今週は、中小企業大学校(東京校)での研修。そのため、昨晩から寮に入った。この寮での生活も慣れたもので、すぐに生活の準備が整った。
8時起床。寮生活には慣れてはいるものの、よく考えたら真冬にここで過ごすのは初めてだ。朝目覚めたら、思った以上の寒さに驚いた。そういえば、この辺りにはまだ先日の雪が残っている。それも、かなりの量だ。おそらく、横浜と比べてそもそも気温がかなり低いのと、建物の保温性が低いのが相まって、こんな寒さになっているのだろう。
今回の研修のテーマは、「企業再生支援」。支援先の企業の業績が悪化した場合、またはそのような相談を受けた場合、その深刻さに合わせてどのような方法で支援が出来るのかについて学ぶ。今日は、中小企業診断士の先生を講師に迎え、様々な企業の状況とそれに合わせた再生手法の全体像について学んだ。一口に「企業再生」といっても、企業によってそれぞれ置かれている状況や経営の問題点、緊急度が異なるため、まずはそれらを正確に把握する必要がある。以前、私も資金繰りに切迫している企業からの相談を受けて支援をしたことがあり、その時はたまたま支援策が適切で難を逃れたが、あの時に今回の知識を持っていれば、もう少しスムーズな支援が出来たかもしれない。この分野の支援は、失敗が許されない。失敗は、即ち企業の死を意味する。そういう点において、他の支援とは一線を画するものであることを痛感した。
昼食は、東大和市駅近くのタイ料理屋「カオチャイ」で、「パッガパオ ムー カイダーオ ラートカオ」(目玉焼きのせ豚ひき肉のバジル炒めご飯)を食べる。以前来たときはオープンからそれほど時間が経っておらず、お客さんも疎らだったが、それ以降どんどん認知度が高まったようで、お客さんがたくさん入っていた。確かに、以前来たときも料理の味はかなり美味しかったから、人気になるのも頷ける。今回頼んだ料理も、唐辛子の辛さが食欲を掻き立ててくれ、一気に平らげてしまった。デザートのココナッツアイスも美味しい。
午後も、午前中の続き。企業再生の手法には大きく分けて法的整理と私的整理の2種類があり、より緊急性が高く、法律に基づいて行われる前者と、比較的それほど緊急ではなく、関係者との協議で取り組む後者に分類される。大きなニュースになるのは前者の場合だが、大半の場合はそれに至る前の後者の段階であり、いかにその段階で食い止めることが出来るかどうかが重要となってくる。
夕食を食べに、東大和市駅方面へ歩く。駅前にもまだまだ雪が残っている。
悩んだ挙句、初日の夕食に選んだのは、焼肉レストラン「コチカル」。寮から見ると、駅の反対側にあるお店なので、これまでその存在に気付いていなかった。外観はちょっと古い感じだが、内装が結構面白い。私が座った席は、学校の教室風に設定されていた。
注文は、1人用のお得セットに、単品の馬刺し、デザートにはホットック。馬肉に始まり、ひとつひとつのお肉が美味しくて驚かされる。特に、カルビの脂の乗り具合がちょうど良くて、久しぶりにお肉を心から美味しいと思った。
飲み物には、柚子蜜サイダー。
付け合わせ。
馬刺し。にんにく醤油と生姜醤油で。
デザートのアイス3種盛。
ホットック。
18時過ぎに寮へ戻る。すぐに入浴。時間が早いので他に誰もおらず、大浴場を独占してゆっくりすることが出来た。その後は、部屋で仕事。この時間を見越して、溜まっている事業や研修の報告書のデータを持ってきている。この1週間で、一気にこなしてしまおうという魂胆である。