社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

1月25日(日)

2015年01月29日 20時56分10秒 | 2015年

  10時半起床。朝食は、フレンチトースト。昨日から牛乳と卵に付け込んでいたのでふわっふわなのだが、一体昨晩いつの間に仕込みをしたのだろう。彼女と顔を合わせていなかったのはシャワーを浴びていた時くらいで、それもせいぜい5分程度だったと思うのだが。更に、彼女のお母さんが趣味で作っているというジャムが本当に美味しくて、特に無花果の味にハマってしまった。普通に売って欲しい。

  昼過ぎに家を出て、水戸芸術館へ。

  13時30分からのパイプオルガンのコンサートを聴く。奏者は紺野麻衣さんという方で、バッハの楽曲を4曲演奏された。パイプオルガンを聴くのは中学生の時以来だが、その音の重厚感はやはり素晴らしい。音が波を打って私に向かってきているような錯覚に陥る。30分の別世界体験だった。

  水戸駅前の「プロカフェ」で休憩。前回と同様に「ラムチョコフロート」を注文したら、前回よりはるかにラムの量が多く、口に含んだ一気に体が熱くなった。前回は注文時に「アルコール入ってますか?」と聞いたから、店員さんが気を利かせてラムの量を減らしてくれていたのだろう。次からは、ラム少なめで注文することにしよう。

  水戸駅15時30分発の高速バスに乗り、東京へ戻る。東京駅までの所要時間は、2時間半弱。しかも、この路線は比較的混雑する。高速バスといえば、サッカーを観に行くときに東京-静岡間のかなり空いたものしか利用していなかったので、隣の席に人が座るということがとても苦痛だった。高速バスの移動は結構好きなのだが、やはり茨城への交通手段は電車しかないようだ。

  19時過ぎに帰宅。結局、電車(特急)で帰るより1時間半も余分に時間が掛かってしまった。


1月24日(土)

2015年01月27日 21時34分40秒 | 2015年

  9時過ぎに起床。彼女の家に来ると、朝からきちんとしたご飯を食べさせてくれる。私がシャワーを浴びている間にささっと作ってしまうのだから、すごい。味はもちろん美味しいのだが、それ以上に手際の良さに毎回感心させられる。

  お昼過ぎからお出かけ。車で、竜神大吊橋を見に行く。笠間からは大体下道で50キロぐらいの場所で、1時間半ぐらいで着いた。とは言っても、その内30分くらいは助手席で寝てしまっていたので、私の感覚的にはもっと早く着いたように感じられた。

  まずは、ダムの下から橋を眺める。覚悟はしていたが、やはり随分と高い。

  続いて、実際に橋のところへ。吊橋という響きのイメージよりは、かなりしっかりとした造りの橋である。ただ、渡り始めるとやはり高さを実感させられ、怖い。揺れないからまだ良いが、ところどころで足元が透明になっている場所があったりして、足が震える。そんな私の姿を見て、彼女はニヤニヤと楽しそうにしている。ちなみに、ここではバンジージャンプも出来るらしい。高さ100メートルからのブリッジバンジーということで、常設では日本一の高さらしい。まあ、私には関係のない話だが。

  水戸へ戻り(帰りは私が運転したので寝なかった)、「山翠」であんこう鍋を食べる。あんこう鍋は、水戸の郷土料理で名物のひとつである。冬が旬の時期なので、前々から一度食べたいと言っていたら、彼女がお店を見繕ってくれた。

  あんこうのフルコースを注文。肝豆腐、供酢、あん肝、柳焼き、鍋と、文字通りのあんこう尽くしである。メインは、やはりあんこう鍋だろう。見た目のイメージとは異なり、あっさりしていて鱈のような食感になっている。アラから出る出汁も美味しい。また、柳焼き(頭を焼いたもの)の、特にほっぺたの部分のお肉がコラーゲンたっぷりで美味しく、苦労しつつも一気に全ての身を平らげた。見た目はグロテスクだが、味は絶品である。

  スーパーに寄り、彼女の大好きな「ビエネッタ」を購入してから帰宅。アイス売り場でなかなか見つからず、最後に残っていた1つを冷凍ケースの奥から見つけた時の彼女の笑顔は、とてももうすぐ30歳を迎える女性とは思えず、10代の少女のようだった。

  彼女から聞いて初めて知ったのだが、女性は使わなくなった下着の処分に苦労するらしい。普通に燃えるゴミに出すのは恥ずかしくて抵抗があるし、ブラジャーなどはワイヤーが入っているので、分別の面でもそのまま捨てることは憚られる。そんな中、今下着ブランドメーカー「WACOAL」(ワコール)で行われているのが、「BRA Recycle」という取り組みである。専用の紙袋に使わなくなったブラジャーを入れてお店へ持っていくと、それを(開封することなく)袋ごとリサイクルして、「RPF」と呼ばれる燃料(廃棄物固形燃料)に生まれ変わらせてくれる。これは石炭等の代わりとして利用され、しかも石炭に比べて燃焼時のCO2排出量が30%も削減されるらしい。女性としては、これまで苦労してきた下着の処分が安心して出来て、なおかつ地球環境にも貢献することが出来る。企業としても、ブランドイメージの向上に役立つ。こういう取り組みを戦略的に構築できる人はすごい。


1月23日(金)

2015年01月27日 00時08分25秒 | 2015年

  7時起床。今日は、日曜日に休日出勤した分の振替休日を取った。

  身支度を整え、10時過ぎに家を出る。京浜東北線で横浜へ出て、京急線に乗り換えて立会川へ。駅前に坂本龍馬の銅像が立っている。この周辺には土佐高知藩山内家の下屋敷があったそうで、若かりし頃の龍馬がこのあたりで暮らしていたらしい。周辺の商店街も下町感溢れる良い雰囲気で、ゆったりした空気が流れている。

  駅から歩いて10分ほどで、大井競馬場に到着。初の大井競馬場である。最初はとにかく、その広さに驚かされた。これは、地方競馬の規模ではない。しかし、雰囲気は川崎競馬と同じで、味のあるおじさまたちが良い感じで場末感を醸し出している。

  とりあえず、第2レースから観戦。地方競馬の良いところは、コースとの距離が近いことである。馬たちが目の前を全速力で駆けていくのは本当に迫力満点で、その足音は耳に心地良い。鞭の音もはっきりと聞こえ、痛そうだが、馬にとっては軽い合図くらいの感覚でしかないという話も聞く。実際のところはどうなのだろうか。また、今日は馬場がかなりぬかるんでいたこともあって、豪快に泥が舞う様子も見られた。

  昼食は、屋台スペースにある「ふか河」のモツ煮込丼(生卵入り)。500円でこれでもかというほどモツ煮が入っていて、その出汁と卵が合わさったことでご飯との相性も抜群になっている。こういう掘り出し物があるのも、競馬場の魅力のひとつだ。最近、私の中で、「中年のおじさんが好む料理には外れがない」という仮説があるのだが、今日その仮説が一段と信憑性を増した。

  私が今日ここへ来た目的は、第5レースを観戦することだった。このレースに、以前北海道に競走馬の牧場を見に行った際に泊まったペンションのオーナーが育てた馬、ゴールデンウルフ(愛称:ポニョ)が出走するのである。ポニョは、生まれてすぐに母馬から育児放棄され、一から人間の手によって育てられた。そのため、かなり人懐っこいそうだ。そして、実際にパドックで見たポニョは、とても優しい目をしていた。ただ、競走成績のほうはというと、最近はあまり良い結果が出ておらず、今日のレースでも残念ながら10着に敗れた。第4コーナーまでは中段の良い位置にいたものの、最後の直線で伸びを欠いてしまった。そのため私は大損してしまったが、元気な姿を生で観ることが出来たし、無事にレースを終えることが出来ただけでも良かったと思う。

  今日の参戦は、第6レースまで。しかし、馬券は全く当たらなかった。まあ、そんな日もあるさ。

  最後に、4号スタンドにある「幸福堂」でモツ串(赤・白)とホルモン串を食べる。大井競馬場名物グルメのひとつらしい。名物と言われるだけあって、しっかりと出汁がしみこんでいて、美味しかった。また、お店のおばさんたちの温かい接客が心に残っている。運動会の日の朝に息子を送り出す母親のような温かさで、お客さんを応援していた。次はちゃんと勝って、胸を張って報告できるように頑張ります。

  帰りは、大井競馬場前駅から東京モノレールに乗る。

  新橋へ移動し、「銀座ウエスト」で休憩。ピスタチオのケーキと、ハーブミルクを頂く。先ほどまでとは打って変わって、上品なおばさまたちで溢れている店内。ここへはハーブミルクを目当てにたまに来るが、お店の雰囲気やこのような客層は少し苦手だ。そのため、飲み食いが終わるといつもそそくさと出てきてしまう。いつかはこういうお店で寛げるようになりたいものだ。

  銀座線で上野へ出て、15時32分発の常磐線水戸行に乗る。時間に余裕があるので特急料金を節約し、その半額で乗れる普通列車のグリーン車に乗ってみることにした。上野から水戸までの所要時間は、2時間10分。ただし、実際に走っている時間はそれより20分以上短い。途中、佐貫駅と土浦駅で、それぞれ10分の時間調整が行われたのだ。佐貫駅のそれは特急の通過待ちなので理解できるが、土浦駅でのそれは理由がわからなかった。私はともかく、日常的に利用している人たちにとっては、結構きついダイヤ設定だろうと思う。ちなみに、同じ区間を特急に乗ると、1時間強で着いてしまう。そりゃ、みんな特急に乗るわな。

  そういうわけで、水戸駅に着く頃には辺りは暗くなっていた。とりあえず、水戸駅から続く商店街を歩く。国道50号線沿いに続く商店街は非常に長く、端から端まで歩くのは容易ではない。また、車線も多く広いので、一般的な商店街のイメージとは少し異なる形になっている。一部シャッターが下りたままの場所もあるが、これだけの数の店舗が軒を連ねているのは素晴らしい。

  その商店街の中で、駅から1キロほど歩いたところにある喫茶店「フルーツバスケット」で休憩。果物屋さんの2階にあり、その名の通りフルーツを使ったメニューが豊富なお店である。ちなみに、果物屋さんとの直接的な関係(資本関係等)はないらしい。ただ、必要な時に必要な物を必要な分だけ仕入れることが出来るので、随分助かっているとのことだった。

  注文は、フルーツパフェ。ここのパフェは、とにかく本格派である。果物と生クリームとアイスクリームだけで構成されている。よくあるコーンフレーク等でのかさ増しは行われず、当然ながら缶詰の果物も使われていない。肝心の味も抜群で、果物の甘みや酸味を満喫することが出来た。このお店はパフェの種類も多く、様々な種類の果物を楽しむことが出来るようなので、色々とチャレンジしたい。とりあえず、次はオレンジパフェかな。

  彼女の帰宅に合わせて、私も水戸線で笠間へ移動する。水戸線が1時間に1本しかないのでなかなかスムーズに移動が出来ず、彼女の家に着いたのは21時を過ぎていた。やっぱり、田舎では車がないと不便である。


1月11日(日)

2015年01月21日 21時25分06秒 | 2015年

 9時過ぎに起床。3連休の中日なのでどこかへ行こうと話し合い、彼女の希望で江ノ島へ行くことにする。江島は私の家から40分くらいで行ける距離にあるのだが、実は私もまだ一度も島へ渡ったことがない。

  昼前に家を出て、大船からモノレールで江ノ島へ。歩いて江ノ島弁天橋を渡る。江島神社への初詣客だろうか、とにかく人が多く、みんなで行進をしているようだった。

  大混雑の参道を上り、比較的空いていた「天海」で昼食。焼きはまぐり、シラスのかき揚げ、金目鯛丼を注文し、シェアして食べる。シラスのかき揚げがサクサクで香ばしく、予想以上に美味しかった。

  参道を下り、ボートマリーナのほうの住宅街から再び山を上る。階段が多くて大変だし、風も強くて寒さも厳しいが、上から眺める景色は素晴らしい。

  帰りの江ノ島弁天橋はとにかく風が強く、特に横風が吹いたときは本当に飛ばされそうになった。そして、橋を渡りきる頃に髪は乱れ、全身が砂っぽくなっていた。

  小田急線で藤沢に出て、少し買い物をしてから帰宅。


1月10日(土)

2015年01月18日 18時09分36秒 | 2015年

  7時起床。朝から部屋の掃除と洗濯をする。平日と同じ起床時間で少し眠いが、今日は予定が詰まっている。

  10時過ぎに家を出て、中山競馬場へ。家から中山競馬場まで、ドア・ツー・ドアで2時間ちょうど。ちょっと遠いが、競馬新聞で情報収集するにはちょうど良い時間である。いや、むしろ少し足りないくらいか。

  第5レースから参戦。今日は、どうしてもこの第5レース(3歳未勝利戦)に間に合いたかった。それは、このレースに「ユメハステズニ」という馬が出走するからである。オレハマッテルゼ産駒という比較的地味な血統だし、前走の新馬戦は16頭立ての11着と、少なくとも現時点ではそれほど期待できない状況だが、なにせ名前が良い。馬主の小田切有一さんは、有名どころでは「オレハマッテルゼ」を筆頭に、自らの所有馬に「ワラッチャオ」、「エガオヲミセテ」、「ワクワクカンヲ」といった明るくメッセージ性の強い名前を多く付けている。個人的には、こういう名前の付け方は大好きだ。残念ながら、今日のレースでは、ユメハステズニは16頭立ての16番人気、結果も12着と振るわなかったが、馬名に負けないよう、これからも諦めずに走って欲しい。

  昼食は、場内のラーメン屋「翠松楼」で。フードコートコーナーで行列が出来ていたので、私も並んでみた。注文は、定番のラーメン。シンプルな醤油ベースのラーメンで、ほっとする味である。一気にすすれるし、競馬場で食べるにはぴったりのラーメンだ。

  競馬を生で観られるのは贅沢なことだと、最近つくづく思う。ここに来るまでに、馬たちは数多くの調教(練習)を繰り返し、場合によっては怪我を乗り越え、調子を整えてきた。そもそも、レースに、しかもJRAのレースに出走することが出来る時点で、彼らは選ばれしサラブレッドなのだ。そんな彼らの走りを目の前で観るというのは、プロ野球やJリーグなどの選ばれたアスリートたちによる対決を観ることと同じようなものだ。いや、馬たちが文字通り命を賭して走っていることを考えれば、それ以上かもしれない。そう考えると、パドックで馬の息遣いを感じ、予想をして馬券を買い、コースに出て迫力ある走りを体感するという、約30分ごとに繰り返されるこの作業が、本当に貴重なものに感じられる。馬券が当たるかどうかは、あまり関係がない。競馬場にいるだけで、言葉では表現できない興奮に包まれるのだ。これは、競馬をやらない人はもちろん、生で観ない人にもわからない感覚だと思う(お金の面を考えればこの感覚はわからないほうが良いだろうとも思うが、私はもう戻れない)。

  最終の12レースまで、全8レースに挑戦して、当たったのはメインの11レースのみ。しかし、縁起の良さそうな名前のレース(招福ステークス)だったし、何より勝った金額がそれなりに大きくてそれまでに負けた分の大部分が返ってきたので、よく出来たほうだろう。最終的な収支は、約6,000円のマイナスだった。

  競馬場の前から路線バスに乗り、東武野田線の馬込沢駅へ出る。鉄道マニアとして恥ずかしい話だが、これまでこんな駅があることを知らなかった。そもそも、東武野田線は大宮から柏までだと思っていた。柏から先も、船橋までつながっていたとは。

  その東武野田線で柏へ出て、せっかくなので一旦下車。駅周辺が思ったよりも栄えていて驚かされる。一方で、初めて降り立ったのに既視感を頂いたのは、おそらく高島屋があって、ビックカメラがあって、そごうがあるという、大宮と同じような景色が広がっていたからだろう。

  常磐線で上野へ出て、笠間から来た彼女と合流し、夕食をとってから家へ帰る。競馬でかなり歩き回ったので、家に着くころには筋肉痛が始まっていた。スマホの万歩計アプリをチェックしてみたら、楽に20,000歩を超えていた。