社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

1月29日(金)

2010年01月30日 11時43分54秒 | 2010年

  7時起床。9時前に家を出て、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス、以下TX)の説明選考会へ。場所は本社ではなく、TX新御徒町駅近くの総合宴会場。結婚式の披露宴で使われるような華やかな部屋に無機質な長机が整然と並んでいる様子は、何ともアンバランスな感じがした。また、例に漏れず会場は男だらけ。京王電鉄の時よりも女性が少なく、全体で150人ぐらいいる中で、私が確認出来たのは1人だけだった。

  まずは、1時間ほどかけて会社説明。TXは俗に言う第三セクターというやつで、株主には東京都や埼玉県、千葉県などの地方公共団体と民間企業が混在している。私のイメージでは、第三セクターの鉄道といえばどうしようもない赤字路線を仕方なく行政が支援しているというイメージなのだが、TXはそうではない。鉄道事業に限っていえばだが、設立5年目にして営業黒字を達成しているのだ。話を聞くところによると、TXはJR常磐線の混雑緩和を目的のひとつとして作られたそうで(だから「常磐新線」とも呼ばれる)、ある意味ではJRに近い存在らしい。正直、開業まもない路線ということで若干馬鹿にしていたのだが、実は結構足腰の強い会社なのかもしれない。

  会社説明に続いて、地獄のクレペリン検査。相変わらず手は痺れたが、前回よりもはるかに良い出来だった。そして、最後に筆記試験(SPI)。内容は国語と数学なのだが、共に問題数が多くて時間が足りず、数学に至っては難易度もかなり高かった(警視庁の試験よりはるかに難しい)。しかし、これは裏を返せば多くの人が解けないということだから、何とかなるだろうと楽観視している。もし合格すればの話だが、今後は2回の面接と健康診断を行い、2月中には内定が出るらしい。ちなみに、採用予定数は10名前後で、今日の人数が約150名。週明けにもう一度同じ選考会があるらしいので、単純に考えると倍率は30倍ぐらいだ。とはいっても、これが高いのか低いのかはよくわからない。

  16時前に帰宅。すぐにスーツをクリーニングに出しに行ってから、かなり遅めの昼食。その後、社会政策の第3回目の授業、復習、問題演習。最近は勉強のペースが落ちまくっている。経済学と行政法という主要な科目が残っているにも関わらず、ついつい脇役科目ばかりをこなして満足している。京王電鉄の選考が進み、鉄道員になれるかもしれないということで気持ちが浮ついているわけだが、冷静に落ちた時のことも考えて、コツコツやらなければと思う。まあ、少なくともあと一週間もすれば結果が出るだろうから、フワフワした気分もそれまでの命である。


1月28日(木)

2010年01月29日 01時51分06秒 | 2010年

  9時起床。朝食をとってから、社会政策の第2回目の授業、復習、問題演習。午前中に、警視庁からはがきで一次試験の合格通知が来た。二次試験は来週の土曜日で、面接や身体検査、適性検査、体力検査を行うとのこと。それまでに京王電鉄から内定が頂ければ辞退することになるが、不採用もしくは結果が出ていない状態であれば一応受験しに行こうと思う。噂によると、今回の試験で内定をもらっても入庁(警察学校入学)は来年の今頃になるらしいので、今春の公務員試験が全てダメだった場合の保険として使えるのだ。完全に「とらぬ狸の何やら」なわけだが、現実を見れば体力試験で落とされる可能性が高い。

  午後からは、通常の勉強に加えて、就活中の弟のエントリーシート作成を手伝ったり、来週に控えた京王電鉄の最終面接に向けた準備に取り組む。面接対策というのはキリがない上に、実際の面接では予想外の質問が飛んでくるという落ちになることが多い。しかし、だからといって何の対策もせずに臨むわけにはいかず、出来る限りの準備をして、後は笑顔で乗り切るという方法を採るしかない。

 

 


1月27日(水)

2010年01月28日 09時39分31秒 | 2010年

  9時起床。社会政策の第1回目の授業、復習、問題演習。昼前に、京王電鉄から二次選考通過の連絡を頂く。次が最終選考で、健康診断も含め2日間に渡って行われるとのこと。遂にここまで来たかという感じである。ここまで来たからには、何としても内定を勝ち取りたい。その後、TX(つくばエクスプレス)の選考会に向けて、履歴書や職務経歴書を作成する。

  夕方から燐駅の駅前にある中華料理屋「福しん」へ行き、定番のチャーハンと餃子に加えて、期間限定発売の梅餃子を食べる。梅餃子は、見た目からピンク色で、口に入れるとほんわりと梅の香りがする。絶品とまではいかないが、なかなか良い組み合わせだといえるだろう。


1月26日(火)

2010年01月26日 23時47分14秒 | 2010年

  ようやく、パソコンがインターネットに接続されるようになった。接続できなかった原因は、知らない間に無線LAN接続に必要なドライバ(?)を消去してしまっていたかららしい。常日頃から容量を軽くしようと思って必要なさそうなものを消去していたのだが、やはり安易にあれもこれもと消さないほうがいい。パソコンのサポートセンターに問い合わせて試行錯誤を繰り返した結果、何とか復旧させることが出来た。大変ご迷惑をお掛けしました。

  ここ最近のことを簡単にまとめておこう。先日受験した警視庁の採用試験は、教養試験の解答が発表され、50点満点中35点(ちょうど7割)だった。思っていた以上に良い出来である。点数もそうだが、苦手だと思っていた数的処理や自然科学で点を取れていたのが嬉しい。数的処理は授業のおかげだが、自然科学に関しては、高校時代に間違って理系クラスに入れられたことが功を奏したようだ。反対に、人文科学(特に歴史)には思いきり足を引っ張られた。具体的に言えば、1問も正解出来なかったのだ。一応、世界史受験で大学に入っているはずなのだが…。これは今後の大きな課題である。

  週末には、京王電鉄の二次選考会があった。内容は、作文とグループ面接。作文は書き易いものだったし、自分で言うのも何だが私は面接は得意なほうだ。しかし、それでも今回の面接は特別緊張した。学生時代の就活や卒業後の市役所試験の面接とは訳が違う。単純にその頃よりも「働かなければ」という強迫観念に追い込まれているというのもあるが、それ以上に鉄道員という仕事は私にとっては最大の夢なのである。そういうわけで、緊張のあまり面接の細かい内容はよく覚えていない。唯一強烈に覚えているのは、最後に「君は鉄道マニアなの?」と聞かれたことである。これはよく言われている話なのだが、鉄道会社は鉄道マニアを採用しない(らしい)。だから、当然私はその問いをサラッと否定した。しかし、そうなのではないかと疑われた時点で、かなり不利なのは間違いない。結果はまだ出ていないので、希望は捨てたくないのだが。

  最後に、勉強についてだが、アルバイトを辞めて時間ができたにも関わらず、勉強に費やす時間はそれほど変わっていない。増えたのは、睡眠時間と図書館でダラダラする時間、そして間食(それに伴って体重も)ぐらいである。原因として、鉄道員の選考のほうに意識が行っているという部分もあるが、大部分はただの怠惰である。せめて、もう少し勉強量を増やさなければ。

  ここからは、今日の日記。とは言っても今日は特別なこともなく、平凡な一日だった。夜に知らない番号から電話が掛かってきて、京王電鉄からの選考通過連絡かと思ったのだが、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス、以下TX)からの書類選考通過連絡だった。最初の段階から電話で連絡とは、随分丁寧な会社である。TXの募集基準には「社会人経験1年以上」とあったので(私は半年)ダメ元でエントリーしたのだが、やるだけやってみるものだ。今週の金曜日に会社説明会と筆記試験を行うとの案内を頂く。またクレペリン検査かと思うと気が重いが、やるからには全力で臨もうと思う。


1月17日(日)

2010年01月17日 23時15分31秒 | 2010年

  約1週間振りの日記である。現在私のパソコンがインターネットに接続出来なくなっている(そろそろ寿命だろうか)ため、随分久しぶりである。最近は悲しいかな特別なこともないので別に構わないのだが、今日は警視庁の採用試験だったので、弟のパソコンを緊急登板させた。ただ、正直警察官になる気はさらさらないので、私の中では今日の試験は完全に模試感覚である。と、このように落ちた時に備えた言い訳をしたところで、そろそろ日記に移ろう。

  6時半起床。今日は警視庁の採用試験である。眠気が尋常ではなかったが、気合いを入れてベッドから外に出る。身支度を整え、7時過ぎに家を出て電車を乗り継ぎ、飛田給駅へ。調布で乗り換える際に、構内アナウンスでしきりに飛田給への行き方が案内されていた。後から気付いたことだが、警視庁の試験以外にも、東京外語大のキャンパスで大学入試センター試験が行われていたのだ。私がセンター試験を受験したのは6年前。つい昨日のことだが、数えてみると随分と時間が経っていることに気がつく。

  駅から歩いて15分ほどで、試験会場の警察学校に到着。午前中に国語(漢字テスト)と教養試験、午後に身体検査、適性検査、論文試験。漢字テストは論外として、教養試験の難易度は大体予想通りで、数的処理に至っては思っていたよりも簡単だった。これではあまり練習にならない。身体検査は身長と聴覚、色覚検査のみ。論文試験は受験生をバカにしているかのような簡単な内容だった。そして、面白かったのが適性検査。「良心はあるが、性的な欲求に負けたことがある(Yes or No)」というような訳のわからない質問に加えて、「警察官の仕事は、つらいし面白くないと思う(Yes or No)」というような明らかにダブルバーレルという質問も飛び出し、ツッコミどころ満載だった。前者の質問に至っては、良心の有無と性的な欲求に負けることの関係性がよくわからないし、そもそも「性的な欲求に負ける」というのはどういうことなのかがわからない。当たり前だが、それが単に一般的な性行為を示すのか、性犯罪を示すのかによって私の答えは変わる。こんな感じの質問がたくさんあって、結構楽しむことが出来た。

  試験の内容以外にも、面白いことがいくつかあった。一番印象的だったのは、寮生の敬礼である。試験会場の隣にある建物が警察学校生の寮になっていて、今日は日曜日ということもあって寮生は私服(ジャージやスウェット)で歩き回っていたのだが、教官(や上官)とすれ違う度に「これでもか」というぐらいの綺麗な敬礼をしていた。また、私たち受験生も何度となく団体行動を求められ、身体検査時の移動や、試験後の退室に至るまで、無意味に整列して行進させられた。移動はともかく、帰る時も並んで帰らなければならないというのには、正直かなり引いた。元々団体行動が好きではないということもあるが、警察というのはちょっと不気味な世界かもしれない。

  整列したまま警察学校を出たのが17時半。帰りは飛田給駅ではなく、西武多摩川線の多磨駅を利用。実は、私は今日までこの路線の存在を全く知らなかった。首都圏にもまだ知らない路線があったとは、かなりの驚きである。しかもこの路線、西武線の他の路線とは全く接続しておらず、完全に孤立している。面白い路線があったものだ。多磨駅から10分もしない間に武蔵境駅に到着し、そこから中央線、武蔵野線、京浜東北線を乗り継いで地元に戻って来る。途中、東所沢駅でたまたま1本後を走っていた珍しい電車を写真に収めることが出来た。ラッキーである。

西武多摩川線

急行ぶらり鎌倉号いわき行き
JR東日本の急行は珍しく、この車両(485系K60編成)も珍しい。

  19時半帰宅。夕食と入浴を済ませ、今日の試験問題を見直す。解答は警視庁のHPで明々後日から公開されるとのことなのだ。楽しみなような、恐いような。