7時起床。今日から、1泊2日で笠間(茨城)の彼女のところへ行く。
8時半過ぎに家を出て、東京駅10時10分発の水戸駅行き高速バスに乗る。乗車時間は約1時間。終点までは行かず、高速道路上にある石岡停留所で降りる。高速道路上で降ろされると、周囲がどういう場所なのか一切わからないので、何となくワクワクする。
彼女に車で迎えに来てもらい、大洗漁港へ。ここには食堂や直売所があって、新鮮な海の幸を食べたり、買って帰ることが出来る。車を降りた瞬間に感じる潮の香りと、露店から漂ってくる海の幸の香りが何ともいえない気分にさせてくれる。
とりあえず、焼き牡蠣と、蒸し雲丹を食べる。牡蠣は、自分で選んだものをその場で焼いてくれる。身がぷりぷりだし、汁からも旨味が溢れてくる。また、蒸し雲丹を食べるのは初めてだったのだが、そのほのかな塩加減と美味しさに驚かされた。しかも、貝殻にこれでもかと詰められていて、贅沢な気持ちになる。
続いて、大洗町漁協直営の食堂「大洗町漁協 かあちゃんの店」へ。まだお昼前だというのに、行列が出来ている。しかし、店内は広いし比較的回転も早いので、15分ほどの待ち時間でお店に入ることが出来た。注文は、彼女がお刺身と煮魚のついた「とおちゃん御膳」、私が4種類の「お刺身定食」。お刺身は、私の大好きなカンパチにブリ、真鯛、あと1種類が出てこない…。おそらく少し魚を寝かせているのだろう、しっとりとした食感で、存分に脂ののりを感じることが出来た。そして、彼女の煮魚(赤魚)もまた脂がのっていて美味しく、ついつい何度も箸を伸ばしてしまった。
大満足で漁港を後にし、「ひたち海浜公園」へ。私が見たかったコキアの紅葉は終わってしまっていて、大半が茶色くなっているか既に刈り取られていたが、ほんの一部だけ綺麗な紅葉が残っているものもあった。また、代わりにちょうど薔薇が見頃を迎えていたし、コスモスも綺麗に咲いていた。何の花にせよ、それが綺麗に咲いているのを見ると、明るく穏やかな気持ちになる。
コキアの丘。しかし、大半のコキアは既に刈り取られていた…。
茶色くなったコキア。これはこれでかわいらしい。
一部、紅葉の面影が残っているものも。
イベント広場では、AKB48のライブが行われていた。「チーム8」の公演で、正直私の知っているメンバーは1人もいなかった。というか、そもそもそんなチームがあったことすら知らなかった。どうやら、「地域に根差す」ことをテーマにしたトヨタ自動車とのコラボレーション企画により、オーディションで47都道府県から1名ずつを選んで結成されたチームらしい。そういえば、今日も会場の周辺にはトヨタのイベントブースが並んでいた。
最後に、観覧車に乗る。最近、少しずつマシになってきたと思っていたのだが、久しぶりの観覧車は高所恐怖症の私にとって予想以上に怖く、普通のカップルのそれとは異なる雰囲気で、終始彼女にくっついていた。飛行機には慣れても、観覧車には慣れない。
スーパーで買い物をして、帰宅。夕食は、ハンバーグ。彼女に教わりながら、一緒に作る。玉ねぎを食感が残るように大きめに刻んだのが功を奏し、脂っこさをあまり感じることなく、それでいて肉々しさもある美味しいハンバーグになった。また、南瓜好きの私のために彼女が作ってくれた南瓜サラダも美味しかった。
食後のデザートは、笠間駅前にある洋菓子店「グリュイエール」のモンブラン。笠間名物の栗を使用したモンブランで、これまで何度かお店に買いに行っていたのだが、毎回売り切れていて食べられなかった一品である。今日、お店に入って最後の1個が残っているのを見つけた時の喜びといったら。そんな念願のモンブラン、肝心の味は、期待を上回っていた。栗そのものの甘みがしっかりと出ている上に、そこからもうワンランク何かしらの甘みが加わっている。更に、土台のパイ風の生地も美味しい。これは、今季あと1回でいいから、何とか食べたい。
夜、クリスマスをどうするかという話から派生して、年末に旅行をする話になる。行き先は、金沢に決定。お互いに1度行ったことがあるのだが、もう1度行きたいと思っている場所。そういえば、前回初めて行ったのも12月だったな。