくても、必ずくっついてきて離れなかった。特に、私が前職を辞めようと思い始めた時に、それまで寝ていた彼がそっと近くに寄ってきて目の前に座ってくれたのには、感謝と同時にとても驚いたのをよく覚えている。私が妻を初めて実家に連れてきた時も、普段は他人が家に来ると隠れてしまう彼が尻尾を振りながら彼女に駆け寄っていった。彼にだけは、隠し事は出来なかった。

  昼過ぎに実家へ戻る。そして翌日、大阪から弟も帰ってきて、父、母、弟と私の4人でサンを火葬した。祖母も、老人ホームから一旦帰宅して、最後に会うことが出来た。最後に家族全員で彼を送り出すことが出来て良かった。彼の骨は埋葬せずに実家に置いておき、父が亡くなった時に一緒にお墓に入れることになった。それが、彼にとっても、父にとっても一番だろう。

  サンと過ごした10年間は、本当に幸せな時間だった。彼と過ごした時間を私たちは決して忘れない。サン、今まで本当にありがとう。俺はまだ40年ぐらいかかるかもしれないけど、家族みんな順番にそっちに行くから、そしたらまた一緒に遊ぼうね。


12月23日(金)

2016年12月28日 23時48分08秒 | 2016年

  9時起床。午前中は部屋の掃除。

  昼過ぎに友人が婚姻届を持ってくる。保証人欄に署名をして欲しいとのことで、気合いを入れてペンをとる。私が結婚する際にも、彼に保証人になってもらった。光栄なことなので相当な気合いを入れて書いたら、本人たちよりも濃い字で存在感が強くなり過ぎてしまった。申し訳ない。

  夕方から、妻と一緒にクリスマス礼拝とディナーへ出かける。まずは、私たちが結婚式を挙げた山手ヘレン教会で、信徒さんに混ざってクリスマス礼拝。讃美歌を歌ったり、牧師さんのお説教を聞いて、本格的なクリスマスを体感する。牧師さんのお説教の中で、愛をテーマとしたものが印象的だった。「愛」とは、「調和する努力」だというのだ。相手の話を聞き、立場になって考えて、自分の考えや希望と調和をさせる努力こそが「愛」である。だから、「好き」と「愛」は全く別のものであり、愛には努力が不可欠なのだ。キリスト教の教えの「隣人愛」も、ただ隣人を好きになるとか、大切にするとかいうことではなくて、隣人と調和する努力をすることを指しているだという。確かに、「隣人を愛しなさい」と言われても現実味がないが、「隣人と調和する努力をしなさい」なら頑張れそうな気がする。私たち夫婦も、これからはもう少し「調和」を意識して生活していきたい。

  クリスマスディナーは、私たちが披露宴を行った会場で。出席者は、全員この場所で披露宴をした夫婦だそうだ。

  料理長のメニュー説明と乾杯で、ディナーがスタート。

オードブル。真ん中にあるジュレが美味しい。

フランス産マロンのクリームスープ。濃厚な味に加えて、細断された栗の粒が入っているので食感も面白い。

海老とアスパラを敷き詰めた金目鯛のプレゼ サフランソース。ふわふわの金目鯛。私たちの披露宴でも、この金目鯛を出した。

牛フィレ肉の低温調理 セップ入りスービーズと軽い赤ワインソース。柔らかいお肉と2種類のソース。特にきのこのソースが美味しい。

クリスマス ラズベリームース。酸味と甘みが絶妙。私は普段あまりムースは食べないのだが、このムースは美味しい。

クリスマスソングの生演奏会も開かれた。

  このディナーは、今年で2年目の取り組みらしい。この場所で披露宴をした夫婦だけが集まるというのは、結構面白い企画だと思う。中には赤ちゃんを連れているテーブルもあって、自分たちの未来を見ているような気すらしてくる。来年もこの企画があったら、是非参加したい。その頃には、私たちも夫婦としてもう少し立派になっているだろうか。


11月27日(日)

2016年12月12日 09時46分36秒 | 2016年

 6時半起床。今日は、仕事でお付き合いのあるYさんと一緒に、東京競馬場へジャパンカップを観に行く。G1レースの際には、毎回お互いに指定席の抽選に申し込んでいるのだが、今回初めてYさんが当ててくださり、行くことになった。

 7時半前に家を出て、京浜東北線と南武線を乗り継いで、府中本町へ。府中本町で大半の人が降りる。朝早いというのに、みんな目が輝いている。これがG1か。

 待ち合わせまで少し時間があったので、喫茶店でホットミルクを飲みながら、競馬新聞でお勉強。

 競馬場への専用改札を出て、競馬場へ向かう。駅から競馬場へ向かう専用通路があって、そこそこの距離を歩くのだが、天井や壁に歴代の名馬の写真や今日のジャパンカップの出走馬一覧が飾ってあって、飽きない。

 入場券を買う。ジャパンカップ専用の入場券である。入場門もジャパンカップ仕様になっているし、来場者にもスーツ姿の外国人が多い。さすがは国際G1。

 入場門でYさんと待ち合わせ、指定席へ。今回はS指定席という東京競馬場では一番高い指定席(3,000円)で、室内は暖房が効いているし、座席も超快適。ゴール版が遠いのが少し難点だが、手元にモニターもあるのでレース全体をしっかりと観ることが出来る。寒いこの季節には最高の環境である。

 第1レースから第4レースまで、全く当たらず午前中は終了。平常運転である。

 お昼ご飯を買いに出るついでに、パドックを眺めてみる。まだジャパンカップまで時間はあるが、既に激混み。

 昼食は、モスバーガー。ロースカツバーガーで勝ち運を手繰り寄せたい。

 指定席の裏側にある窓から、装鞍所がよく見える。ちょうどジャパンカップの出走馬たちが準備運動を始めていた。キタサンブラックだけは見分けることが出来た。

 午後のレースでは、第8、9レースが連続で的中し、お財布に余裕が出来た。そして、ついにジャパンカップ。この頃になると、スタンドは人で溢れかえっている。さすがは国際G1、1着賞金3億円という国内最高賞金額のレースである。発走時刻が近づくに連れて、会場の熱気が高まっていく。

 スタート地点がちょうど目の前にあって、ゲートの準備から発走までの様子を目の前で観ることが出来た。周回している時の独特の緊張感、ファンファーレの興奮とどよめきで馬たちにスイッチが入る様子がひしひしと伝わってきた。そして、ドイツからやって来たイキートスがゲート入りでごねるところまで、ばっちり見ることが出来た。

 スタートした瞬間、1番の武豊騎手騎乗キタサンブラックが好スタートを切って、最内ではなく2頭分ほど外めを走り始める。そして、そのままマイペースの単騎逃げに持ち込んでペースを落とす。その後はそのまま向こう正面を走り、3コーナー、4コーナーを回って最後の直線に入るところで再び外めに持ち出す。逃げ馬は距離ロスのない最内を走らせるというセオリーを無視し、馬場の良いところを選んでスパートをかけたのだ。最後の直線に入った直後は後続に追いつかれそうなわずかな距離だったが、そこから追い出すとグングンとスピードを上げて逆に後続を引き離し、そのまま余裕の1着でゴールしてしまった。残り100mのあたりで勝負は決し、会場は拍手喝采。やはり、G1レースで武豊騎手が勝つとめちゃくちゃ盛り上がる。私はキタサンブラックを3着でしか買っていなかったので馬券は外れたが、周囲の皆さん同様、キタサンブラックの強さと武豊騎手の上手さが詰まった素晴らしいレースを観ることが出来て大興奮だった。

 表彰式でキタサンブラックのオーナー、北島三郎さんの「まつり」を聞いてから、帰途につく。

 レースの興奮冷めやらぬまま帰宅。妻は私の様子を見て、馬券が当たったと思ったらしい。確かに、負けたことを忘れさせるくらい素晴らしいレースだった。チケットを取って下さったYさんに感謝である。


11月26日(土)

2016年12月11日 16時29分53秒 | 2016年

 6時半起床。昨日から妻がいわき(福島県)へ出張へ行っていて、今日は茨城で待ち合わせて久しぶりの茨城散策をすることになっている。

 7時半過ぎに家を出て、上野駅8時30分発の特急ときわ53号に乗り、石岡へ。上野からの所要時間は約1時間。久しぶりの常磐線特急なので、景色も新鮮に感じられる。

 石岡駅前でレンタカーを借り、北上する。

 友部で妻と合流し、大洗へ。茨城に行くということが決まって、私が一番嬉しかったのは、あんこう鍋が食べられるということである。さっそく、その最大目標を達成しに行くのだ。今回は、「親潮」というお店を選んだ。一見ちょっと怖そうで実は優しい大将が1人で切り盛りしているお店である。

 久しぶりのあんこう鍋。あん肝がこれでもかとのっている。味噌ベースのどぶ汁風で、スープが濃厚。やっぱり、あんこう鍋は鍋界の王様である。最後の雑炊まで、無心で食べ続ける。

 せっかく大洗まで来たので、大洗磯前神社に立ち寄る。大洗はアニメの聖地として地域興しに取り組んでおり、この神社の絵馬所には驚くほどレベルの高いアニメキャラクターの絵が数多く飾られている。これだけ集まっていると、凡人は恐れ多くて絵馬をかけることは出来ない。

私も同感です。

 大洗磯前神社という名前だけあって、神社から階段を下っていくとすぐに海へ出る。岩場に上がることもでき、波が高いこともあって、大迫力の海が目の前に広がっている。ただ、冷たい風が強く、あまり長い時間はいられない。

 続いては、笠間へ。芸術の森公園の中にある笠間工芸の丘を訪問し、笠間焼の作品を眺めてから、栗のソフトクリームを食べる。この時、「グリュイエール」のモンブランも食べようと思ったのだが、妻がケーキは本店で食べようと言うので、我慢した。そして、その判断が失敗だった。

 笠間焼の販売所をいくつか回る。花瓶が欲しいと思っていたのだが、良いなと思うものはやはり高い。

 かつて妻が住んでいたアパートの前を通り、ご近所に住んでいるクロちゃんに会いに行く。久しぶりに会ったのだが、近づいていくだけで気付いてくれた。相変わらず元気そうだ。寒くなってきたから、お体ご自愛くださいね。

 「さあ、モンブランだ!」と意気込んで笠間駅前のケーキ屋「グリュイエール」を訪問したら、既に売り切れていた。仕方がないのでもう1度笠間工芸の丘へ戻ったのが、そちらでもまさかの売り切れ。やはり、ここのモンブランは大人気なのだ。さっき食べておけば…。

 「判断ミス!」と妻に小言を浴びせながら、気を取り直してカフェ「せらヴぃ」へ向かう。注文は、あんこギッフェリと、妻はコーヒー、私は生のブルーベリージュース。あんこギッフェリとは、中にあんこを入れたクロワッサンである。クロワッサンのバターと中のあんこの甘さの相性が良い。ブルーベリージュースも、地元産の生ブルーベリーを使っているとのこと。モンブランは残念だったが、これはこれで大満足である。

 笠間郊外の山の山麓にあるつつじの丘を観に行く。つつじの時期ではないが、ここからは笠間市街を一望することが出来る。

 水戸駅前でレンタカーを返却し、17時27分発の特急ひたち22号で帰途につく。車内はほぼ満席。普段は停車駅の多いときわ号を使っているからわからないが、ひたち号はいつもかなり混雑するのだ。

 品川からは京急線に乗り換えて梅屋敷で下車し、駅前にある居酒屋「エビス」で夕食。九州の名産品を中心に扱っている居酒屋で、妻と私のお気に入りのお店である。ここの料理は、どれも美味しい。お通しにも凝っていて、毎回違うものが出て来るし、それも美味しいのがすごいと思う。

お通し。今日はブリ大根。

明太ポテトサラダ。

薩摩鶏ムネ肉のタタキ。

大間マグロのお刺身。

馬刺し(霜降り)。

ハマグリの酒蒸し。

手羽先の唐揚げ。

大分産かぼすのシャーベット。

 久しぶりの茨城観光は、懐かしさ溢れる1日となった。やはり、茨城は良い。妻が再び笠間へ転勤になったら、仕事を辞めてついて行こう。ただ、ちょっと寒すぎるかな。