育児休業に入って、いつの間にか1ヶ月が経過した。最近はついつい日記を書くのを後回しにしてしまうので、その間の出来事を羅列して記録しておく。
まずは、一番印象的な出来事について。生後3ヶ月経過したことから、夜の寝かしつけに欧米流の方法を導入した。それまでは、抱っこして寝かせてから布団に移し、起きてしまったら再度抱っこして、ということを繰り返して寝かせていた。この場合、子育て経験者の方が皆さん声を揃えておっしゃる「背中スイッチ」(抱っこから布団に背中が置かれた瞬間にそれに気づくこと)によって、どんなに熟睡しているように見えても起きてしまうことが多い。そのため、寝かしつけるのに順調にいっても小1時間、場合によっては2時間以上も時間を要していた。
そこで、欧米流に、赤ちゃんを1人で眠らせる方法を導入した。入浴とその後の授乳を済ませ、少し休憩して徐々に眠くなってきた頃を見計らって寝室に1人で寝かせ、泣き始めたら最初は横であやす。その後、10分ほどで寝室から出て、扉を少しだけ開けておき、隣の部屋(居間)から様子を伺う、という方法だ。近くで様子を伺ってはいるものの、基本的には泣こうがわめこうが手は出さない。
現時点でこの方法を初めて4日目なのだが、驚くほどの効果が出ている。初日こそ小1時間泣いてぐずっていたものの、2日目になると15分、3日目には10分も掛からずに自分で寝られるようになった(ちなみに、4日目となる今日は20分ほど泣いていた)。また、深夜や明け方の夜泣きでも同じ対応をしたところ、少し時間は掛かるものの、これもまたきちんと1人で寝られている。泣いている我が子をただ見ているだけで何もしないという苦痛と罪悪感に私たち親が耐えられさえすれば(更には近所迷惑なんじゃないかという不安から目を背ける勇気を持ち続けられさえすれば)、私たち親も赤ちゃんも、より多くの睡眠時間を確保することが出来るようになったのである。この方法については合う合わないがあるそうなので、全ての赤ちゃんにうまくいくわけではないだろうし、うちの娘にも今後ずっとうまくいくという保証もないのだが、理論的背景もしっかりしているし、何より実際の効果がすごかったので、我が家では今後もこの方法を続けようと思う。もちろん、安全への配慮は忘れないようにしながら。
続いては、新潟市で起きた女児殺害事件のニュースについて。言い方は悪いかもしれないが、こういった事件は以前にもたくさんあり、その時はかわいそうだなとは思いつつもどこか現実味がなく、それほど印象には残らなかった。しかし、実際に娘を持ってみると、同じようなニュースでも見え方が全く変わってくる。被害者となった女の子ももちろん、そのご家族の気持ちを考えると、本当に心が痛い。これまでは想像もしたことのなかった痛みだ。しかも、犯人は以前にも類似の事件を起こしており、今回の犯行は防ぎようがあったのではないかと思えるから、余計に忸怩たるものがある。アメリカのミーガン法のように日本も法整備をして、性犯罪者、特に幼児を対象とした性犯罪者の情報についてはきちんと公開すべきだと思う。
ニュースに関して言えば、政治や世界情勢への興味もかなり高まった。これまでは「まあそんなにすぐにやばいことにはならないだろうし、自分が死んだ後に日本や世界がどうなろうが関係ないもんねー」と思っていたのが、娘のことを考えると、「もりかけ問題でうだうだやってる間にしれーっと働き方改革関連法案が通っちゃうぞ!」とか、「トランプさんがエルサレムをイスラエルの首都だと認めちゃったのって、結構色んな影響出るかもしれないじゃんよ」などと本気で心配になったりやきもきするようになった。つくづく自分は自己中心的だなーと思う。
最後に、娘の成長について。生後3ヶ月を過ぎた娘は、大げさではなく毎日変化し、成長している。昨日出来なかったことが、今日出来るようになっている。テレビを認識して画面を見るようになったり、自分で身体を180度回転させたり、近くのタオルやシーツを掴んで振り回したり。キック力もどんどん上がっていて、おむつの交換が大変になってきた。横抱きよりも縦抱きが好きになってきた。首もほとんど座った。そして、感情表現もどんどん豊かになってきた。喜怒哀楽のどれに関わらず、伝えたい内容によって声や表情、手足の動かし方、泣き方などのバリエーションがどんどん増えている。それを見て驚いたり、喜んだり、時には焦ったりしながら、日々を過ごしている。
トイレに行って戻ってきたらこうなっていて、初めて見たときお父さんは結構焦りました。でも、タオルをどかすと満面の笑みなのです。