7時起床。友人は既に起きていて、家を出る準備もほぼ整えつつあった。職場は同じ関内にあるのだが、よく考えたら始業時間が違うのだ(私の職場は9時、友人は8時半)。というわけで、めちゃくちゃ急いで準備をし、家を飛び出る。っていうか、そういうことは先に言っといてくれればいいのに。
午前中は事務処理。経理関係の作業を久しぶりにやったら、楽しくて集中してしまい、危うく出張に出る時間が遅れるところだった。
10時半過ぎに出張へ出る。近所の支援先にお届け物をしてから、小田原へ。海沿いだから暖かいかと思いきや、横浜よりかなり寒い。
昼食に「小田原どん」を食べようと、予め調べておいたお店に向かう。しかし、「今日は鯵があがっていなくて…」とのことで食べられず。しかし、そこで諦めてはもったいないので、第2希望の「海舟」へ。ここの小田原どんは「かまぼこカツ丼」なので、魚の水揚げ状況とは関係ない。出て来たカツ丼は出汁の味が甘めで、最初はその出汁の味に負けて食感だけになっている蒲鉾だが、噛んでいくとその味と香りが広がってくる。これは、思っていたよりも良い組み合わせだ。ちなみに、このお店で使っているのは「鱗吉」の蒲鉾だそうだ。ご馳走様でした。
現地で臨時職員さんと待ち合わせ、連携先のセミナーに参加する。正直、当初はそれほど期待していなかったのだが、内容がかなり充実していて楽しかった。
17時前に現地解散となったので、そのまま「万葉の湯(小田原お堀端)」で温泉に入る。ここは毎日湯河原からお湯をタンクローリーで運んできているため、本格的な温泉に入ることが出来る。泉質は良いし、お風呂も広く、露天風呂や檜風呂もあって気持ち良い。値段がちょっと高いような気もする(通常2400円。今回はクーポン利用で1890円)が、おかげで全身がびっくりするくらい軽くなった。
夕食は、「天史郎寿司」で。ここでは、きちんといつも通り鯵が出て来た。しかし、やはりこの時期は鯵がほとんどあがらず、今日はまだある程度あったものの、昨日は全く水揚げがなかったほどらしい。そのため、価格も高騰しており、小田原どんに使えるような値段では仕入れられないのではないか、とのことだった。なるほど、よく考えてみれば、価格が大きく変化する水産物を使って、一年中同じメニューを同じ価格で提供するのは、かなり難しいことなのだろう。ここが同じ値段で鯵を提供しているのも、かなりの努力の結果なのである。そんなことを思ったら、いつも美味しいここのお寿司が一段と美味しく感じられた。
ちなみに、上記の写真でいうと、鯵は中段一番左の生姜がのったものです。玉子の右にも同じように生姜がのったものがありますが、こっちは鰯。見た目は似ていますが、味や食感は驚くほど違います。どちらが美味しいかは好みによるでしょうから、是非お試しあれ。
東海道線に乗り、大船へ戻る。温泉に入ったあとでランニングをするのは嫌だったので、代わりに大船駅から歩いて帰ることにする。距離は約2キロで、所要時間は20分。ランニングに比べるとかなりあっさりだが、それでも歩かないよりは良いだろう。