社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

1月25日(月)

2016年01月31日 22時59分51秒 | 2016年

  今週は、中小企業大学校(東京校)での研修。そのため、昨晩から寮に入った。この寮での生活も慣れたもので、すぐに生活の準備が整った。

  8時起床。寮生活には慣れてはいるものの、よく考えたら真冬にここで過ごすのは初めてだ。朝目覚めたら、思った以上の寒さに驚いた。そういえば、この辺りにはまだ先日の雪が残っている。それも、かなりの量だ。おそらく、横浜と比べてそもそも気温がかなり低いのと、建物の保温性が低いのが相まって、こんな寒さになっているのだろう。

  今回の研修のテーマは、「企業再生支援」。支援先の企業の業績が悪化した場合、またはそのような相談を受けた場合、その深刻さに合わせてどのような方法で支援が出来るのかについて学ぶ。今日は、中小企業診断士の先生を講師に迎え、様々な企業の状況とそれに合わせた再生手法の全体像について学んだ。一口に「企業再生」といっても、企業によってそれぞれ置かれている状況や経営の問題点、緊急度が異なるため、まずはそれらを正確に把握する必要がある。以前、私も資金繰りに切迫している企業からの相談を受けて支援をしたことがあり、その時はたまたま支援策が適切で難を逃れたが、あの時に今回の知識を持っていれば、もう少しスムーズな支援が出来たかもしれない。この分野の支援は、失敗が許されない。失敗は、即ち企業の死を意味する。そういう点において、他の支援とは一線を画するものであることを痛感した。

  昼食は、東大和市駅近くのタイ料理屋「カオチャイ」で、「パッガパオ ムー カイダーオ ラートカオ」(目玉焼きのせ豚ひき肉のバジル炒めご飯)を食べる。以前来たときはオープンからそれほど時間が経っておらず、お客さんも疎らだったが、それ以降どんどん認知度が高まったようで、お客さんがたくさん入っていた。確かに、以前来たときも料理の味はかなり美味しかったから、人気になるのも頷ける。今回頼んだ料理も、唐辛子の辛さが食欲を掻き立ててくれ、一気に平らげてしまった。デザートのココナッツアイスも美味しい。

  午後も、午前中の続き。企業再生の手法には大きく分けて法的整理と私的整理の2種類があり、より緊急性が高く、法律に基づいて行われる前者と、比較的それほど緊急ではなく、関係者との協議で取り組む後者に分類される。大きなニュースになるのは前者の場合だが、大半の場合はそれに至る前の後者の段階であり、いかにその段階で食い止めることが出来るかどうかが重要となってくる。

  夕食を食べに、東大和市駅方面へ歩く。駅前にもまだまだ雪が残っている。

  悩んだ挙句、初日の夕食に選んだのは、焼肉レストラン「コチカル」。寮から見ると、駅の反対側にあるお店なので、これまでその存在に気付いていなかった。外観はちょっと古い感じだが、内装が結構面白い。私が座った席は、学校の教室風に設定されていた。

  注文は、1人用のお得セットに、単品の馬刺し、デザートにはホットック。馬肉に始まり、ひとつひとつのお肉が美味しくて驚かされる。特に、カルビの脂の乗り具合がちょうど良くて、久しぶりにお肉を心から美味しいと思った。

飲み物には、柚子蜜サイダー。

付け合わせ。

馬刺し。にんにく醤油と生姜醤油で。

デザートのアイス3種盛。

ホットック。

  18時過ぎに寮へ戻る。すぐに入浴。時間が早いので他に誰もおらず、大浴場を独占してゆっくりすることが出来た。その後は、部屋で仕事。この時間を見越して、溜まっている事業や研修の報告書のデータを持ってきている。この1週間で、一気にこなしてしまおうという魂胆である。


1月11日(月)

2016年01月12日 23時40分17秒 | 2016年

  10時起床。朝食は、朝から餃子とステーキを焼く。ステーキは、ランプとミスジ、2種類の食べ比べ。どちらも結構な厚みがあるので、低温でじっくりと焼いていく。

ミスジ(手前)とランプ(奥)。

  ステーキは、趣向を変えてわさび醤油で食べる。ランプ肉は歯ごたえがあり、ミスジは柔らかかった。どちらも、昨日スーパーの割引で400円弱で買ったにしては、美味しいお肉だった。

 餃子は、相変わらず美味しかった。ただ、ニラがない分、かなり多めにニンニクを入れていたので、朝から食べるにはあまり向いていなかったかもしれない。実際、今日は夜まで自分自身がニンニク臭かった。

  午後、昨日のカフェで買ってきたクロワッサンを食べる。トースターで焼くと、バターの良い香りがしてくる。これは、美味しい。また、不思議だったのは、サクサクしているにも関わらず、表面の皮の部分がほとんどこぼれないこと。大抵のクロワッサンは食べているとお皿や服に皮がポロポロとこぼれるのだが、ここのものはそうならない。サクサクしていても、そこまで固くはなっていないのだろう。この微妙なさじ加減が美味しさにもつながっているような気がする。

  友人とお茶をしに出掛ける妻と一緒に家を出て、友部駅まで送ってもらう。いつもよりちょっと早い時間だ。2泊3日だと、帰りも比較的無理のない時間に帰ることが出来る。

友部駅からの景色。太陽と雲のバランスが何とも言えない雰囲気を醸し出している。

  特急料金の節約のため、普通列車で石岡駅まで移動し、特急の到着を待つ。しかし、赤塚駅と内原駅の間で線路に置き石があったため、到着が遅れるとのこと。最初はホームで景色を眺めながら待っていたが、さすがに寒いので駅のデッキへ戻って時間をつぶす。

石岡駅ホームから。雲が分厚くて近くに感じる。

ちょうど線路の枕木の入れ替え作業をしていた。このような場面に遭遇すると、地味に嬉しい。

寒さに負け、デッキに避難。同じような人がちらほら。

  石岡駅定刻15時15分発の特急ときわ80号品川行きは、約15分遅れて出発した。思っていたほど遅れなかったので、一安心。車内では、昨日スーパーで立ち寄った本屋で購入した本を読んで過ごす。そういえば、その本の推薦文が書かれた帯に載っている上野千鶴子先生の写真を見て、妻が「イメージと全然違う」と言っていた。もっと髪が長くてソバージュがかかっているようなイメージだった、とのこと。「どんなイメージやねん!」と思ったが、一般的にフェミニストというとそういうイメージなのだろうか。でも確か、実際に先生が若い頃の写真はそのイメージ通りだったような気もする。

  品川駅で東海道線に乗り換え、帰宅は17時半過ぎ。これくらいの時間に帰ってくると、翌日からの仕事に向けてゆっくりと身体を休めることが出来る。


1月10日(日)

2016年01月12日 22時42分56秒 | 2016年

  10時起床。朝食は、干物、目玉焼き、ご飯、お味噌汁。お味噌汁はお洒落なお麩入り。目玉焼きは、私の渾身の一品。渾身が過ぎた結果、焼きすぎて黄身が半熟にならなかった。

大晦日に大阪(万博記念公園)で購入したコップのふちの太陽の塔と、お麩のミスマッチ。

  夕方からお出掛け。当初は妻がパンケーキを食べたいということでお目当てのお店へ向かったのだが、残念ながら満席だったので、妻が前に1度行ったことがあるというカフェ「せらヴぃ」(正式には3文字目は平仮名の「う」に濁点)へ伺う。笠間焼のギャラリーも兼ねたカフェで、温かみがあって落ち着いた雰囲気のお店だ。

  注文は、クロワッサン生地にあんこが入っている「あんこギッフェリ」と、自家栽培と地元の農家で採れた有機野菜を使った「温野菜のプレート」。あんこギッフェリは、バターの香りが濃厚なクロワッサンの中に甘くてしっとりとしたあんこが入っていて、塩加減と甘さと調和が素晴らしく、一口食べた瞬間に好きになった。帰りにお土産用にプレーンのクロワッサンを購入した際にマスターから伺った話によると、ここのクロワッサンはフランスから冷凍で生地を輸入し、お店で焼いているもので、日本のものに比べて油っぽさが控えめに作られているそうだ。確かに、味はしっかりしているのに全体的に軽い食感だったと思う。温野菜のプレートは、10種類以上の野菜・キノコとソーセージ、パンのセットで、野菜の旨み、甘みを存分に感じられる一皿だった。これは、良いお店に連れてきてもらった。

温野菜用のポン酢とゴマダレの容器が変わっていて面白い。

  スーパーで買い物をする。家から近いイオン系のスーパーは最近棚の配置が大幅に変わり、それに慣れないので買い物に時間が掛かる。これまでとはほぼ真逆の配置になった上、順番もかなり入れ替わったように感じるのだが、どういう意図があるのだろうか。

  一旦家に戻ってから、夕食は回転寿司を食べに行く。しかし、「地の魚が食べられるちょっとハイクラスの回転寿司に行こう」という目標に対し、入ったのがごくごく普通の100円寿司レベルのお店だった(外観からはそう見えなかった…)ため、早々に切り上げてプランB(自宅で餃子)に変更する。

  再びスーパーに行って餃子の皮を買い、帰宅してさっそく餃子作りに取り掛かる。具材を切って混ぜ、皮に包んでいくと、結構時間が掛かった。しかも、包み終わった餃子を見て、妻と私の手先の器用さの違いにがっかり。いや、見た目は関係ない。大切なのは味だ。

妻作。

私作。

  焼くのは私でもうまくでき、無事に美味しい餃子を頂くことが出来た。ワイン、ではなくファンタ(フルーツポンチ味)を飲みながら、パクパクと平らげる。

デザートは、スーパーの見切り品のフルーツ。

  私たちのような別居婚の夫婦の場合、今週のように週末が3日間あると、移動なしの中日ができるので本当にありがたい。


1月9日(土)

2016年01月12日 01時02分36秒 | 2016年

  9時起床。午前中は部屋の大掃除。年末年始に時間が取れなかったため、このタイミングになってしまった。2時間ほど掛けて、部屋の隅々まで綺麗にする。

  14時半過ぎに家を出る。バスで大船へ出て、東海道線で品川へ。

  品川駅15時52分発の常磐線普通列車勝田行きに乗る。車内で、遅めの昼食に「メルヘン」で買ったサンドイッチを食べる。今回買ったのは、大和豚のメンチカツとバナナショコラ。今日初めての食事だったので、一瞬で平らげてしまう。ここのサンドイッチは種類が豊富だし、美味しい。次はどの味を選ぼうか。

  18時過ぎに笠間に到着。夕食は、妻が作ってくれたロールキャベツ。甘いキャベツの中に、これでもかとお肉が詰まっていて美味しい。

  デザートには、ビエネッタ(ティラミス味)。コーヒーの味が強すぎて、ちょっと苦い。

  初めて本格的に、新婚旅行の話をする。妻は基本的にはヨーロッパに行きたいらしいが、一方で昨今の世界情勢を考えると、治安の悪化やテロの危険性など、懸念すべき問題も多いと感じている。つい最近も、ドイツで難民によると思われる集団襲撃・暴行事件が起きているし、私としても自分1人ならともかく、妻を連れて行くことには不安もある。そこで、私が提示した代替案は、キューバ。近々アメリカとの関係改善が予想されていることから、現在の街の雰囲気を体験できるのはそう長くはないだろうし、かなりのアドベンチャー感があるにも関わらず、治安はそれほど悪くないと聞く。新婚旅行感はあまりないが、この選択肢は結構面白いと思うのだが、果たしてどうなるだろうか。


1月2日(土)

2016年01月09日 01時35分17秒 | 2016年

  9時起床。身支度を整え、お昼前にホテルをチェックアウト。

  通天閣を目指して、新世界を歩く。私が子どもの頃は異様な雰囲気が漂っていたこの界隈も、今は完全に観光地化されてしまい、大勢の人で賑わっていた。しかし、今でも若干ではあるが、手動のパチンコ屋や、オールナイトでポルノ映画や仁侠映画を上映している映画館など、当時の面影が残っている場所もある。また、観光客向けではなく、地域住民のための古き良き商店街も、きちんと残っている。

  なかなか良い雰囲気を醸し出している串カツ屋「赤坂屋」で朝食兼昼食。混雑した店内で、ちょうど一番端のカウンター席に座ることができ、油の臭いを嗅ぎながら調理の様子を目の前で眺めると、一気に食欲が増してきた。まずはどて焼きからスタートし、2人で食べたいものをどんどん注文して、お腹いっぱい串カツを食べる。玉ねぎと鰤を筆頭に、どれも美味しくて大満足。

  動物園を抜けて、天王寺まで歩いて戻る。いつの間にか、天王寺駅のすぐ裏に広い公園が整備されていた。ここは本当に、あの天王寺なのだろうか。良く言えば「環境整備」をしたのだろうが、仮に万人受けする場所ではなかったとしても、その土地独特の風土や文化を排除して、どこにでもあるような場所に成り下がらせることが、果たして本当に正義なのだろうか。いや、これもまた、部外者の戯言なのかもしれない。

  大阪城公園に立ち寄る。時間の関係でお城の近くまで行くことは出来ず、遠くの見晴らしの良いところから眺める。

  これにて、観光は終了。大阪環状線と東海道線を乗り継ぎ、新大阪へ。

  新大阪15時13分発の東海道新幹線のぞみ376号に乗り、帰京。駅の売店で赤福を買い、電車の中でつまむ。疲れからほとんどを寝て過ごすことになるかと思いきや、その予想どおり眠る妻の横で、私は結構普通に起きていた。

  東京駅に到着後、上野駅へ移動し、18時30分発の常磐線特急ときわ70号に乗り、茨城(笠間)へ帰る。着いたのは20時過ぎ。かれこれ、新大阪を出てから5時間近くが経っていた。

  夕食は、「すぎのや」へ。私は、カレー鍋を食べた。美味しいには美味しいが、ちょっと味が薄い。もっと本物のカレーのようにトロトロなものを期待していたのだが。

  22時過ぎに帰宅。こちらの夜は冷える。ここ数日が暖かかったということを差し引いても、大阪や東京と比べると圧倒的な気温差がある。ここまで寒いと、さすがの冬好きな私でも、つらい。