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8月24日(土) 光トポグラフィー検査。

2019年08月31日 09時05分01秒 | 2019年

 6時半起床。

 午前中、妻が買い物に行っている間、娘とゆっくり過ごす。本を読んだり、動画を見ながら一緒に踊ったり、布団でゴロゴロしたり。

 午後から新宿へ。ここ1ヶ月くらい体調が芳しくなく、夜頻繁に目が覚めたり、突然大量の汗が出てきたり、身体のだるさが続いている。当初は夏バテかなくらいに思っていたのだが、あまりに長く続くので自律神経がやられているか、もしかしてうつ病?と不安になり、検査が出来る病院を探して予約をした。

 検査は、自律神経とうつ病の2種類。後者については、近年「光トポグラフィー検査」という脳の血流の状態を測定することで科学的にうつ病の判定ができる(厳密にいえば「診断の補助材料として有効になる」くらいだが)ものが出てきている。検査を受けるまでに2時間、検査結果の提示も含めた診断まで更に1時間も待たされて最後のほうはキレそうだったが、検査自体はとても簡単なものだった。

 検査結果は、どちらも陰性だった。ただし、光トポグラフィー検査の結果は「健常ではない」というもので、医師の話によると「うつ病ではないが、その手前のうつ症状の傾向が見られます」とのことだった。しかし、これは明らかに自院のうつ病治療法(自由診療のめちゃくちゃ高くて怪しいやつ)を受けさせたいがための営業トークだったので気にしない。私はあなたの恣意的な診断は求めていない、検査結果だけもらえればいいのだ、とまでは言わなかったが、「もし治療するとしても僕は保険で認められた投薬治療を選びます」とはっきり言ったので、診察という名の営業トークは一瞬で終了した。実際、インターネット上に溢れている結果の見方なんかを見ると、私の結果はどう見ても正常だし、少なくともうつ病には該当しない(どちらかというと双極性障害の波形に近いかもしれないが、それもほんの少しだけだ)。

 18時過ぎに帰宅。体調不良は続いているが、少なくとも精神的にやばい状況ではなさそうなので一安心である。

 妻と娘は夕方から近所の神社のお祭りに行ったそうだ。私も帰りに神社の前を通ったが、たくさんの人で賑わっていた。この地域にこんなにたくさん子どもがいるのか。

 先日、横浜市の林文子市長が、当初白紙としていたカジノを含むIR誘致に乗り出すことを発表した。誘致場所として挙げられている山下ふ頭を管理する横浜港運協会の藤木会長は激怒しているし、市民の間でも反対運動が盛り上がりそうだ。林市長vs.藤木会長ではどう考えても”ハマのドン”こと藤木会長のほうが強いわけだが、林市長の裏には菅官房長官がいることは間違いないわけで、菅vs.藤木となるとなかなか面白い勝負になりそうな気もする。

 私個人としては、選挙の際には一旦白紙表明しておいて、急に一転「誘致します」という姑息なやり方は気に食わない。しかし、誘致の是非については冷静に考えるべきだと思う。確かに、横浜市の財政は良くないのだから。横浜市は立地や規模の割に大企業が少ないので法人税収入がそれほどではないし、ふるさと納税の影響で住民税収入も芳しくない。一方で、高齢者も子どもも多いので福祉にお金が掛かる。そうなると、IR誘致でどれだけ地域が活性化されるのか、税収が増えるのか、反面治安や環境対策のコストはどの程度掛かるのか等をしっかり試算した上で議論をしていく必要があると思う。更に、私としてはここが重要だと思うのだが、増えた税収の使途についても明示して、それが守られなかった際の責任の所在やその取り方についても約束すべきだと思う。保育園や中学校給食の整備に使うのか、高齢者福祉に使うのか、地域産業振興に使うのか、はたまた市長や市職員の給料アップに使うのか。それによって、賛成か反対かは全く変わってくる可能性がある。

 現時点では、どちらかというと私はIR誘致には反対である。市長はやらないと明言したが、もし今すぐに住民投票があったらおそらく反対に投じると思う。市長は財政に課題があると言うし、確かに実態はそうなのだが、「じゃあなんで桜木町駅前の一等地に新しい市庁舎建ててるの?」、「じゃあなんで横浜市長の給料は全国の市町村でダントツ1位なの?」という疑問がある。経営改善の第一歩は費用を減らすことであり、収益の増加はその次だ。順番が違う。

 しかし、私は反対派の主張にも懐疑的である。特に、治安が悪くなるという論点。そもそも、京急でいうと黄金町、JRでいうと関内駅の辺りから海側の地域の治安は元から良くない。寿町は東京の山谷や大阪の西成と同じようなドヤ街だし、競馬など公営ギャンブルの場外売場もあるし、風俗街もある。だから、カジノが出来ても今更治安に悪影響はないと思う。そもそも、カジノの客層や海外での運営実態を考えれば、治安に悪影響があるという主張そのものに疑問が残る。

 これだけ長々と書いてきて最後にこういうことを言うのは気が引けるのだが、私個人としては横浜に何の思い入れも愛着もないので、IR誘致が行われて横浜の街がダメになったら引っ越せばいいやと思っている。だから、最終的な私の意見は、「好きにすれば?でも、もう一度みんなできちんと話し合ったほうがいいんじゃないの?」である。


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2 コメント

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トポグラフィー  (iina)
2020-05-16 09:15:34
コロナ自粛で、出口の見えないイライラ生活におちいって、アタマがボーとすることがあります。

「光トポグラフィー検査」で、「うつ病」か「他の病気」かを見分けられるのなら、一時的なものかそうでないかを判定できるのですね。

たまたま「涙のトポグラフィー」を、きょう拙宅でいたしました。

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Unknown (ittyokusening)
2020-05-16 09:58:05
iina様
コメントありがとうございます。
光トポグラフィー検査によって、うつ病や双極性障害、統合失調症などの病気の兆候の有無を確認できるとのことですが、私は素人なので信憑性はよくわかりません。
当時は半ば興味本位で検査を受けただけなので、あくまで参考情報としてお考え頂ければ幸いです。
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