8時起床。彼女が寝ている間に、旅行の写真整理や精算の計算などを済ませる。
昼前、一足早く川越の実家へ帰る彼女をバス停まで見送ってから、写真の整理の続きと、ブログの更新。
紅白歌合戦の開始を目指して、実家へ戻る。夕方の時間帯、通常であれば湘南新宿ラインも京浜東北線もそれなりに混雑しているが、今日はガラガラだった。渋谷や新宿から人がほとんど乗ってこなかったのには驚いた。大半の人は、既に自宅に帰っているのだろう。
実家へ戻り、年越しそばならぬ年越しうどんを食べながら紅白歌合戦を見る。我が家では、私の年越し食は蕎麦ではなく、うどんと決まっている。母の中で、私は蕎麦があまり好きではないイメージなのだ(実際には、蕎麦よりもうどんが好き、という程度である)。
紅白歌合戦を最初から最後まで見たのは、いつ以来だろう。全てを見たかったというよりは、吉高由里子さんの司会をハラハラしながら応援していて目が離せなかった、というほうが正確だろう。しかし、彼女は慣れないながらも一生懸命進行をこなしつつ、時折独特の彼女らしさを披露し、見事に大役をこなした。出演者の中では、TOKIO(「LOVE YOU ONLY」)が会場の空気を一瞬でひとつにしたのはさすがだと思ったし、「アナ雪」コーナーでの神田沙也加さんの歌声も美しかった。そして何より素晴らしかったのは、中島みゆきさん(「麦の唄」)。彼女のステージは、まさに圧巻だった。あんな歌を目の前で聴いたら、エリーじゃなくても涙が溢れてくるだろう。1年の最後に彼女の歌を聴くことができただけでも、紅白を見た甲斐があったと思う。
2014年を振り返ってみると、公私共に右往左往した1年だった。
仕事の面では、年明け早々から新しい国の補助金業務の担当になり、慣れない中でどんどん降りかかってくる仕事を片付けていくという、ほとんど休みのない状況が約半年間続いた。初夏の頃からは慣れてきて余裕が出てきたが、それでも既存の通常業務に加えて補助金業務に取り組むというのは、なかなか厳しいものだった。この状況は来年も続くので、引き続き気合いを入れていきたい。しかし、上司や先輩、後輩など、周囲の方々には尊敬できる方が多く、本当に恵まれている。公私共にお世話になっている方も多く、彼/彼女らの存在がある限り、仕事量が大変でも精神的には楽しく働くことが出来るだろう。
プライベートで印象に残っていることといえば、直接私に関係することではないものの、とにかく周囲で結婚した人が多かったことである。弟に始まり、友人や先輩、後輩の結婚が相次いだ。人から結婚の報告を受けたり、結婚式に出るというのは、幸せな気持ちになるものである。文字通り、幸せのお裾分けだ。一方で、私自身のこととなると、結婚とは程遠い生活を送っていた。本気の恋はうまくいかず、遊びの恋だけうまくいくとう状況が秋頃まで続いた。おかげでそれなりに浮いた話に恵まれたが、30歳を目前にしてこの状況は喜んでばかりもいられない。そんな時に出会ったのが、今の彼女である。まだ付き合って2ヶ月ほどなので、この先どうなるのかはわからないが、しっかりと安定した関係を築いていければと思う。
何だかんだでバタバタしつつも、好きなところへ旅行にも行けたし、食べたいものもたくさん食べられた。読みたい本も読めた。たくさん遊んだし、魅力的な人にもたくさん会うことが出来た。もちろん良いことばかりではなかったが、楽しい1年だった。来年も、たくさんの方々にお世話になりながら、楽しい1年になればと思う。