9時半起床。10時半過ぎに家を出て、横浜の中華街にあるローズホテル横浜へ向かう。今日はそこで、模擬結婚式の見学とコース料理の試食会がある。実は、一度8月に大宮(埼玉)の結婚式場を予約したのだが、その後に色々と問題が生じたために、もう一度検討し直すことにした。その過程で、私が普段から仕事でお世話になっているこちらのホテルに相談し、見学・検討した結果、プランの内容や施設、自由度や明瞭性など全ての面において以前の式場を大きく上回っていたため、お願いすることにしたのだ。それなりの勉強代(キャンセル料)は掛かったが、おかげで満足のいく式場を見つけることが出来た。
受付開始の11時半の少し前にホテルに到着。模擬挙式用に、当日と同じロールスロイスが用意されている。
模擬挙式用のモデルさん(ホテルの従業員さんだそうだ)を乗せたロールスロイスに続いて、マイクロバスで式場の山手ヘレン教会へ移動する。結婚式専用ものではなく、本物の教会で式を挙げたいという私にとって、この教会の存在も大きな決め手となった。本物の教会だからこその落ち着きと温かみ、そして神聖な雰囲気がある。
模擬挙式は、本当に本番さながらの内容で、牧師さんのお説教も心のこもったものだった。また、お祈りの際、新郎新婦の手を聖書の上に置かせ、その上から牧師さんのストールをかけて手をかざし、祈りの言葉を述べるシーンが印象的だった。そういえば、父の希望に「外国人の神父(又は牧師)は何を言っているのか聞き取れないから、日本人のほうがいい」というのがあったが、その希望にも応えることが出来る。更に、式の後のバルーンリリースやシャボン玉の演出も楽しく、正直これまではその手の工夫に消極的だったのだが、これならやってみてもいいかもしれないと思うようになった。
試食会の会場は、教会の隣にある一軒家で。元々ローズホテルのオーナーの別荘だった建物を改装し、披露宴会場にしたのだそうで、私たちの披露宴もホテルに戻ってではなく、この場所で行うことになっている。それほど広くはないが、アットホームな雰囲気で、リラックスした時間が過ごせると思う。また、すぐ隣が厨房になっているので、料理も作りたてのものが出て来る。
試食は、1組で2パターンのコースを頂き、それぞれを2人でシェアしながら味を確認していく。味はどれも文句なく美味しいので、大満足。しかも、フォアグラは食べたくない旨を事前にお伝えしていたところ、想像以上の代替案を出して頂いた。あとは、全体の構成や出席者の顔を想像しながら選んでいくことになる。まだ決めたわけではないが、だいぶイメージが固まった。せっかくなので全ての料理を紹介するが、おそらく本番はこれらの組み合わせだけでなく、カスタマイズしたものをお願いすることになるだろう。
舌平目・帆立貝のムース 海の恵みをソーセージ仕立てに
ズッキーニに包まれたエキゾチックなクスクスと生ハム風味の緑野菜と共に
オマール海老と帆立貝のガレット仕立て ほのかなオマール海老のムースを添えて
パセリと生姜の香るオリーヴオイルのコントラストで
リードヴォーのパン粉焼き ムースリーヌ仕立てのケイパーソース
(※これがフォアグラの代替料理)
パンも美味しい。
森の茸のクリームスープ ほのかなトリュフの香り
コンソメ レディカーズン
金目鯛のプレゼ 焼きリゾット添え
柚子と九条ネギの香りをしのばせたブイヨン仕立て
海の恵みのムースに包まれた舌平目のプレゼ ほのかな焼き色をつけて
ベルモットの香るアルベールソース
途中、キャンドルサービスに代わるアトラクションも披露された。
お口直しのグラニテ(マンゴー)
お口直しのグラニテ(ライチ)
国産牛ヒレ肉のポアレ 季節野菜のコンチェルト
牛蒡の香るマデラ酒のソース
特選黒毛和牛ヒレ肉のポアレ 赤ワイン風味ソースとセップ茸のクリームソース
白トリュフの香り
フランス産マロンのモンブラン仕立て 季節のフルーツ添え
ベルギーショコラのムース仕立て アーモンド風味豊かなフィナンシェを添えて
ウエディングケーキ
大満足で試食会を終え、横浜駅まで妻を送ってから帰宅。結婚式の雰囲気も体験できたし、料理のイメージも明確になって、有意義な1日だった。