7時起床。9時前に家を出て、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス、以下TX)の説明選考会へ。場所は本社ではなく、TX新御徒町駅近くの総合宴会場。結婚式の披露宴で使われるような華やかな部屋に無機質な長机が整然と並んでいる様子は、何ともアンバランスな感じがした。また、例に漏れず会場は男だらけ。京王電鉄の時よりも女性が少なく、全体で150人ぐらいいる中で、私が確認出来たのは1人だけだった。
まずは、1時間ほどかけて会社説明。TXは俗に言う第三セクターというやつで、株主には東京都や埼玉県、千葉県などの地方公共団体と民間企業が混在している。私のイメージでは、第三セクターの鉄道といえばどうしようもない赤字路線を仕方なく行政が支援しているというイメージなのだが、TXはそうではない。鉄道事業に限っていえばだが、設立5年目にして営業黒字を達成しているのだ。話を聞くところによると、TXはJR常磐線の混雑緩和を目的のひとつとして作られたそうで(だから「常磐新線」とも呼ばれる)、ある意味ではJRに近い存在らしい。正直、開業まもない路線ということで若干馬鹿にしていたのだが、実は結構足腰の強い会社なのかもしれない。
会社説明に続いて、地獄のクレペリン検査。相変わらず手は痺れたが、前回よりもはるかに良い出来だった。そして、最後に筆記試験(SPI)。内容は国語と数学なのだが、共に問題数が多くて時間が足りず、数学に至っては難易度もかなり高かった(警視庁の試験よりはるかに難しい)。しかし、これは裏を返せば多くの人が解けないということだから、何とかなるだろうと楽観視している。もし合格すればの話だが、今後は2回の面接と健康診断を行い、2月中には内定が出るらしい。ちなみに、採用予定数は10名前後で、今日の人数が約150名。週明けにもう一度同じ選考会があるらしいので、単純に考えると倍率は30倍ぐらいだ。とはいっても、これが高いのか低いのかはよくわからない。
16時前に帰宅。すぐにスーツをクリーニングに出しに行ってから、かなり遅めの昼食。その後、社会政策の第3回目の授業、復習、問題演習。最近は勉強のペースが落ちまくっている。経済学と行政法という主要な科目が残っているにも関わらず、ついつい脇役科目ばかりをこなして満足している。京王電鉄の選考が進み、鉄道員になれるかもしれないということで気持ちが浮ついているわけだが、冷静に落ちた時のことも考えて、コツコツやらなければと思う。まあ、少なくともあと一週間もすれば結果が出るだろうから、フワフワした気分もそれまでの命である。