10時起床。朝食兼昼食は、ホットケーキとフルーツ。ホットケーキは少し焦げてしまっていたので、母の名誉のために写真は載せないでおく。まあ、焦げてても味は美味しいんですけどね。
昼過ぎに実家を出て、本郷台へ戻る。途中、赤羽駅で角田光代さんの『三面記事小説』と『くまちゃん』を購入し、読みながら戻ってきた。そろそろ他の人の書いたものを読んでみようかとも思うのだが、つい彼女のもので読んでいない作品が並んでいると、それを買ってしまう。
掃除と洗濯を済ませ、早々にベッドに入って本を読む。ただ、結局すぐ昼寝になってしまったが。
夕食は、出前のお寿司。ちょっと奮発して、大トロやウニ、ズワイガニの入ったメニューを選んだ。
『くまちゃん』を読み終える。タイトルからしてほのぼのとした話なのかと思いきや、その内容は”フラれ小説”だった。短編集で、主人公がフラれる。そして、主人公をフッた相手が次の話の主人公となり、今度はフラれる側になる。その流れはすぐにわかるので、中盤以降に配置されている話では、主人公の彼または彼女がフラれることを知った上で読み進めることになる。そのため、物語の前半に描かれる幸せな描写も、複雑な想いで読んでいった。感想を一言でいうならば、恋愛から得るものはとてつもなく大きいが、失恋から得るものはもっと大きいのかもしれないと感じた、ということになるのだろう。しかし、そんな言葉では足りない何かを、この本は感じさせてくれたような気もする。