社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

4月29日(金)

2016年04月30日 00時07分27秒 | 2016年

  7時起床。昨晩から妻が音楽フェスのために仙台へ行っているので、久しぶりの1人のお休みである。

  朝食は、セブンイレブンのカレーパン。先日のテレビ番組「マツコの知らない世界」で紹介されていた方法(霧吹きでパンの両面に水を吹きかけてからオーブンで焼く)で温めたら、確かにサクサクで美味しかった。

  洗濯機を回してから、スーツをクリーニング屋に出しに行く。前回お願いしたチェーン店の店員さんの対応がいまいちだったので、いつも通勤途中に通っている道にある家から一番近いクリーニング屋に持って行ってみた。店員さんの対応は素晴らしく、地域に根付いている印象を受けた。あとは出来上がりが問題なければ、行きつけのお店に出来るだろう。

  洗濯を終えて、10時前に家を出る。今日は、多摩川競艇でボートレースデビューをすることに決めた。川崎から南武線に乗り、府中本町へ。車内では、上司から借りた「朽ちた花びら(病葉流れてⅡ)」(白川道著)を読む。めちゃくちゃ面白いギャンブル小説である。今日は、というかこのゴールデンウィークは、ギャンブル三昧だ。

  府中本町駅からは、無料の送迎バスに乗る。所要時間は約10分。競艇ギャンブラーの先輩方に囲まれて、徐々に気持ちが高ぶっていく。

  多摩川競艇場に到着。競馬場に比べると入口はコンパクトだが、中はかなり広い。散策して雰囲気を味わうだけでも楽しい。

こんな嘘くさい手口に引っ掛かる人がいるのだろうか…。

競艇はフライングに対してかなり厳しいとは聞いていたが、ここまでとは。

なぜか2種類の自動券売機がある。

無料給茶機。競馬場だと水とお茶だが、ここにはなんと麦茶がある。

別会場(平和島)のレースの様子に夢中の皆さんと、無関心な予想屋のおじさん。

予想屋さんの人気には大きな差がある。ちょっと切ない。

舟券購入用紙は2種類。流し、ボックスはあるが、フォーメーションがない。

  とりあえず何の事前知識もない状態で第1レースの舟券を買う。ボートレースの場合は1レースに6艇しか出走(という表現で合っているのだろうか)しないので、競馬に比べると全体的な配当は付かない傾向にあり、それなりの配当を目指すなら予想のメインは三連単となる。

  舟券を持ってコースへ出る。気持ちの良い快晴で、水面も輝いている。そして、さっそくレース開始。しかし、そもそもいつレースが始まっていつ終わるのか、スタート地点とゴール地点がわからない。第1レースは、そのような基本的ルールを理解するためだけに費やした。

  レースの流れを理解したところで、お昼休憩。多摩川競艇には、テレビでも紹介されるほど有名なギャンブル飯が存在する。それが、「ウェイキー」の牛炊。牛スジ肉と葱を乗せたご飯に牛テールスープをかけたものだ。これが、予想以上に美味しかった。あっさりしているが旨みが詰まっていて、肉の柔らかさも絶妙だ。特に、一口めを食べた時の衝撃は、最近なかなか感じられないものだった。

  さあ、ルールは理解したし腹ごしらえも完璧。ここからが本番だ。

  水際でレースを見ると、ボートのスピードと迫力に驚かされる。このスピードでボートをぶつけて競り合ったりしているのだから、競馬の騎手と同様にボートレーサーも命懸けの仕事だ。

  第3レース前に、新聞を購入。その際、売り場のお兄さんから「通常写真撮影は禁止されているから、写真を撮るなら受付で許可申請したほうがいいよ」と教えて頂く。そこで、さっそく受付と警備所で申請。手続き自体は非常に簡単だったが、許可証(腕章)は随分と大袈裟なものだった。マスコミ関係者にでもなった気分で、少し恥ずかしい。

  第3レース、第4レースは外れ。やはり、まだ買い方がよくわからない。丁寧に新聞を読み込んでも、まだ頭の中で情報が整理できないし、それぞれの情報の重要性や優先順位がわからないのだ。まあ、競馬の時も最初はそうだったし、そもそも情報を正確に把握できるようになったところで、それが的中につながるとは限らないのだが。

  休憩も兼ねて、もつ串(白と黒の2種類がある)を食べる。やっぱり美味しい。ギャンブルともつの関係は切っても切れない。

  さて、第5レース。そろそろ当てたいところだったが、やっぱり外れ。

  第6レースも外れ。でも、これは惜しかった。わかる人にしかわからないかもしれないが、マルチで買っていれば…。

レースの合間は、こんな感じでみなさんまったり日向ぼっこ。

グッズ売り場に寄り道。競艇場に萌えキャラもいるとは。競馬界も負けていられませんな。

  第7レース。このレースでは、上司に教えてもらった買い方のひとつ(2、3着に有力所を入れて、1着を人気薄に流す)を導入。その結果、見事に初当たりを引くことが出来た。通常、競艇は最初のターンで大勢が決するのだが、このレースでは3着争いが最後まで激しく、めちゃくちゃドキドキした。その分、買い目に入れていた3号艇が3着に入った瞬間の興奮はたまらなかった。しかも、これで今日の負けが全てチャラになったどころか、収支がプラスになった。というわけで、今日はこれにて終了とすることにした。

  送迎バス関係者のみなさんが話しているのを聞くと、どうやら今日は全体的に大荒れらしい。しかし、競馬の配当が基準となっている私からすると、金額的にはそれほど大きく荒れた印象はない。そうか、普段はこのような配当は出ないのか。

  府中本町駅へ戻り、東京競馬場方面へ歩く。こちらは今日は開催されていないので、通路には誰もいない。当然ながら、開催日にはこんなことはありえない。新鮮な景色だ。

もちろん、競馬場の中には入れない。

  東京競馬場の近くにお目当てのカフェがあったのだが、今日はお休みだった。竹林のあるお寺の隣にあるカフェで、雰囲気が良さそうだったのだが、残念無念。

お隣のお寺の雰囲気も良い。

入口の雰囲気からして良いカフェそうだ。余計に残念。

  諦めて、蒲田へ帰る。

  まだ明るい時間なので、理容室に寄る。前回初めて来た時に、このお店の理容師さんの技術の高さに驚かされた。今回は別の方だったが、今回の方も素晴らしい技術をお持ちだった。しかも、私が鞄に競艇新聞を入れていたのを見つけて、「競艇やるんですか!?僕の地元の先輩がボートレーサーなんですよ」という発言をきっかけに、話が盛り上がった。ますますこのお店が好きになってしまった。

  梅屋敷の商店街へ移動し、「ツイン」で今週末の競馬の予想。春の天皇賞は、この時期のG1シリーズの中でも格式の高いレースである。

館林さんはアルバートか。私はそうは思いませんが。

  注文は、ホットコーヒーとチョコバナナパフェ。このお店では、夕方の時間限定で一部のパフェが半額になるという素晴らしいシステムがある。出て来たパフェも一切手抜きのないもので、今時珍しく古き良きザ・パフェだった。

  18時過ぎに帰宅。お腹はいっぱいなので夕食は抜きにして、引っ越してから初めて湯船にお湯をためて、熱々のお風呂に浸かる。さすがにちょっと身体が疲れて気怠かったのが、これで軽くなった。

  ここ最近、週末にも関わらず無意識にスマホで仕事のメールをチェックしてしまい、新着メールの多さに気が滅入るということを繰り返していて、今日も危うく開きそうになってしまった。そこで、思い切ってスマホから仕事のメールを見られなくすることにした。これで、会社以外では仕事のメールは見られないようになる。平日の出張中も見られないというのは不便でもあるが、昔はみんなそうだったのだから、何とかなるだろう。それよりも、仕事とプライベートをきちんと区切ることのほうが遥かに重要だということに、ようやく気付いたのだ。スマホから仕事用メールアプリをアンインストールした瞬間の心地良さは、何とも言えないものだった。


引っ越し

2016年04月13日 22時28分18秒 | 2016年

  最後に更新してから1ヶ月以上が経過してしまった。その約1ヶ月は、とにかくバタバタと忙しかった。2月末に妻の東京本社転勤が決まり、結婚後半年でついに妻と一緒に住むことが出来るようになった。居住地に選んだのは、東京都大田区、蒲田。妻と私の職場のちょうど間に位置すること、妻が出張の多い部署に配属となり羽田に近いところへ住みたかったこと、そして何より私が蒲田という土地に魅力を感じていたことから、この場所を選んだ。物件は、蒲田駅から徒歩10分のマンションの1階。分譲マンションの1部屋が賃貸に出ていたもので、部屋全体がリフォームされたものだったので、ほぼ即決だった。

  引っ越しに向けて、妻の部屋の片付けや引っ越しなどで、ほぼ毎週笠間に通った。これまで何度も乗った常磐線の特急や水戸線も、あと3回、あと2回、あと1回、ついに最後となると、名残惜しいものだった。笠間はもちろん、茨城を訪れることは、もうそうそうないだろう。

最後の笠間訪問は、始発駅の品川から特急ときわ号に乗った。

友部駅。これまで何度も乗り降りした駅。お世話になりました。

引っ越しも無事に完了。

クロちゃんに最後のご挨拶。これからも元気でね。

グリュイエール。ここのモンブランが本当に大好きだった。

最後にモンブランを買い、帰りの車内で食べた。

笠間駅へ来ることも、今後はそうそうないだろう。

水戸線に乗ることも、次はいつになるだろう。

本当に最後の特急ときわ号乗車。

  本郷台の部屋を出る時は、非常に感慨深いものだった。かれこれ4年半住んでいた部屋で、住み始めた直後に電気系統のトラブルがあった以外、何の文句もなく快適な生活をさせてもらった。その感謝も込めて、部屋の掃除は可能な限り隅々までやった。これなら、比較的すぐに次の居住者を迎え入れることが出来るだろう。そして、新しい居住者にもまた、きっと快適な生活を提供してくれるだろう。長い間、本当にお世話になりました。

  蒲田での新生活が始まってから、かれこれ3週間になる。その間に、お気に入りのご飯屋さん(定食屋、中華料理屋、居酒屋)、理容室、パン屋、スーパーなどは見つかった。今後、直近の課題としては、お気に入りのクリーニング屋を見つけることだろうか(これがなかなか難しい)。また、蒲田には本当に飲食店が多いので、これから妻と一緒に少しずつ開拓していこうと思っている。