社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

4月19日(日)

2015年04月26日 19時08分13秒 | 2015年

  10時起床。昨夜から彼女が泊りに来ていて、色々と真面目な話をしていたら随分と寝るのが遅くなってしまい、この時間まで寝ていてもまだ眠い。

  昼過ぎに家を出て、本郷台の駅前にあるラーメン屋で昼食を取り、駅で彼女を見送る。仕事で宿題を持ち帰っているとのことで、いつもより早いお別れだ。一度、彼女が“宿題”に取り組んでいるところを見たことがある。確か、実験結果の報告書を作っていたのだったと思う。意味のわからない単語や記号が並んでいて、当然ながら全く意味がわからなかった。こういう時に私は、自分の知らない彼女の一面を見たような気がして、彼女が少し遠い存在に感じる。しかし、いや、だからこそ、彼女がより愛おしく思える。近づきすぎると、得てして相手のことが見えなくなるものだ。少し遠くにいるくらいが、本気で人と向き合うにはちょうどいい。

  今日は、牡馬クラシックの第1弾、皐月賞。出走馬と予想は下記のとおり。

◎ ⑤リアルスティール
○ ②ドゥラメンテ
▲ ⑦キタサンブラック

  このレースは、難しい。いや、このレースに限らず、GⅠレースは強い馬が集まっているから、予想は難しいものなのだろう。しかし、その中でも、3歳のレースは馬たちの成長力もあるし、力関係がはっきりしていないので、更に難しいのだ。というわけで、このレースでは理屈で考えることから逃げて、勝って欲しい馬、いや、勝って欲しい騎手を買うことにした。リアルスティール騎乗の福永騎手は、正直なところあまり好きな騎手ではない。しかし、上手な騎手であることは間違いないし、そろそろ彼が皐月賞、そして来月の日本ダービーに勝つべき、勝ってしかるべきだと思う。だから、本命はリアルスティールにする。そして、対抗はM.デムーロ騎手が騎乗するドゥラメンテ。父キングカメハメハ、母アドマイヤグルーヴという超良血馬。気性難が不安視されているが、ミルコならそれを御すどころか、それをプラスの力に変えることが出来るのではないかと思う。それに何より、私はミルコが大好きなのだ。そして抑えには、後輩が気になると言っていたキタサンブラック。今回は、全て単純な理由である。

  15時40分発走。このレースは、衝撃的な展開、結果だった。4コーナーから最後の直線に入るところ、リアルスティールとキタサンブラックは好位につけていたが、ドゥラメンテが内に包まれて前が空いておらず、厳しいだろうと思われた。しかし次の瞬間、ドゥラメンテはこれまでに見たことのないような斜行で一気に外へ出ると、それによって一旦減速したところから一気に加速し、爆発的な瞬発力でキタサンブラック、リアルスティールを一瞬で抜き去ってしまった。ミルコがインタビューで「裁決委員がめっちゃ怒ってた」というように、非常に危険な斜行で褒められたものではないし、降着処分になるのではないかと思ったが、それを差し引いてもあの抜群の末脚は衝撃的だった。馬券的にも大当たりと言っていい結果だったし、記憶に残るレースになるだろう。


4月18日(土)

2015年04月23日 21時53分40秒 | 2015年

  6時起床。7時過ぎに家を出て、関内へ。職場の先輩と後輩と待ち合わせ、先輩の車で中山競馬場へ向かう。

  中山競馬場には、9時半前に到着。この時間に着くことが出来れば、ゴール板前の良い席を確保することが出来る。

  第1レース(3歳未勝利、ダート1,800m、牝馬限定)でどの馬を買うかは、前日から決めていた。吉田豊騎手騎乗の、モアアピール。前走(3月28日)、前々走(3月7日)ともに2着で、いずれのレースも私は現地で観戦してきた。私が中山競馬場を訪れるタイミングと彼女の出走タイミングが、たまたま3回連続で同じだったのだ。それなら、買わないわけにはいかない。

  10時05分発走。大外枠ではあったが、いつもどおりスタート直後から押して押して先団に取りつくモアアピール。第1コーナーに入る前に2番手につけると、そのままうまくペースを落として、4コーナーまで2番手で粘る。そして、最後の直線に入った瞬間に加速して先頭へ立つと、そのまま足色衰えることなく、追い上げてきた2着ナナイロボタンに3/4馬身差をつけてゴール。過去に2度も目の前で2着に惜敗する姿を見てきた私としては、彼女が先頭でゴールを駆け抜けた瞬間の喜びは何とも言えないものだった。次走も、見に行けたらいいな。

 第2レース(3歳未勝利、ダート1,200m)では、名前が何ともいえないツンデレーション、サニーブライアンを祖父(母父)に持つイワを軸に馬券を購入。

  残念ながら、イワは出走前に故障で除外になってしまった。しかし、ツンデレーションは見事に3着に入り、購入した金額分はきちんと返してくれた。ありがとう。

  次に当たったのは、第6レース(3歳500万下、芝1,600m)。このレースも、前日からどの馬を買うか決めていた。柴山騎手騎乗の、ストリートキャップ。父ゴールドアリュール、母ミンナノアイドル、そして母父がオグリキャップ。現役時代は超がつくほどのアイドルホースでありながら、種牡馬としての成績は全くだったオグリキャップ。そのため、彼の血を継いでいる馬は貴重なのだ。その姿を見るため、前のレースが終わった瞬間パドックへ走り、ずっと眺めていた。祖父と同じ芦毛馬なのだが、まだ若いので色は黒い。しかし、顔や体つきはやはり似ている。若駒らしい可愛らしさの中に、気品のようなものを感じる。

  私にとってのメインレースは、このレースである。そのため、一気に掛ける金額を上げた。

  12時55分発走。良いスタートから中団の一番内側につけたストリートキャップは、そのまま内々で足を溜める競馬。そして、第4コーナーを回って最後の直線に入る。一瞬、内で包まれてしまったかのように思えた瞬間、一気に馬群を割って伸びてきて、すごい足で他の馬を差し切った。馬群の中から彼の姿が飛び出してきた時の興奮、夢中で叫びながら見届けた先頭でのゴール。そして、その走りに見た祖父の面影。そういえば、芝のマイルといえば、オグリキャップの最も得意とする条件だった。この調子で、いつかは重賞、そしてGⅠを制してくれたら本当に嬉しい。

  第7レースも、ワイドが的中。今日は、大きな当たりもあったし、それ以外にも小さくても地味にありがたい当たりが多かった。1回だけ大きな当たりがあるより、こういう日のほうが楽しめる。

  第9レースも、地味だけどありがたい馬連的中。

  私の中のメインレースは終わってしまったが、公式な今日のメインレースは、第11レースの中山グランドジャンプ。障害レースの、年に2回しかないGⅠのひとつである。ちなみに、もうひとつのGⅠは年末の中山大障害であるが、昨年のそのレースも私は生で観ている。こう考えると、最近本当に競馬場へ行くことが多くなったんだな。

  このレースでは、昨年末の中山大障害で優勝したレッドキングダムがダントツの1番人気。しかし、私が応援するのはその中山大障害で2着になった、それまで最も強いと言われていたアポロマーベリック。ピークは過ぎたと言われているが、そんな前評判は関係ない。パドックで見ると、どちらも毛艶が素晴らしく、GⅠ馬の貫禄に溢れている。

  私だけではなく、多くの人が、このレースはレッドキングダムとアポロマーベリックの一騎打ちだと思っていた。しかし蓋を開けて見ると、15頭中5頭が落馬で競走中止という過酷なレースとなり(幸運にも全て人馬ともに無事だったから良かった)、最後に抜け出したのは林騎手騎乗のアップトゥデイト。しかも、レコードタイムでのぶっちぎりの優勝で、私は初めて掲示板の着差欄で「大差」という文字を見た。これには会場もどよめき、馬券の的中云々に関係なく、最後の直線では私も含め多くの人が彼らに大きな拍手を送っていた。これだけ強い競馬を見せられると、馬券が外れても気持ち良く、こんな素晴らしいレースを生で観られたことに感謝してしまう。ちなみに、林騎手はデビュー30年目で初のGⅠ制覇とのこと。本当におめでとうございます。

  大満足で帰途につく。今回は当たったレースについてを中心に書いたが、当たろうが当たるまいが、競馬場にいるだけでワクワクし、幸せな気持ちになる。少しでも興味のある方は、是非一度、競馬場へ。


3月末から4月初旬(桜の季節)

2015年04月19日 23時38分22秒 | 2015年

  桜の季節がやってきて、あっという間に通り過ぎて行った。この時期は仕事の忙しさもピークに達しているため、1日1日の日記を更新することは出来なかったが、せめて写真だけでも記録に残しておこうと思う。

  関内にある私の職場の近くの川沿いでは、毎年立ち止まらずにはいられないほど見事な桜が花を咲かせる。私も、出張の合間を縫って毎年立ち寄っている。

   週末には、彼女と一緒に三溪園へ桜を見に行った。少し寒かったのと、天気があまり良くなかったが、ここの桜はやっぱり素晴らしい。

  さて、競馬ファンにとって「桜の季節」といえば、桜花賞である。牝馬クラシックの初戦。阪神競馬場のマイル戦で行われる3歳乙女たちの頂上決戦だ。今年は、4月12日。出走馬及び私の予想は下記のとおり。

◎ ⑮ココロノアイ
○ ⑬クイーンズリング
▲ ⑧ルージュバック
△ ⑨アンドリエッテ

  牡馬を相手に重賞(きさらぎ賞)で圧勝した⑧ルージュバックの力が上位なのは間違いない。しかし、やはり桜花賞への王道はチューリップ賞やフィリーズレビューだろう。というわけで、前者1着のココロノアイ、後者1着のクイーンズリングを本線で、ルージュバックは相手にする。そして、同い年のイケメン、川田騎手に期待してアンドリエッテを紐にする。

  15時40分発走。当初の予想では、前に行く馬が多く、比較的ペースは流れる(早くなるだろう)と思っていた。しかし、それを懸念したのか、前に行くと予想されていた馬たちはお互いを牽制し合い、なかなか前に出ない。その様子から一瞬の判断で前へ行くことを決断したのが、岩田騎手と⑥レッツゴードンキ。優雅な単騎逃げで1,000メートル62.5秒のスローペースに持ち込むことに成功すると、先頭のまま最後の直線に入り、なんと上がり3ハロンを33.5秒と追込み馬もびっくりの速さでゴール。この上がりでは、後ろの馬は届かない。岩田騎手の一瞬の判断と、レッツゴードンキの力の融合が成した結果である。予想は完全に外れたが、歴史的にも珍しいレースを見ることが出来て、すっきりとした気持ちだ。しかし、これで総合収支がマイナスになってしまった。次は頑張らないと。


3月29日(日)

2015年04月07日 00時24分48秒 | 2015年

  10時起床。昨日が丸一日歩き回っていたので、今日はひたすらゴロゴロ。

  14時過ぎに家を出て、本郷台の駅まで彼女をお見送り。今日は、会社からの宿題があるとかで、少し早い帰宅だ。

  さて、今日は今年2つめのGⅠ、高松宮記念(中京・芝1200m)。昨年のスプリンターズステークスの覇者で、私の大好きなスノードラゴンが脚部不安により出走を回避するなど、これといって抜けた馬がいないことから、混戦模様と言われている。出走馬と私の予想は下記のとおり。

◎ ⑱ ストレイトガール
○ ⑬ ダイワマッジョーレ
▲ ⑯ ミッキーアイル
△ ⑰ コパノリチャード

  大前提として、香港から参戦してきた④エアロヴェロシティは強いが、日本馬に頑張って欲しいので来たらごめんなさいということで切る。その上で、最も安定感のある⑱ストレイトガールと、初のスプリント戦ながらも前走で抜群の末脚を見せ、かつ騎手(M.デムーロ)も信頼できる⑬ダイワマッジョーレを軸にした。今回は前に行く馬が多く、ペースがそれなりに早くなるため、最後は差しが決まるだろうという予想である。そこからは、前走で控える競馬をして新境地を開拓しつつある⑯ミッキーアイル、昨年のこのレースの覇者⑰コパノリチャードを相手に選んだ。また、③ローブディサージュ、⑧アンバルブライベンは、好きな馬なので紐に入れておく。ちなみに、馬券は昨日中山競馬場で購入済みである。

  今回は、さすがに名古屋まで行くわけにはいかないので、テレビの前でレースを観戦する。GⅠファンファーレが流れた後、15時40分発走。ゲートが開いた瞬間、ダイワマッジョーレが出遅れる。ストレイトガールのスタートもあまり良くない。この時点で、私は自分の予想が外れたことに気付いた。しかも、予想に反して前残りの展開。結局、エアロヴェロシティ、ハクサンムーン、ミッキーアイルの先行馬3頭の叩き合いになり、真ん中から一足抜けたエアロヴェロシティが1着でゴールを駆け抜けた。うーん、やっぱり強いな…。今日のところは完敗である。

  夜は、久しぶりに夜更かし。翌日に響くなと思いつつも、結局2時過ぎまで起きていた。


3月28日(土)

2015年04月07日 00時10分16秒 | 2015年

  5時起床。今日は、先輩とその彼女、私と私の彼女の4人で、中山競馬場へ行く。そのため、昨日からワクワクしてなかなか寝付けず、起きなければいけない時間より1時間も早く起きてしまった。当然、彼女はまだ寝ている。

  6時前に彼女を叩き起こし、6時半過ぎに家を出て、関内駅まで先輩に迎えに来て頂いて車で中山競馬場へ。初対面なので緊張するかと思いきや、4人でお喋りするのがごく自然なことに感じられるほど、まったりと時間が過ぎていく。

  中山競馬場に着いて、まずは座席を確保。開門直後だったので、ゴール板前の良い席を確保することが出来た。その後、誘導馬とのふれあいコーナーへ。彼女に馬とのツーショット写真を撮ってもらう。誘導馬だけでなく、スタッフの皆さんも優しく、和やかな雰囲気。

  第1レースから掛け始める。メンバーの中で私の彼女だけが初競馬なので、一緒に行動しながらレクチャー。せっかくなので、パドックでゆっくり馬を眺めたり、コースに近いところでレースを観戦したりする。ちなみに、私は第3レースで馬連と三連複を的中させた。しかし、配当は超がつくほどの低額。

  一連の流れに慣れてきたところで、彼女がビールに手を出し始める。ビールを飲むというのは、競馬場での楽しみ方のひとつである。

  メインレースは、日経賞(芝2,500m、GⅡ)。今日は、このレースを観るために来たといっても過言ではない。私の大好きなウインバリアシオンが出走するのだ。彼の勇姿を観るため、ひとつ前のレース(第10レース)は観戦せず、彼女を連れてパドックでずっと待機。初めて生で観るウインバリアシオンは凛々しく、威厳と気品に溢れていた。また、フェノーメノもさすがの存在感。この2頭は、やはり素晴らしい競走馬である。

  ウインバリアシオンに騎乗する福永騎手登場。今日はよろしくお願いします。

  フェノーメノに騎乗するのは戸崎圭太騎手。騎手が跨ると、一気に気合いの入った顔になった。

  ちなみに、1番人気のサウンズオブアースには、今年からJRAの騎手になったミルコ・デムーロ騎手が騎乗。やっぱり、かっこいい。

  席へ戻り、レースを観戦。結果的に、ウインバリアシオンは2着。勝てなかったのは残念だ。しかし、これまで後方からの競馬しかしてこなかった彼が、今回初めて中段の良い位置につけ、俗にいうところの「好位差し」に取り組み、成果を挙げたことには大きな意味がある。これで、5月の天皇賞に向けて期待が大きくなった。

  最終レースまで観戦。結局、12レースに挑戦して、当たったのは第3レースとメイン(第11)レースだけ。まあ、そんな日もある。それに、今日はウインバリアシオンに会えただけで満足である。

  関内へ戻り、4人で夕食。この頃には完全に打ち解けていて、とても楽しいWデートだった。先輩カップルに感謝である。

  22時過ぎに帰宅。朝からずっと動いていたので、さすがに体が重い。しかし、不思議なことに、心地よい体の重さである。