8時起床。朝から雨が降っている。
朝食は抜き。
散歩に出掛けようと靴下を履く娘をなだめ、抱っこして外へ出て雨が降っていることを認識させるということを2度繰り返す。2度目は彼女も雨が降っていることはわかっていて、出掛けたいというよりも雨を見たかったという感じだった。だから、2度目はただ眺めるだけではなく、敢えて家の前まで出て2人で雨に濡れてみたりもした。喜ぶかと思いきや、リアクションは思っていたよりも薄かった。
昼食は挽肉炒め丼。娘が食べやすいようにこのような形で作っているのだろうが、娘よりも私のほうがこの料理を気に入っている。
午後、娘がお昼寝に入り、妻も一緒に眠ったので、1人ゆっくりテレビで競馬観戦。春のグランプリ、宝塚記念を観る。私の本命はバゴ産駒のクロノジェネシス。昨日儲けた分のお金を使い、彼女を1着に固定した馬単と3連単を買う。結果は、彼女が2着馬を6馬身も引き離した圧勝。残り1ハロンで後続を更に引き離した時は思わず声が出た。しかし、2着のキセキを買っていなかったので、馬券は外れてしまった。まあ、そういうこともある。
クロノジェネシスの勝利には大きな意味がある。彼女の父であるバゴの種付料は50万円(2020年度)。他の馬たちのお父さんからすると圧倒的に安い。例えば、このレースに5頭の産駒を送り出した今は亡きディープインパクトの種付料は全盛期で4,000万円。ロードカナロア2,000万円、ハーツクライ1,000万円、ルーラーシップとハービンジャーが700万円…と比べると一目瞭然である。生産牧場にとって種付料というのは大きなコストで、中小零細牧場はそう簡単に何百万円という金額を払えない。通常、高い種付料の種牡馬の産駒は高く売れるし、逆もまた然りである。お金がないから高い種付料が払えず、その結果生まれてきた馬も高くは売れないから儲からない。そして翌年もまた高い種付料は払えない…という現状がある。
そんな中で、種付料50万円のバゴ産駒がここまでの実績を上げると、これからセリに出てくる他のバゴ産駒の値段が相対的に上がり、牧場が儲かる。資金に余裕ができて、種付料やその他の生産基盤への投資にお金を回すことができる。そして、それによって翌年以降更に良い馬を生産できる…という可能性が広がる。かなり乱暴かつ楽天的なまとめ方ではあるが、大きく間違ってはいないだろう。そういう意味において、今日のクロノジェネシスのグランプリ制覇には、単なるG1勝利とは一味違う価値があるのである。クロノジェネシスの活躍とその父であるバゴの存在が、中小零細牧場の大きな光となるかもしれない。
夕食は、お刺身(ホタテとブリ)と唐揚げ。お刺身、特にホタテがとても美味しいのに、娘は唐揚げにしか興味を示さない。まだ魚介類のありがたさを理解するには早いか。
娘と一緒に入浴を終えてから、デザート。昨日に引き続き西瓜を食べる。千葉県富里市の村田さんという生産者さんが作った西瓜なのだが、これまでに食べた西瓜とは一線を画す美味しさである。みずみずしさと甘さがとても強い。これはクセになる。今回は実家の母が送ってくれたのだが、普通に買ったらいくらぐらいするのだろうか。私としては5,000円までなら間違いなく買う。
娘を寝かしつけてから洗濯をして、23時半前に就寝。