社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

12月31日(金)

2010年12月31日 23時56分00秒 | 2010年

  6時半起床。今日は、私たち3人と京都に住む叔父家族(叔父、叔母、従妹、従弟)で一緒に、白浜で年を越すことになっている。8時の開店と同時にレンタカーを借り、まずは阪南に住む叔父の家へ行ってお土産やらお年玉やらを渡してから、りんくうプレミアムアウトレットへ。このアウトレットは海沿いにあるので、吹き飛ばされそうな強風に耐えながら買い物をする。今日は、一日中どこへ行っても風が強かった。


開店直後。誰もいない。

  白浜到着後、堅田漁業協同組合が運営する海産物直売所「とれとれ市場」で叔父家族と合流し、昼食用(お寿司)と夕食用(海鮮鍋)の食材を大量に買い込む。大晦日ということもあって店内は人でごった返していたが、こういう場所はそのほうが活気があっていい。やはり、色々な魚を見ることが出来るというのは楽しいものだ。


うつぼの開き


石垣鯛


食事処には、長蛇の列ができている。


クツエビ。深海とかにいそうな外見だ。


カンパチ。やっぱり、これが一番。

  さっそく、今日の宿である叔父の会社の保養所に入り、さっそく昼食。つい先ほど購入したお寿司を食べる。さすがは漁協の直売所、ネタは大きくて厚いし、文句なくおいしい。


部屋からの景色。


昼食を並べる。

  その後、生魚の食べられない母と一緒に、近所の洋食屋「Barley」へ。ここは、以前に1人旅で白浜へ来た時にも訪れたことのあるお店である。まさか、再び来ることが出来るとは。注文は、「カントリーピザ」と「シンドラーさんのデリカテッセン5種盛」に、デザート。前回同様、今回の料理もおいしかった。


「カントリーピザ」


「シンドラーさんの5種盛」


本日のデザート「アップルパウンドケーキ」


「スイーツプレート」

  その後、少し足を延ばして千畳敷へ。強風で立っているのがやっとぐらいだったが、大荒れの海の迫力は一見に値するものだった。


千畳敷。あまりに大荒れで、あまり海には近づけない。


日の入りの瞬間って、なんでこんなに幻想的なんだろう。

  保養所へ戻り、温泉で汗を流してから、少し昼寝。そして、夕食はお待ちかねの海鮮鍋。紅白を見ながら、カニやハマグリ、タラなどをたらふく食べる。特に、最後の雑炊は絶品だった。


人参は、叔母の実家で作ったものとのこと。味が濃くておいしい。


やはり、主役は最後の雑炊だろう。

  紅白を途中で切り上げ、23時過ぎから再び温泉に入る。人が少ないのでゆっくりと湯船に浸かり、脱衣所のマッサージチェアで体をほぐす。特に、昨日からの筋肉痛がひどいふくらはぎは念入りにマッサージをした。その後、日付が変わる前に部屋へ戻り、年越し蕎麦(インスタント)を食べ、年を越してから就寝。


12月30日(木)

2010年12月31日 23時55分00秒 | 2010年

  4時半起床。身支度を整え、5時半前に家を出る。東京駅06:26発のひかり501号に乗り、米原へ。指定席は満席とのこと。朝食は、車内で「すきやき弁当」を食べる。朝一番には少々重たかったが、美味しかった。その後は名古屋到着前までぐっすりと眠り、米原には08:49に到着。

  米原駅で東海道線に乗り換え、能登川へ。駅前からバスに乗り、15分ほどで観音寺口停留所に到着する。ここが、西国札所第32番、観音正寺の最寄り停留所である。しかし、そうはいってもここからお寺までは徒歩で40分かかる。しかも、ひたすら山道を登らなければならず、本当に辛い。山道は空気がおいしいし、景色も綺麗で癒されるが、ここの道は厳しすぎる。お寺に着く頃には完全に息はあがり、真冬の寒さだというのに服には汗がにじんでいた。あとから知ったのだが、ここは西国でも有数の難所として有名らしい。そんなところに観光気分で足を踏み入れるから、こういうことになるのだ。やはり、事前の情報収集は大切である。しかも、今日は途中から雪が降り出したので、風情はあったが足を滑らせないよう慎重に歩かなければならず、余計に大変だった。


中腹からの景色。これだけ登ってまだ半分。


このお寺付近では、石や岩への信仰が深いようだ。

  観音正寺では、大きなご本尊をとても近くで拝むことが出来る。しかも、とても優しい表情をした菩薩様なので、対面していると非常に穏やかな気持ちになる。また、納経所では、お寺の方が仏様の違いについて説明して下さった。例えば、観音様はまだ修行中の仏であるため位は低いが、それゆえ庶民にとっては身近な存在であり、悩みを打ち明けたりお願い事をすることが許される相手らしい。他にも、ご自身のガンの経験(喉頭癌で喉頭を摘出された)などを交えて、仏様のありがたさについてお話して下さった。こういう話を聞くことも、巡礼の醍醐味のひとつである。

  帰りはひたすら下りだったので、20分もかからずにバス停まで戻ってくることが出来た。ただ、足腰への負担は大きかったようで、途中から完全に足が笑ってしまった。こんなに足がガクガクになるなんて、いつ以来だろうか。

  能登川駅へ戻り、近江八幡駅へ移動。駅前から再びバスに乗り、西国第31番札所、長命寺へ。ここは最寄りのバス停から徒歩20分とのことだったが、今度は808段の石段をひたすら上らなければならず、悪夢再来。既に限界に近づいていた私の足は、完全に悲鳴を上げた。しかも、再び途中から雪が降り出す始末。ちょうどお寺にいる時だけ雪が降るというのは、幸か不幸か。お寺の方の話によると、これが初雪らしい。何というタイミング。


参道のお店は1軒も開いていない。


地獄の808段(お寺に対してこういう表現は不謹慎か…)

  長命寺は、本堂が非常に立派で趣きがあるし、境内からは琵琶湖が見渡せる。雪が降っていたこともあって、別世界のようだ。このお寺は、その名前からもわかるように、健康長寿の霊験で有名であり、先ほど上った808段の階段もまた、上りきることで健康が得られると言われている。そのため、ここでは様々な方の健康をお願いしておいた。


琵琶湖が目の前に広がっている。

  笑い過ぎてもはや自分の体の一部とは思えないような足を引きずりながら階段を下り、バスで近江八幡駅へ戻る。そのまま東海道線に乗って京都へ出て、地下鉄を乗り継いで三条京阪へ。駅ビル内にある「風の家」でお好み焼きとたこ焼きを食べる。何が特別ということはないのだが、この場所にあるお店でお好み焼きを食べるというのが小さい頃からの習慣になっている。どちらかというと地元のテイクアウト客のほうが多いお店だが、そもそもこういうものは畏まった場所で食べるものではない。

  三条駅から京阪線に乗り、京橋へ。ここで母と祖母と待ち合わせなのだが、その時間まで少し余裕があったので、京橋駅前の商店街を散策する。典型的な古き良き大阪の商店街で、この活気が全国の商店街にもあればと思う。こういう街並みを守ることは、非常に重要なことである。

  母と祖母と合流し、「ホテルモントレ ラ・スール」内にあるフランス料理屋「エスカーレ」で夕食。夜景は綺麗だし、雰囲気も落ち着いており、値段もそこそこ高い。結婚式の披露宴や二次会などで使われるお店のようだ。料理に関しては、肝心のメイン料理はいまいちだったが、最後に出てきたケーキの盛り合わせはおいしかった。


最後のケーキ盛り合わせが一番印象に残っている。

  京橋から大阪環状線と近鉄線を乗り継いで、22時過ぎに帰宅。仏壇に手を合わせ、ゆっくりと入浴してから、日付が変わる前に就寝。ひどい筋肉痛で、足は大変なことになっている。


12月29日(水)

2010年12月29日 22時57分42秒 | 2010年

  7時起床。今日は、サッカー天皇杯準決勝、清水エスパルスvs.ガンバ大阪の試合(@静岡エコパスタジアム)を観に行く。今年のサッカーの見納めである。8時過ぎに家を出て、東京駅08:56発のこだま641号に乗る。年末ということで、隣ののぞみ号の自由席には長蛇の列ができていたが、こだま号はガラガラだった。また、今日の会場はいつものアウトソーシングスタジアム日本平(清水)ではなく、ジュビロ磐田の本拠地であるエコパスタジアムであるため、新幹線は掛川まで乗るのだが、いつもの静岡へ行く感覚だったので、切符の値段の違いに驚いた。片道で1500円も違うのね…。


東京駅出発直前のこだま号車内

  エコパスタジアムには、掛川駅の1つ先の愛野駅から徒歩15分で、11時過ぎに到着。かなり早く着いたので、とても良い席を確保することが出来た。応援席も、今日はめちゃくちゃ気合いが入っている。朝食兼昼食は、売店のたこ焼き&フランクフルト。


エコパスタジアム


エスパルス側入場口には長蛇の列ができている。


今日は、応援席の気合いもいつもとは一味違うものだった。


昼食は、完全なジャンクフード。

  13時キックオフ。今日は、序盤から選手も1つ1つのプレーに気持ちが入っている。そして、その成果がさっそく19分に出る。藤本選手のクロスにヨンセン選手が頭で合わせ、エスパルスが先制。決勝進出に向けた大きな1歩となる得点であると同時に、今シーズン限りの退団が決まっているヨンセン選手のゴールということもあって、思わず涙がこぼれた。続いて、その余韻も冷めぬまま29分。今度はゴール前からのこぼれ球を兵働選手が豪快に蹴りこみ、2-0。彼の渾身のガッツポーズに、再び目頭が熱くなる。後半に入り、16分。またもや藤本選手のクロスにヨンセン選手が合わせ、ダメ押しの3点目。今日は、藤本・ヨンセン選手ともにキレキレだった。


今日は、90分間通して本当に素晴らしいサッカーを見せてくれた。

  試合は、そのまま3-0で終了。決勝進出を、しかも今月頭のリーグ最終戦で完敗したガンバ大阪を破って決めることができ、勝ちロコが最高に気持ち良かった。得点に絡んだ選手はもちろん、今日は選手全員が気迫に溢れ、チームとしてひとつになっていた。今年の最後(私にとっては今シーズンの最後)に「これぞ清水エスパルス」という素晴らしいサッカーを見せてくれた彼らに、心から感謝したい。4回戦以降全ての試合を観戦してきたというのに、残念ながら決勝戦は観に行くことが出来ないが、今日のような素晴らしいサッカーをして優勝してくれることを、心から願っている。もちろん、私も気持ちだけは国立に置いておくつもりだ。


歓喜の勝ちロコ


藤本選手のヒーローインタビュー。全得点に絡む大活躍。


決勝戦、最高の舞台で、最高の結果を出して欲しい。

  帰りは、スタジアムから掛川駅まで(約6キロ)歩いてみようと思ったのだが、坂道の連続とあまりの寒さに途中で心が折れ、結局タクシーに乗ってしまった。16:02発のこだま662号に乗り、東京へ。車内では、完全に爆睡。


こんな道を歩かされれば、そりゃあ心も折れます。

  19時前に帰宅。夕食(キムチ鍋)をとってから、さっそく元旦の決勝戦の録画予約。その後、旅行の準備をしてから、ゆっくりと過ごす。

  さて、明日から年明け2日にかけて大阪の母の実家へ帰省するので、今年の更新は今日で最後である。そこで、本来大晦日に書くべき今年の総括(というほどのものではないが)を、ここで少し書いておこうと思う。今年1年間を振り返ってみると、本当に様々なことがあった。今では当たり前のように働いているが、就職したのは4月。当初は、自分に仕事など出来るのだろうかと不安だったことをよく覚えている。しかし、素晴らしい上司や先輩に恵まれ、目の前の仕事にコツコツと取り組んでいるうちに、いつしかそんな不安は消え去った。もちろん、まだまだ勉強不足だが、少しずつ仕事の面白さも感じられるようになっている。しかし、同時に慣れから来る手抜きも見られるようになってきた。それだけ余裕が出てきたということでもあるが、再度気合いを入れなおさなければならない。また、就職以前の経験や当時の気持ちと、そこから今普通に仕事が出来ることのありがたみも忘れずにいたい。

  プライベートに関しては、当然ながら楽しいこともあったし、苦しいこともあった。1人で過ごす時間が増え、その楽しさと同時に寂しさも味わった1年だったように思う。しかし、だからこそ家族や友人のありがたみを再認識することが出来たともいえる。また、収入の増加に伴って金遣いが若干荒くなったり(元々がケチなのでそれでちょうど良いという噂もあるのだが)、エンゲル係数及び体重が増加したことは反省材料である。そして、現在取り組んでいる資格試験の勉強については、このままきちんと続けていきたい。

  今年も、本当にたくさんの方々にお世話になった。本来であれば1人1人に対して感謝の気持ちを述べたいところだが、ありがたいことにそれだと大変な量になってしまうので、割愛させて頂く。今年1年、本当にありがとうございました。来年もまた、どうぞよろしくお願い致します。


よいお年を。


12月28日(火)

2010年12月28日 22時52分13秒 | 2010年

  6時起床。午前中は、大掃除。職場の全員で分担し、一斉に掃除を行う。掃除自体は順調に進んだのだが、今月は運悪くうちのチームが廃棄物管理当番だったので、大量に出たゴミを計量しなければならず(ISOのプログラムの一環で義務付けられているのだ)、本当に大変だった。

  今年最後の職場ランチは、おそらく一番多く食べたであろう「CHIKICHIKI & TANTAN」のパスタ。来年も、よろしくお願い致します。

  夕方から、オフィス内で仕事納め式。専務の挨拶のあと、私が乾杯の音頭をとらせて頂く。「新人としての1年を振り返って」ということで、珍しく素直に上司や先輩への感謝の気持ちを述べていたら、危うく涙が流れそうになった。危ない危ない。1時間ほど歓談してから一旦終了し、有志が集まって場所を野毛の中華料理屋「万里」に移す。今年最後ということで話は尽きず、あっという間に時間が過ぎていった。

  22時前に帰宅。これにて、本年の仕事は終了である。4月の入社からあっという間に時が経ったように感じるが、よくよく思い返してみれば、本当にたくさんの経験をさせて頂いた。また、私は決して良い新人とはいえなかったが、それにも関わらず手厚い指導をして下さった上司や先輩、支えてくれた同期には本当に感謝している。そうした恩に報いるためにも、来年は今年以上に気合いを入れて、目の前にある1つ1つの仕事に真摯に取り組もうと思う。

  さて、明日は今年のサッカーの見納め、天皇杯準決勝である。本当は今夜中に現地(掛川)入りしようと思っていたのだが、帰宅が少し遅くなってしまったので、やはり明日行くことにした。明日エスパルスが勝っても、決勝が行われる元旦には私は大阪なので、どちらにしても私にとっては明日が今年最後の試合となる。「終わり良ければ全て良し」といけばいいのだが。


12月27日(月)

2010年12月28日 22時22分07秒 | 2010年

  6時起床。午前中は、部会議。予算の執行状況についての確認や、それぞれのチームの事業の状況について情報共有を行う。私の部は普段会議を開かないので、内容はともかく、それが開かれているということ自体が新鮮だった。昼食は、焼肉屋のハラミ定食。

  午後は、事務作業の追い込みと、ISO14001の内部監査報告会。その後、18時からチーム飲み会。職場の飲み会において、私が最も好きなスケールの飲み会である。チーム飲み会は毎回とても面白いのだが、今回は特にそれぞれが「ちょっと話過ぎちゃったかなー」と反省するぐらいプライベートに深く突っ込んだ話が多く、めちゃくちゃ楽しかった。また、仕事に関しても、上司のすごさを心から実感させられる話があって、本当に充実した時間だった。もしかしたら、今年一番の幸運は、このチームに配属されたことかもしれない。これだけ恵まれた環境に身を置いているのだから、後はもう自分の頑張り次第である。

  二次会のカラオケでおおいに盛り上がった(かなりはしゃぎ過ぎた)後、22時半過ぎにお開きとなる。帰宅は0時過ぎ。明日はついに仕事納めである。