社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

12月31日(木)

2016年01月07日 23時47分11秒 | 2015年

  7時起床。8時過ぎにホテルをチェックアウトし、東京駅へ。今日から2泊3日で大阪へ、私の祖母をはじめとした母方の親戚に妻を紹介しに行く。

  東京駅09時13分発の東海道新幹線のぞみ159号に乗る。久しぶりに新幹線に乗るので、何となくワクワクする。

  新幹線の中で朝食。私はちょっと高級なおにぎり(梅と鱈子)、妻はちょっと高級なサンドイッチ。

  1時間ほど経ったところで、車内販売でスジャータのアイスクリームを購入。新幹線に乗ったら、やっぱりこれを食べないと。

  定刻通り、お昼前に新大阪駅に到着。今回の旅の目的には、妻に大阪の美味しい食べ物を紹介する、ということもある。そして、その第一弾は、「551蓬莱」の豚まん。何なら、これが大阪グルメのメインと言っても過言ではないくらい美味しい豚まんだ。さっそく、新大阪駅で2個買い、駅地下街のベンチですぐに食べる。やっぱり、美味しい。生地の甘みと肉汁たっぷりの具の相性が抜群である。調味料としてついてくる辛子も良いアクセントになる。いきなりの食事で驚いてはいたが、妻も大満足のようだった。

  妻の希望で、地下鉄とモノレールを乗り継ぎ、万博記念公園へ。

  着いて初めて、年末年始は公園がお休みであることを知る。仕方がないので、公園の入口まで行ってお目当ての太陽の塔を見る。公園に入れないのは残念だったが、太陽の塔は入口すぐのところに立っているので、かなり近くで見ることが出来た。

  公園前のお土産屋で、岡本太郎ガチャガチャに挑戦。「コップのフチのフチ子ちゃん」の太陽の塔バージョンが出て来るガチャガチャだ。出て来た「コップのフチの太陽の塔」はなかなかシュールで、思わずクスリとさせられた。

  大阪の大きな水族館「海遊館」がプロデュースする「NIFREL(ニフレル)」を見学する。「生きものの美しさ・不思議さを直感的に楽しむ今までにない施設」で、「水族館、動物園、美術館のジャンルを超えて、まるでアートのように生きものを観察できる」(紹介HPより)という謳い文句である。

  コンセプトに謳われているとおり、これまでに見たことのないような展示内容、展示方法の施設だった。色々な生物を身近に感じることが出来る仕組みが盛りだくさんで、特にペンギンを目の前で眺めることが出来たのが印象的だった。ただ、年末年始ということでめちゃくちゃ混雑しており、ゆっくりすることが出来なかった。まあ、こればかりは仕方ない。

  モノレールと阪急電車、地下鉄を乗り継いで、ホテルのある北浜へ向かう。阪急電車の車両は、何度見ても美しい。外見だけでなく、内装にもかなりこだわっていて、他社にはない高級感がある。

南茨木から阪急に乗り換え。

淡路駅で、地下鉄堺筋線直通電車に乗り換える。

  今日の宿、「ホテルブライトンシティ大阪北浜」に荷物を置き、少し休憩(ちょっとお昼寝)してから、グルメ旅へ繰り出す。地下鉄で難波へ出て、まずは「わなか」の本店でたこ焼きを食べる。熱々トロトロで、これぞ大阪のたこ焼きである。妻に本場のたこ焼きを食べさせることができ、喜んでくれたので良かった。

  道頓堀周辺を歩く。このあたりはとにかく活気に満ちていて、歩いているだけで楽しい。妻は、有名なかに道楽の動く蟹の看板や、戎橋から見えるグリコのネオンを見て喜んでいた。確かに、大阪というとこの辺りの景色のイメージがある。ただ、動く蟹の看板については、思っていたよりも動きが地味だったそうだ。確かに、脚が少し前後に動くだけなので、よく見ていないと動いているのかどうかわからない。

くいだおれ人形。

有名なかに道楽の看板。

それ以外にも、個性的な看板がたくさん。いや、これはもはや看板ではないか。

戎橋からの景色。

やはり、この景色が一番有名か。

  来た道を戻る。時間が遅くなると、更に人が増える。大晦日とは思えない。

  「づぼらや」で、てっさ、てっちりを食べる。今年最後の食事だ。妻はフグを食べるのが初めてで、私も本当に久しぶりだったので、ひとつひとつの料理の味が驚きに満ちていた。特に、てっちり(鍋)が美味しくて、どんどん箸が進んだ。最後の雑炊も絶品。そして、妻と私の間で意見が一致したのは、この鍋はあんこう鍋のさっぱりバージョンだ、ということである。あんこう鍋も大好きな私たちとしては、このてっちりも大当たりであった。

前菜。白子豆腐と皮和え。

てっさ。歯ごたえがあって美味しい。

ふぐの唐揚げ。食感がふわふわ。

てっちり2名分。

最後は雑炊。これが美味しい。

デザート。

  紅白歌合戦が始まる頃にホテルへ戻り、ゆっくりと見る。Superflyのパワフルな歌声(「Beautiful」)や、MISIAの圧倒的な迫力(「オルフェンズの涙」)が印象的だった。また、連続テレビ小説「あさが来た」のテーマソング「365日の紙飛行機」(MNB48)や、西野カナ「トリセツ」が結構良い曲だなと感じた。更に言えば、AKB48で卒業した前田敦子と大島優子がサプライズ登場した場面、ゴールデンボンバーの演出や、X JAPANのメドレーも良かった。どうやら視聴率はそれほど良くなかったそうだが、私としては結構楽しめた。ちなみに、「ガキの使い」の大晦日特番は、きちんと予約してある。

  今年も、たくさんの方にお世話になって、無事に、楽しく、過ごすことが出来た。結婚もして、大袈裟に言えば人生の転機となった1年かもしれない。そして来年も、きっとたくさんの楽しいことがあるだろう。もしかしたら嫌なこともたくさんあるかもしれないが、それもまた良い経験として人生の糧になるに違いない。今年お世話になった方々に改めてお礼を申し上げると共に、来年も引き続きの良いお付き合いをお願いして、今日の日記を終える。


12月30日(水)

2016年01月07日 21時43分31秒 | 2015年

  9時起床。朝食は抜きにして、早めに身支度を整える。

  昼前から妻が私の実家にやってくる。母がすき焼きを作ってくれ、みんなで鍋をつつく。妻は、父に勧められてスコッチを飲んでいた。私も少し舐めたが、予想外に甘くて美味しかった。ただ、アルコール度数は40%と高いので、一瞬で顔が真っ赤になる。お酒に強い妻も、1杯は飲み切れなかったようだ。そう考えると、うちの父は結構お酒に強い。

  妻を連れて、入院している祖母の見舞いに行く。祖母は1年ほど前から認知症が始まり、一応普段の生活に大きな支障はないのだが、物忘れに始まり、昼夜が逆転したり、ゴミを集めて来たりと問題行動がどんどん増えてきて、ついに1週間ほど前に入院することになった。認知症専門の病院で、今回初めて入院病棟に入ってみると、病棟自体は綺麗で、聞くところによると部屋も広いそうだ。ただ、そうはいってもやはりここは認知症病棟。全体の雰囲気はかなり独特のものがあった。しかし、あれやこれやと文句こそ言っているものの、健康的な生活を強制されている甲斐もあって、祖母本人はすこぶる元気そうだった。私としてはそれが一番の気がかりだったので、元気な祖母の姿を見て心底ほっとした。

  実は、祖母に病院を受診させることも、入院させることも、最初に提言したのは私である。いや、実際にその必要性にいち早く気付いていたのは母だった。しかし、母は血の繋がっていない義理の娘という立場上、それを強く主張することは憚られたようだ。一方で、実の子どもである父も、そして近所に住む叔父も、最初は自分の母親が認知症であるという事実に対し戸惑いがあり(それは当然の反応だと思う)、具体的な対策をとることには消極的だった。そこで私が、臨床心理士である友人からアドバイスをもらって病院を紹介したり、通院に同行した際には敢えて先生に入院についての話を聞いたりして、具体的な手続きを明確にしてその方向へ促した。その後は、義理の娘である母や叔母からも入院させたほうがいいという意見が出て、最終的には実の息子同士で結論を出したそうだ。

  結果的に、祖母を入院させてことは間違いなく正解だったと思う。しかし、私が祖母を入院させようとしたのは、祖母本人のためであるだけでなく、多分に母のためであった。母は自分自身も会社員として働きながら、祖母の面倒を見ていた。当然、症状がひどくなるにつれて母の負担は増大し、かなり前から相当辛い状況であることは、たまに実家へ帰る私にも明白だった。私にとっては、祖母も母も、大切な家族である。しかし、自分の家で過ごしたいであろう祖母の希望より、私は母の負担を取り除くことを優先した。しかも、その優先順位は明白だった。だから、そんなことを感じる必要はないとはわかっていても、祖母を入院させたことへの罪悪感を強く感じている。

  祖母にとっては、私は4人いる孫の中でも特別な存在であると、少なくとも私は感じている。私が本家の長男ということもあるだろうし、単純に一番近くにいて頻繁に会って話をするということもあるだろう。私に会うと、祖母は本当に嬉しそうにしてくれる。私もそれをよくわかっているから、出来る限り実家に顔を出すようにしてきた。その度に、「顔を見せてくれるだけで嬉しい」と言ってくれ、帰る時にはわざわざ家の前の道路まで出てきて、私が見えなくなるまで手を振ってくれる。そんな祖母を、結局私は蔑ろにしたのではないか。そんな疑問が、どうしても頭の中から消えない。だからこそ、今日病院で祖母の元気な姿を見られたことは、私にとっては本当に大きなことだった。これから先私に出来ることは、可能な限り病院に足を運ぶことと、その先の祖母の処遇について真剣に考えることだろう。

  友人の家へお邪魔する。私と妻を引き合わせてくれた友人とその彼女が、結婚のお祝いをしてくれる。まずは夕飯の下準備をしてから、近所のボーリング場でボーリングとダーツをして遊んだ。あまりに楽しくて予定をオーバーし、ボーリングを3ゲーム、ダーツを2時間弱とがっつり遊んだ。

  友人の家を戻り、夕食。これが、とてつもなく豪華だった。手作りのサラダに始まり、大量のお刺身、おつまみのオニオンリングとポテト(byモスバーガー)、そして鍋。仕舞いには蟹まで出て来た。特に、お刺身は近所の有名な魚屋さんで大混雑の中調達してきてくれたもので、本当に美味しかった。それに何より、そうまでしてお祝いしようとしてくれた、その気持ちが嬉しい。本当に、ありがとう。

  日付が変わる頃においとまし、駅前のホテルにチェックイン。明日は、朝から大阪へ行く。


12月27日(日)

2016年01月04日 23時22分19秒 | 2015年

  9時起床。朝食は、シチューの残りを使ったグラタン、スープ、そしてケーキの残り。3日間かけて完食した。そして、新たなデザートに洋梨が登場。

  昼食は、うどん。ここ数日豪華な食事が続いたので、ここはあっさりと。

  有馬記念をテレビで観る。我らがワンアンドオンリー号は、残念ながら良いところなく9着に終わった。スタートは悪くなかったのだが、抑えて後方に位置取りを下げたことで、最後まで前が開くことはなかった。騎手の乗り方ひとつでもう少し良い順位に行けたようにも思えるが、これもまた競馬である。そして、勝ったのは吉田隼人騎手騎乗のゴールドアクター。スタートから好位を確保し、そのまま最後まで脚色が衰えることがなかった。馬の地力はもちろん、吉田騎手の良騎乗だったと思う。結果的には、かなりのスローペースだったこともあって、上位に食い込んだのは先行した馬たちばかり。ちなみに、このレースが引退レースであるゴールドシップは、いつも通りスタートで出足が悪く、最後方からの競馬となり、結果は8着。それでも、向正面でスパートした時は会場が大いに盛り上がった。結果は出なかったが、堂々とした引退レースだったと思う。

結婚記念馬券。

更に、単複をがっつり。

引退するゴールドシップに敬意を表して。

今年の競馬界を引っ張り続けたラブリーデイにも敬意を表して。

せっかくなので、妻の誕生日(7月3日)と私の誕生日(9月20日)にちなんだ馬券も。

ワンアンドオンリー君も、よく頑張りました。

  週明けに東京大賞典が行われるが、一応これで2015年の競馬は終わりとなった。良い結果が出た馬も、そうでなかった馬も、本当にお疲れ様でした。


12月26日(土)

2016年01月04日 00時09分13秒 | 2015年

  9時起床。朝食は、昨晩の残りを中心に。ケーキもちょっとだけ食べる。

  昼前に家を出て、阿見市にある「ライトウインズ阿見」に明日の有馬記念の馬券を買いに行く。笠間からは、車で高速道路を使っても片道1時間は掛かる。しかし、今年の有馬記念は買わないわけにはいかない事情がある。有馬記念といえば、競馬界の1年の総決算となるレースである。このレースは予想云々ではなく、自分自身の今年1年を振り返ったり、純粋に自分の好きな馬を選んだりして馬券を買うものである。私の今年1年を振り返ると、やはり結婚したことが一番大きな出来事だった。そして、今年はその記念にぴったりの馬が出走する。ワンアンドオンリー(父ハーツクライ、母ヴァーチュ、母父タイキシャトル)。「My one and only」(最愛の人)にかけたのである。この馬の馬券を妻と一緒に買って、お互いに贈り合うことにした。もちろん、私はそれだけではなくて、同じワンアンドオンリーの単勝と複勝をがっつり買った。おそらく、この馬券は当たらないだろう。しかし、それでもいいのだ。この先、毎年この時期に「そういえば、結婚した年にこの馬券を買ったよね」と、妻と一緒に今日買ったこの馬券を眺めながら、初心に帰ることが出来るような気がする。

  すぐ隣にある阿見プレミアムアウトレットに立ち寄る。週末にしては随分と人が少ないなーと思っていたのだが、一周してみてその理由が何となくわかった。他のアウトレットに比べて、人気ブランドのお店が少ないのだ。始めから少ないのか、途中で撤退してしまったのかはわからないが、このラインナップでは、顧客は隣県の木更津や佐野へ流れてしまうだろう。

  宇都宮にライブを観に行きたいという妻について宇都宮までドライブし、宇都宮餃子館で餃子を食べる。

  ライブを観に行く妻を見送り、私は一足早く電車で笠間へ戻る。あまりの寒さにベッドで布団にくるまっていたら、そのまま妻の帰宅前に眠ってしまった。


12月25日(金)

2016年01月03日 23時12分11秒 | 2015年

  8時起床。今日は、振替休日を使って、日中から茨城の妻のところへ行く。クリスマスプレゼントの箱が随分大きいので、レンタカーを借りて向かう。首都高の小菅ジャンクション付近で事故があったらしく、渋滞がひどいようなので、一旦埼玉方面へ迂回してから常磐自動車道へ入った。約30分のタイムロス。

  常磐自動車道に入り、到着時間が読めるようになったところで昼食休憩。守谷サービスエリアは大きくて綺麗なところで、洒落たご飯屋さんもあったが、結局コンビニで買ったおにぎりを食べた。

  昼過ぎに笠間の妻の家に到着。駐車場のクロちゃんに挨拶をしてから、居間のテーブルの上にクリスマスプレゼントをスタンバイ。

  笠間芸術の森公園の中にある笠間工芸の丘に立ち寄る。平日なので、ほとんど人がいない。開放的な景色を見ながら少し散策をして、工房を覗いたりお土産コーナーを見て回った。

  水戸駅でレンタカーを返却。妻の仕事が終わるまでまだ少し時間があるので、マンガ喫茶でしばし休憩。

  妻の帰宅に合わせて電車で笠間へ戻る。敢えて先に妻を部屋に入れ、テーブルの上のプレゼントを見せ、驚いたところで「サンタさんが来たんじゃない?」とおどけてみる。このプチサプライズをやるためだけに今日休みを取ったと言っても過言ではない。うまくいって良かった。

  夕食は、妻が作ってくれたクリスマスディナー。私の好きな南瓜サラダに始まり、クリームシチュー、そしてローストチキン。ローストチキンは家で焼き、タレにもこだわっている。それがびっくりするくらい美味しかった。一度これを食べたら、次から市販のものを買って食べるという選択肢はなくなる。

  クリスマスケーキは、昨年同様「グリュイエール」のモンブランケーキ。相変わらず、ここのモンブランは美味しい。ただ、昨年とは材料が少し変わったようで、普通のスポンジ部分が多くて栗のパンチ力が少し弱まっていたり、去年はスポンジの中に入っていたザラメ風食感の部分がなくなっていたり、少し残念な部分もあった。しかしまあ、去年が絶品過ぎた部分もあるので、致し方ない。今度、去年バージョンを作ってくれないかとお願いしてみようかな。

最後はフルーツ盛り合わせで〆る。

  満腹でクリスマスディナーは終了。妻のおかげで、今年も良いクリスマスを過ごすことが出来た。