社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

4月29日(金)

2011年04月29日 22時09分13秒 | 2011年

  8時起床。11時過ぎに家を出て、日産スタジアムへJリーグ第8節、横浜Fマリノスvs.清水エスパルスの試合を観に行く。日産は日本最大規模のスタジアムで、最大7万人以上の観客動員が可能なのだが、その分スタンドからピッチまでの距離が遠い。普段、アウトソーシングスタジアム日本平のスタンドから選手たちのプレーを間近に目にしているので、このスタジアムはどうにも物足りない。と同時に、いかにエスパルスのサポーターが恵まれた観戦環境に置かれているかということを痛感させられた。


アウェイということで、当然ながらマリノスサポーターのほうが多い。

  キックオフは14時04分。今日のエスパルスは、前節の福岡戦に比べるとかなり良いサッカーが出来ていた。システムを4-5-1に変更し、ボランチに岩下選手を入れ、その前に枝村・山本真の両選手を配置したことで、守備的にも安定感が増した。そして、その前の右に大前、左に小野、最前線に伊藤というシステムもそれなりに機能していたように感じる。結果は、1-1の引き分け。後半35分に大前選手が自らの突破で得たPKを決めて先制したものの、5分後に同点に追いつかれてしまった。しかしまあ、現在のチーム状態を考えると、アウェイで勝ち点1を手に入れたのだから良しとしよう。それに、前節に続いて得点を決めた大前選手はもちろん、小野選手も徐々に復調してきたし、途中投入のアレックス選手、高原選手もキレのある動きを見せていた。まだまだ発展途上のチームなので浮き沈みはあると思うが、今日の試合を通して今後に希望が持てたように思う。次節は、5月3日の広島戦(@日本平)。ホームだし、ここで勝ち点3が取れればのっていけるだろう。


前節に引き続き、試合前の黙祷。


今回はかなり良い席だったが、やっぱり迫力には欠ける。

  17時過ぎに帰宅。さっそく、明日からの西国巡礼の準備に取り掛かる。今回のお寺は辺鄙なところが多いので、綿密な計画が必要だ。1本バス(電車)を逃すと次は2時間後、なんていうところが結構ある。しかし、西国巡礼の締めくくり、ひいては百観音巡礼の締めくくりにとっては、これぐらい難しい場所があったほうがふさわしい。ちなみに、今回はパソコンも持って行こうかと思ったのだが、荷物は軽いに越したことはないし、せっかくの非日常感が薄まるのも嫌なので、持って行かないことにした。そのため、次回の更新は5月3日以降になる。では、行ってきます。


4月28日(木)

2011年04月29日 00時56分43秒 | 2011年

  6時起床。ゴールデンウィーク突入直前ということで頭の中はバカンスモード…と思いきや、総会の議案書のチェックや決算書の修正など、案外やることが多かった。加えて、今年度の事業に関する打ち合わせも行い、今後のスケジュールが段々と明確になってきた。昼食は、専門家の先生方と一緒に「梅蘭」の焼きそば。

  夕方、連携先の信用金庫におつかい(出張)に出掛ける。これまでいくつかの信用金庫におじゃましてきたが、ここの信金さんは他とは一味違う。全国でも有数の良好な経営状態を維持しているだけあって、来客対応が素晴らしい。ここの職員さん方が普段から口癖のように言っている「お客様第一」が体現されている。お辞儀の仕方ひとつにしても、この信金さんから学ぶことは本当に多い。

  21時過ぎに帰宅。ついに、明日から1週間のお休みである。小学生の頃の遠足前夜のように、ワクワクして眠れそうもない。

 


4月27日(水)

2011年04月27日 23時07分21秒 | 2011年

  6時起床。昨日とは打って変わって、今日はひたすらオフィスで事務作業。事務作業にも前向きなものと後ろ向きなものがあるわけだが、今日は全く以って後ろ向きな作業だった。しかし、今のうちにコツコツやっておかないと後々非常に後悔することになるため、比較的時間のある今のうちに少しずつ進めていかなければならない。

  うちのチームでは今、風邪が流行っている。上司は治りかけだが依然として万全ではないし、先輩に至っては昨日まで熱があって休んでおり、今日もひどい咳をしていた。今のところ元気な私としては、心配な一方で「ゴールデンウィーク前にうつされたらやだな」などとも思っている。特に今日は蒸し暑かったので、単に暑いのか熱があるのかの判断が難しく、夕方近くなると気分的に体調が悪いように感じられた。しかし、今はもう何ともないので単なる気分的な問題だったのだろう。

  19時半前に帰宅し、歯医者へ。虫歯はもうないのだが、せっかくなので歯のメンテナンスをしてもらっている。年齢を重ねるにつれて、歯だけではなく身体の健康に気を遣うようになってきたのだ。

  さて、ついにあと1日で、ゴールデンウィークに入る。今回は、丸々1週間の休みを取ることが出来た。正直、もはや頭は連休モードに入っているが、気持ちよく休みを過ごすためにも、明日はしっかり仕事に集中したい。


4月26日(火)

2011年04月26日 23時24分38秒 | 2011年

  6時起床。出勤後、1時間ほどで上司と出張に出掛ける。目的地は、相模湖。中央線で高尾のもう1つ先の駅である。位置的には東京都もしくは山梨県のような場所だが、実はここも神奈川県である。ただし、横浜からだと横浜線と中央線を乗り継いで約1時間半掛かる。高尾からは鉄道の車両も田舎風(115系)になり、軽い旅行という感じだ。


高尾駅からはこの電車に乗り換える。

  相模湖駅前で他の支援機関のアドバイザーさんと診断士の先生と待ち合わせ、まずは「レストランマツキ」で昼食。以前(昨年8月23日)にプライベートで来た時に見つけたお店である。前回はわかさぎを食べたが、今回は普通に白身魚のフライ定食を食べた。ごく普通のフライだった。


晴れた日の相模湖の景色はなかなか素晴らしい。

  仕事を終え、17時過ぎにオフィスに戻る。内容は公開できないが、この案件は非常に興味深い。今後も何度か相模湖まで足を運ぶことになるだろう。今から楽しみだ。

  20時過ぎに帰宅し、テレビでプロ野球、日本ハムvs.ソフトバンクの試合を観る(結果は3-2で日本ハムの勝利)。今日はダルビッシュ投手が先発で、素晴らしいピッチングを披露した。特に、8回無死満塁からのピッチングには鬼気迫るものがあり、背筋がゾクゾクした。パ・リーグには素晴らしい投手が数多くいるが、その中でもやはり彼はずば抜けている。日本ハムファンの贔屓目かもしれないが、彼は日本球界史上最高の投手ではないだろうか。

  最近は読んだ本の感想を全く書いていなかったので、たまには「俺も少しは本ぐらい読むんですよ」アピールをしておこう。題材は、山根純佳『なぜ女性はケア労働をするのか』。性別分業が再生産される理由を説明する理論には、これまで主に「物質構造決定論」「主体選択論」「ジェンダー秩序論」などがあったが、著者曰くどの理論も有効とはいえない。そこで彼女が注目するのが、「エージェンシー」という概念である(ちなみに、本書におけるエージェンシーの定義は、「構造に対する解釈にもとづいた能動的実践」となっている)。

経済資源やケア資源の配分構造、ジェンダーをめぐる評価構造のもとでの男女の能動的実践によって性別分業は再生産されている。一方で、「ケア=女性の責任」という言説に対する「批判的解釈実践」や、経済資源を用いた女性の「交渉実践」は性別分業の変動の契機となる。さらに交渉実践は男女の利益対立を乗りこえて、男性の意識、価値そのものを変えていく可能性を持っている。(P208-209)

つまり、エージェンシーは性別分業を再生産することもあるし、変動(再編)させることもある。それは私的領域のみならず、公的領域においてもいえる。ここまではすこぶる納得。しかし、ここからクライマックスに入ると、少しわからなくなってくる。最終的に著者は、性別分業の再生産を超えるために必要なこととして、「あらゆる職種における女性のキャリア形成と社会的評価獲得の場の拡大」や、「所得税の配偶差控除・社会保険の第三号被保険者制度の廃止」、「ケアサービスの社会的整備」などを挙げている。しかし、これらの提言は本書以前から散々言われてきていることだ。別にその提言が間違っているとは思わないのだが、「それだけ?」というのが私の感想である。それなら別に、エージェンシーという概念を持ってこなくてもいいんじゃないの?と思ってしまう私は、本書に対する理解が不足しているのだろうか。もちろん、本書のテーマは「なんで女ばっかりがケア労働してんの?」であって、その議論はわかりやすく提示されているのだから別に構わないのだが、そこから次に出てくる”処方箋”がどうにも弱い。そこまでが非常に面白かっただけに、最後の最後でちょっと肩透かしを喰らったような感覚である。

  こんなことを言いつつも、実は私はこの著者には尊敬の念を抱いている。学生時代にちょくちょく見に行っていたゼミやシンポジウムで発言する彼女の姿が、単純にカッコイイものだったのだ。理路整然とした語り口で、何度も「なるほど~」と思わされた。そんな著者が上野先生の下で博士論文を書き、それがこうして本になったというのは勝手ながら私にとっても感慨深いもので、思わず手に取った次第である。元々あまり活字と仲良くない(だからこそ「本を読んでます」アピールをしたくなる)私なので理解できないことも多々あるのだが、それでもやっぱりこういう本を読むのはとても楽しい。


4月25日(月)

2011年04月25日 23時22分11秒 | 2011年

  6時起床。短くした髪型について、職場での評判がすこぶる良い。会う人会う人からお褒めの言葉を頂く。お世辞だとしても嬉しいものだ。一方で、「あのストパーの時はひどかったけど…」などという言葉もちらほら聞かれた。「イジることすら憚られた」らしい。どうやら、そんなに悪くなかったと思っているのは自分自身だけのようだ。主観というのはおそろしい。

  午前中は事務処理と施策に関する情報収集に費やし、午後からはISOに関する会議を2本。これまで、うちの組織はISO14001をただ持っているだけでPDCAサイクルを実際の業務に全く活かせていないと思っていたし、上層部はそれから目を背けていると感じていたのだが、今日の会議で話を聞き、彼らもまた同様の問題意識を共有し、改善策を検討しているということがわかった。おかげで、内部監査業務に対するモチベーションがかなり向上した。

  20時過ぎに帰宅。ゴールデンウィークの西国巡礼の行程がほぼ固まってきた。西国はほとんど無計画に行きやすいお寺ばかりを回ってしまったので、今回(おそらく最終回になるだろう)の行程はなかなかハードである。2泊3日のいずれの日も移動距離が長くなるので、最終日あたりはかなり疲労が溜まっているような気がする。しかし、その分回り終えた時の達成感は大きくなるだろう。