社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

8月12日(土)

2017年08月27日 14時24分28秒 | 2017年

  8時起床。朝食に、祖母が作ってくれた卵焼きを食べる。私の大好物である。塩は使わず、ダシだけで味付けをしているらしい。また、野菜のスムージーも飲みやすく、自分の家でもやってみようかと思った。

  今日は、弟一家と昼食会。10時前に家を出る。行きの時に近鉄線の写真を撮ることが出来なかったので、ここぞとばかりにカメラを向ける。

  大阪駅近くの日本料理屋で、弟一家(弟、奥さん、甥っ子2人)と母、祖母と私の7人で会食。下の甥っ子はまだ赤ちゃんなのだが、抱っこすると笑顔を向けてくれる。か、かわいい。上の甥っ子は一昨日も会っているので私にも慣れてきて、たくさんいたずらをして笑っていた。本当にかわいくて、私も柄にもなくデレデレしてしまう。また、弟や奥さんとも久しぶりに話をすることが出来て良かった。今度はぜひ、埼玉に来た時に会いましょう。

母からもらったプレゼントを真剣な表情で開封している。

  弟一家、祖母と別れ、新大阪駅14時53分発の東海道新幹線のぞみ368号に乗り、東京へ戻る。品川駅で母と別れ、下車。帰宅は18時前。


8月11日(土)

2017年08月27日 13時00分02秒 | 2017年

  8時起床。朝食をしっかり食べる。たまねぎを丸々炊いたものが美味しい。大阪の来る楽しみの中のひとつに、この祖母の作るご飯がある。

  今日は祖母と母と3人で温泉に出掛けようということになったので、私は一足早く準備をしてレンタカーを借りに出掛ける。昨晩とは違い、今度は大きな国道を隣駅に向かって歩く。この道も、私の中では結構なお気に入りである。

  レンタカーを借り、まずは上ノ太子温泉を目指す。電車で行くと1時間は掛かる場所なのだが、車だと30分も掛からない。あまりの近さに驚かされる。

  上ノ太子温泉は古くからある宿泊施設併設の温泉施設で、建物や設備にはかなり年季が入っているものの、温泉は素晴らしかった。広くはないが心地よいお湯で、特に露天風呂では涼しい風を感じながら入浴できて気持ち良い。お風呂から上がったあとのさっぱり感も快適である。祖母も母も、これは良い温泉だと満足していた。祖母は、電車で来た場合の送迎バスの時刻表をもらっていたほどだ。

  太子温泉でもらった観光パンフレットを元に、地元の名物料理が食べられるという山小屋レストランへ行ったのだが、「それはもう今はやってません」と冷たい反応。仕方ないので、普通のメニューを食べる。まあ、美味しかったからいいのだが。

  再び車に乗り、今度は関西空港の近くにある「りんくうプレミアムアウトレット」へ。お盆の時期ということもあって、かなりの人で賑わっている。母と祖母は靴を買っていたが、私は今回はこれというものが見つからなかった。

遠くに関西国際空港が見える。

  近くにある叔父の家に寄ってお土産を届けてから、夕方に帰宅。レンタカーを返却してから、歩いて帰る。

  夕食は、昨日買ってきた蓬莱の豚まん。大阪に来たらこれを食べないと始まらない。


8月10日(金)

2017年08月27日 11時31分30秒 | 2017年

  6時起床。今日から2泊3日で、母と一緒に大阪の祖母の家へ帰省する。

  7時過ぎに家を出て、品川駅08時07分発の東海道新幹線のぞみ207号に乗り、車内で母と合流。朝食は、品川駅で購入した崎陽軒のシウマイ弁当。朝の出来立てなので、まだ温かい。

  新大阪駅で新幹線を降り、大阪駅へ移動して、義妹と甥っ子2人と合流。今日は、甥っ子を京都の鉄道博物館へ連れて行く約束になっている。2人目の甥っ子はまだ生まれたばかりなので、義妹と一緒にお留守番のため、ここでお別れ。上の甥っ子を、母と私で連れて行く。

  せっかくなので、大阪から京都までは甥っ子が好きだという特急サンダーバード号に乗車。甥っ子は、ずっと窓の外の景色を眺めていた。また、検札の際、車掌さんが甥っ子に乗車記念カードをくれた。ありがたい。そうか、小さい子どもを連れていると、こういうサービスをして頂けるのか。

  京都駅からタクシーに乗り、京都鉄道博物館へ。タクシーの運転手さんにも甥っ子と同じくらいのお子さんがいて、よく親子で鉄道博物館へ行っているそうで、回り方のアドバイスなどをたくさんして頂いた。

  入口を入ってすぐのところに0系新幹線が展示されており、ちょうど写真撮影サービスが行われていたので、甥っ子と一緒に撮ってもらう。

  さあ、じゃあいろんな電車を見て回ろうか、と思いきや、甥っ子は実物の電車にはあまり興味を示さない。どうやら、間近で見ると大きすぎて、実感が湧かないようだ。そして、彼は2階にあるプラレールで遊べるキッズスペースが大のお気に入りらしく、そこに入るやいなや真剣な表情でプラレールを作り始めた。それはそれでちょうど良いので、甥っ子の面倒は母に任せて、私は自由散策に出る。

  まずは、実物の車両たち。0系新幹線は人気の定番である。この愛くるしい表情は他の追随を許さない。

500系新幹線。未だにこの500系が新幹線の中で一番かっこいいと思う。もう1度乗りたい。

581形。座席車としても寝台車としても活用できる車両。一度乗ってみたかった。

489形。ボンネット型の顔が特徴で、癖になる。私はかろうじて、特急雷鳥や急行能登としての現役時代を知っている(乗ったことも2度ほどある)。

100系新幹線。0系を展示しているところは多いが、100系は珍しい。シャープなイケメンである。また食堂車でご飯を食べたい。

EF66形。昔、この機関車の牽引する寝台特急で九州へ行ったことがある。

EF81形。寝台特急トワイライトエクスプレスを牽引していた機関車。

扇形車庫へ。京都鉄道博物館の一番の特徴といえば、梅小路蒸気機関車庫として実際に使われていたこの扇形車庫である。

D51、C62のトップナンバーが並んでいる。これを見ただけで、私のような鉄道マニアはゾクゾクする。まさに、壮観。

C58のトップナンバーは、お召し列車バージョンで展示されている。

  続いては、車両以外の展示物を見て回る。まずは、中央制御室。鉄道の運行管理の仕組みがよくわかる。

貨物運輸に関する展示も充実しており、これまで知らなかったことを教えてもらえた。

古い座席。重厚感があって良い。現役の車両でも、最新型よりも少し古い車両のほうが座席がふかふかで心地よいということが多い。

トイレや洗面台も展示されている。こういう広くて明るいところで見ると、また少し違う印象を抱く。

行先表示板を操作できる。やりたかったが、子どもを掻き分ける勇気はなかった。

昔の磁器式切符の印刷機。

  この間に、申し込んでおいた鉄道シミュレーターの抽選が当たった。かなりの倍率だったので諦めていたのだが、これは本当にラッキーだった。指定された時間まで余裕があるので先に昼食をとることにして、母に食堂へ並んでもらっている間に甥っ子を連れて散策。やはり、彼は実物の車両よりも、ボタンで操作できる信号や踏切がお気に入りのようだった。

  食堂で昼食。母のチョイスで、私はドクターイエローを模したオムライス。見かけだけでなく、味も美味しい。甥っ子はお子様ランチなのだが、チキンライスばかりを食べていた。ハンバーグより、エビフライより、プリンより、チキンライスらしい。

  食事を終え、先ほど抽選で当たった鉄道シミュレーターを体験しに行く。甥っ子に運転士さんの服を着せ、私の膝に乗せて運転開始。真剣な表情で運転する甥っ子を見ながら微笑ましく思っていた私だが、母が撮ってくれた写真を後から見たら、私も十分真剣な表情をしていた。

  再び、プラレールコーナーへ。甥っ子は比較的おとなしいタイプなので、線路を作っていても他の子どもに持っていかれてしまう。そこで、私が線路をかき集めて長いコースを作る。すると、甥っ子だけでなく他の子どもも集まってきて、仲良く遊んでいた。

  お土産コーナーでプラレールを買い、帰途につく。「プラレール買ってから帰ろうか」とでも言わないと、帰れない。

  タクシーで京都駅へ戻り、京都からは新幹線で大阪へ戻る。行きはサンダーバード、帰りは新幹線という行程に、甥っ子は満足してくれただろうか。

  家の最寄駅まで甥っ子を送り届け、私と母は祖母の家へ帰る。大阪環状線に新型車両が導入されていて、デザインの面白さに感心すると同時に、これから旧型がなくなっていく現実に寂しさを感じる。

  天王寺で「551蓬莱」に寄り、豚まんとアイスキャンディーを購入してから、近鉄線に乗り換える。

  近鉄南大阪線の高見ノ里駅で下車。祖母の家までは、歩いて10分ほどである。田んぼがなくなって宅地になったとか、商店だった場所がマンションになったとか、多少の変化はあるものの、この地域を包むのんびりとした空気は変わらない。

  祖母は相変わらず元気そうだった。今は、ヨガに通っているらしい。英会話にはじまり、中国語も勉強しているし、かなりアクティブである。


8月4日(金)

2017年08月06日 18時47分12秒 | 2017年

  5時50分起床。今日は夏休みの第1弾で、千葉のいすみ鉄道に乗りに行く。

  6時半前に家を出て、東京駅7時15分発の外房線特急わかしお1号に乗る。指定席が完売ということで混雑するのかと思いきや、東京を出る時の自由席はガラガラだった。朝食は、東京駅で購入した「神田明神下みやび」の牛めし弁当を車内で頂く。

  途中、蘇我から茂原の20分ほどの間だけ車内が混雑したが、それ以外は空いていて、私が下車する大原駅に着く頃にはほとんど人がいなくなっていた。

  大原駅から、今日のお目当てのいすみ鉄道に乗り換え。1日乗車券を購入し、ホームに出る。

  いすみ鉄道は、千葉県の大原と上総中野を結ぶ全長約27キロの小さなローカル線である。元々はJR東日本の木原線だったが、昭和63年に現在のいすみ鉄道に経営が移管された。千葉県や近隣の市が株主となっている、俗にいう「第三セクター」と呼ばれる路線だ。他の第三セクターに漏れず、この路線も以前は大規模な赤字を垂れ流しており、存続の危機に陥っていた。

  しかし、平成21年に公募で元航空会社勤務の鳥塚社長が就任してから、数々の経営活性化策を打ち立て、改善に向けて歩を進めている。その活性化策がなかなか斬新で、一番の売りは「なにもない」ことだという。地域のありのままの現状を、ローカル線の魅力として打ち出したのだ。加えて、ムーミン列車の運行や鉄道ファンに人気のあるキハ28、52を活用した観光列車の充実、売店やWEBでのグッズ販売など、鉄道マニアだけでなく多くの人の目に留まる取り組みを続けており、ファンを増やしている。

  また、これは実際に乗車していて気付いたのだが、近所の子どもたちは電車が来ると笑顔で手を振っているし、駅では近所の老人が駅の掃除をしていたりする。地域住民が一体となっていすみ鉄道を応援しているのがひしひしと伝わってくる。決算書の数字だけを見ると、本質的な経営改善への道はまだまだ遠い。しかし、この鉄道は間違いなく前に進んでいる。この鉄道に乗った多くの人が、その実感を感動と共に持ったことと思う。…と、先にまとめを書いてしまったが、そろそろ先に進もう。

  大原駅8時55分発の大多喜行きに乗る。ムーミン列車の名にふさわしく、至る所にムーミンのキャラクターが点在している。また、「なにもない」ことを売りにしているだけあって、沿線の景色を眺めていると、本当に何もない。よくこんなところに鉄道を通そうと思ったなと、関心してしまうほどだ。

  30分弱で、大多喜駅に到着。いすみ鉄道の中では一番と言っていいほど大きな駅で、駅舎のすぐ隣に本社が置かれているようなところなのだが、驚くほど質素な駅である。

  大多喜駅周辺は、大多喜城の城下町だったことから、今もその雰囲気を残している。雨が降っていたのでそれほど歩き回ることは出来なかったのだが、なかなか風情のある街並みである。

遠くに大多喜城が見える。雨が降っていなければ行ってみたかった。

  大多喜駅へ戻り、今度は9時55分発の大原行きに乗って、先ほど乗って来た線路を引き返す。車両にくっついているサボ(行先などが書かれたプレート)がやけにアニメちっくだなと思ったら、いすみ鉄道の活性化に尽力してくれた大多喜高校の女子高生への感謝を込めて、卒業の際に作ったものだということだった。こういう地域密着感が素晴らしい。また、車内広告では、近隣の市町村の観光案内が多く掲載されていた。行政も鉄道を応援し、鉄道もまた地域のPRに一役買っているのだ。ローカル線として理想的な行政との関係性を構築しているように感じられる。

  10分ほどの乗車で、国吉駅へ到着。駅の周りで猫がくつろいでおり、平気で駅舎の中も歩き回っている。また、国吉駅に限ったことではないが、いすみ鉄道の駅には大抵、いすみ鉄道を応援する自動販売機が設置されている。せっかくなので、この自動販売機でお茶を購入。

  国吉駅では、無料で自転車を借りることが出来る。無料というのが珍しい。自転車にはかなり年季が入っているが、無料だし、雰囲気的にも合っている。さっそくお借りし、散策に出かける。

  自転車で目指すのは、「ポッポの丘」。ファームリゾート鶏卵牧場が運営する施設である。私の勝手な想像の中では国吉駅からそれほど遠くないだろうと思っていたのだが、いざ地図を見てみると、約5キロも離れていた。自転車がなかったら、到底辿り着けない距離である。延々と続く田園風景を眺めながら、のんびりと自転車を漕ぐ。

  色々と寄り道をしたので、30分ほど掛けて「ポッポの丘」に到着。本来ここは牧場が経営する卵の販売所やカフェなのだが、なぜか周辺に鉄道車両がたくさん設置されている。しかも、鉄道ファンにとっては大変貴重な車両が並んでいることから、有名な観光スポットになっている。私も到着した瞬間、これはすごいやと舌を巻いた。

旧型の丸ノ内線車両。車内では、実際に警笛を鳴らすことも出来る。

塗装し直してあるが、旧型客車が並んでいて、車掌室などもそのまま残されている。

貨物用コンテナまで置いてある。

箱根登山鉄道の旧型車両。

銚子電鉄のデハ701。

同じく銚子電鉄のデハ702。奥の2両(北陸鉄道モハ3752といすみ鉄道旧型車両)はカフェの座席用になっている。

坂の斜面に沿って、大山ロープ―ウェイが設置されている。ちょうど良い勾配。

ここが圧巻。DE10と24系客車に始まり、183系特急車両が置かれている。

  鉄道車両を見て回っているとここが牧場の敷地であることを忘れてしまいそうになるが、ここのもうひとつの名物が、カフェで食べられる卵かけご飯である。牧場でとれた卵のご飯を、鉄道車両の中で食べられるのだ。車両が丘の上にあるので、窓からの景色も素晴らしい。卵は黄身が濃厚で、卵かけご飯にするとほんのり甘みがあって美味しかった。

  自転車にまたがり、来た道を戻る。その途中、作田稲荷神社に立ち寄る。コンパクトだが、とても雰囲気のある神社である。一面に生えている苔も美しい。

  段々と雲行きが怪しくなってきた。ここで降られると困るので、駅の近くまで少し急いで自転車をこぐ。

  駅の近くまで来たところで、国吉神社と、隣接する上総出雲大社へお参りする。最近は神社仏閣にお願いしたいことがあるので、見つけると立ち寄るようにしている。国吉神社には御神木となっている大銀杏やあじさい小路など、見どころも揃っていた。次は銀杏が色づく頃に来てみたい。

  国吉駅へ戻る。この駅にも、驚くほど何もない。駅舎と反対側にある上総中野方面行きのホームから奥に入ると、ムーミンの像などが置かれた庭園があったりするが、私の技術では写真で撮るとどうにも魅力的に見えないので、載せるのはやめておく。

  国吉駅13時01分の上総中野行きに乗り、終点まで乗車。効率的に回るために一部行ったり来たりしたが、これでいすみ鉄道の全区間を乗車した。先のまとめで述べたように、魅力的な路線だった。

  上総中野駅からは小湊鉄道に乗り換えて内房(五井)に抜け、房総半島を横断するのだが、次の小湊鉄道の出発まで約1時間半もある。駅から少し歩くと何軒かご飯屋さんもあるらしいが、お腹も空いていなかったので、駅でゆっくりと過ごすことにした。こんな時間の過ごし方も、贅沢に感じられる。最初はホームのベンチで過ごし、途中で雨が降ってきてからは駅舎の中に移動した。駅舎の中には来訪者ノートが置いてあって、たくさんの人がコメントを残していた。そのコメントがいすみ鉄道や小湊鉄道、周辺地域に関する温かい内容で、読んでいるほうもほっこりとした気持ちになる。私だけでなく、多くの人にとって、ここは自然と心穏やかになれる場所なのだろう。

  いすみ鉄道の列車が到着したのに続いて、小湊鉄道の列車も15時頃に到着。一気に駅が華やかになる。折り返しの出発までの間に一通りの写真を撮る。小湊鉄道の車両もまた、味があって魅力的だ。上総中野駅の発車は15時09分。切符は、車内で車掌さんから購入する。今では珍しい硬券で、その場でパンチをつかって日付や乗車駅、降車駅、値段などを打ち込んでいく。終点の五井駅までは約1時間10分。古い車両ならではの揺れを楽しむ。

  定刻通り、16時20分に五井駅へ到着。これにて、本日のローカル線の旅は終了である。

  内房線で千葉へ出て、総武線快速に乗り換える。さすがに疲れが出てきたので、千葉から品川まではグリーン車に乗った。

  18時過ぎに蒲田に到着。品川で乗り換えた頃から、人の多さに辟易している。

  会社から帰ってくる妻を待つため、駅前の喫茶店「和蘭豆」で休憩。卵かけご飯以来何も口にしていなかったので、フレンチトーストを頂く。

  妻と合流し、サブウェイでサンドイッチを買ってから帰宅。久しぶりに食べたローストビーフサンドは、やっぱり美味しかった。サブウェイが職場の近くにあれば、確実に通うのだが。

  今日のお土産で、妻にはミーのエコバッグ、自分にはキハ52系のポーチを買ってきた。ポーチに関しては一目ぼれなので、何に使うかはこれから考える。