社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

8月18日(木)

2016年08月27日 13時21分15秒 | 2016年

  9時起床。今日は1日何もやることがない。

  お昼前に家を出て蒲田駅周辺を散策し、たまたま見つけたスペインバル「お米バル リオブール」で昼食。ガリシア栗豚の炙り丼を頂く。お肉を増量したので結構なボリュームになったが、豚肉の甘じょっぱさが美味しくてどんどん食が進んだ。小さなバルなので夜はなかなか入りづらそうだが、今度は一度夜に来てみたい。

  駅前の喫茶店「和蘭豆」で休憩。アイスカフェオレと苺ミルクのかき氷を注文する。カフェオレは氷もコーヒーで出来ている凝ったものだったし、かき氷も苺がふんだんに使われていた。

  夕食は、シチューを作る。ズッキーニを入れるのがポイント。レシピ通り作ったので、味は文句ない。


8月17日(水)

2016年08月27日 12時26分37秒 | 2016年

  8時起床。今日と明日は有給休暇を取った。本当は園田競馬(大阪)と佐賀競馬の”旅打ち”のために休んだのだが、「お金が掛かり過ぎるんじゃ…」という妻の微妙な表情に尻込みし、「だったら1日目に大井競馬で旅費分の3万円を稼いで、次の日に日帰りで佐賀競馬に行くぜ!」と計画変更した。というわけで、今日は大井競馬場へ行く。

  昼過ぎに家を出て、梅屋敷から京急線に乗り、立会川へ。立会川駅周辺は、何とも趣きのある街になっている。特に、坂本龍馬の銅像が立つ北浜川児童公園を通りすぎて数十メートルは、本当に味のある商店街になっていて、思わず足を止めたくなるようなお店が多い。大井競馬で勝って、そのお金でこのあたりのお店に入り浸るというのを一度やってみたい。

  開門時間の少し前に、大井競馬場に到着。今日は、仕事を終えたら妻も合流するとのことだったので、事前に指定席を申し込んでおいた。窓口で指定券と無料入場券を受け取り、入場門へ。平日の昼間から競馬場に来て、更には開門前から並んでいる勤勉な老若男女に混じって、私も開門の時を待つ。

  大井競馬場は、ここ最近大きな変貌を遂げた。いや、正確にいえば、今も大きな変貌を遂げている真っ最中である。古くからあったスタンドが取り壊されて新しいスタンドに建て変わり、小奇麗になっていく。それに伴って古くからあった飲食店や売店がなくなり、よくあるチェーン店やそれに類するお店が増えた。空調やモニター、キャッシュレス馬券購入システムなどの設備が完備された指定席が増え、お金さえ払えば驚くほど快適な環境で競馬を楽しむことができる。その一方で、”お金を賭ける”というあまり褒められたものではない行為を行う場所であるにも関わらず、その背徳感やそこから生じる一種の高揚感を得られるような、あの独特の雰囲気はだいぶ薄まった。私としてはそれが大きな不満であるが、日本の首都にある競馬場としては、このような形も悪くはないのかもしれない。

  古いまま残っている4号スタンドへ向かう。私が取った指定席は、この4号スタンドにある。指定席に座る前に、1階にある幸福堂へ寄り、もつ煮を購入。おじさんに「写真を撮ってもいいですか?」と聞くと、「こんな年寄り撮ってもしょうがないのになー」と言いながらも笑顔を向けてくれた。常連さんたちとは、今日のレースの予想をしたり、この前のあのレースは…なんて話をしている。そして、帰り際には「さあ頑張ってきてねー」と声をかけてくれる。これ、これなんですよ。これがいいんです。この温かさが。ハード面をどんなに磨いても、最後に人を惹きつけるのはそこじゃないんじゃないかなー。

 

  自分の指定席に到着し、もつ煮を頂く。お店の方々の人柄だけでなく、料理の味も抜群である。今の幸福堂では、元々複数のお店で出していた名物が集まってきているので、メニューが本当に充実している。おすすめは、今日食べたもつ煮と、2種類のもつ串である。どっちももつじゃないかと言われると難しいところだが、私がもつを大好きなことを差し引いても、これらの料理ははずさないと思う。ちなみに、指定席のほうはというと、座席そのものは非常に快適なのだが、4号スタンドは第4コーナーから直線に入る付近、つまりはゴール板から最も遠い場所に位置しているので、観戦環境としてはお金を払うに値しないものだった。しかし、この座席を拠点として動きまわるのなら悪くない。

   第1レースのパドックが始まった。予想屋さんたちのブースもパドック横に移動している。確かに、ここならパドックの様子を眺めながら予想を聞くことが出来る。ただ、夏場のパドックは本当に暑い。こんなところをずっとぐるぐる歩いて、馬たちは疲れてしまわないのだろうか。こっちは立っているだけでもつらいのだが。

  第1レースの馬券を購入し、最新のスタンド「G-FRONT」の座席から観戦。無料席で背もたれがついているのは珍しい。何だかんだで、快適なリニューアルがなされているなと感心させられる。視界も良好。ただし、馬券は惨敗。

  第2レースも惨敗。明日の佐賀への旅費確保がどんどん遠のく。

  第3レースのパドックで、ダントツに良さそうな馬を見つける。3番のマックスアチーバー君。馬格は申し分ないし、お尻の張りがあり、ハミを取って頭を下げて歩く姿からはしっかりと気合いが入っている様子も伺える。競馬新聞でも、かなり有力視されている。ということで、彼を中心に馬券を購入。

  一度馬券を買って座席に腰掛けたのだが、レース直前のオッズを見て、迷う。マックスアチーバーは直前4番人気で単勝が6倍台。私としては信じられない人気の低さ。まだ序盤だが、大きく稼ぐにはここが勝負どころなのではないだろうか。どうしよう、どうしよう…と考えている内に購入締切2分前のアナウンスが流れ、無意識に足が馬券売場に向く。単勝1点10,000円。当たれば7万円弱が手に入る。ここで勝負して、負けたら潔く帰ろうと心に決めて、お金を投入した。

  結果は、7頭立ての5着。前半は2番手につけて良い感じだったのだが、最後の直線で力尽きて馬群に沈んでしまった。彼の姿が他の馬たちに遮られて見えなくなっていく場面がスローモーションに見えて、体全体から力が抜けていく感じがした。レース開始から中盤までの高揚感と、結果を悟ってからの脱力感。外れたものの、この感情のジェットコースターは癖になりそうだ。気をつけなければ。

  以降のレースで取り返そう!という悪魔のささやきを振り返って、決めていたとおり今日はもう帰ることにする。指定席代がもったいないが、これ以上損失を増やすわけにはいかない。きちんと損切りをするのもギャンブラーであり続けるための重要な資質である。妻にラインでその旨を伝え、帰途につく。

  梅屋敷商店街を抜けたところにある和菓子屋「藤肥軒」に立ち寄る。三色団子、麸饅頭、ずんだ大福、どら焼きを購入する。ここの和菓子は美味しい。帰宅して、さっそく頂く。やっぱり美味しい。優しい甘みが敗北感を癒やしてくれる。ただ、せっかくの和菓子をこんな精神状態で食べてしまうことへの罪悪感も少しある。

  会社から帰ってきた妻に今日の顛末を報告したら、思い切り呆れた顔をしていた。そして、明日の佐賀競馬への遠征もなくなった。


8月13日(土)

2016年08月18日 11時40分36秒 | 2016年

  8時起床。最近ベランダの草たちがどんどん伸びてきていて、特に梅雨が明けてからの勢いが凄まじい。せっかく生えているのをむしり取ってしまうのは忍びないという気持ちで放置して来た結果、こうなった。まあ、洗濯物にぶつかるまではこのままでもいいか。

  昼過ぎに、妻とお散歩に出る。今日はめちゃくちゃ暑い。

  遅めの昼食を「phono kafe」で頂く。前々から一度来てみたいと思っていた。流れている音楽も心地よく、落ち着いた雰囲気のお店である。妻との会話も、自然とまったりとしたものになる。2人とも「ごはんセット」を注文し、選べるおかずの全6品をシェアして食べることにする。

  読書をしながら待ちましょう。

  頂いた料理はどれも凝っているし美味しくて、動物性食品を使わなくてもこんな料理が作れるのかと驚かされた。特に、私はズッキーニが大好きなので、カレー風味のフリットは癖になりそうだ。また、久しぶりに玄米のご飯を食べられたのも嬉しかった。

  食後のドリンクは、穀物コーヒーとハニーブッシュ。ハニーブッシュという飲み物の存在を初めて知った。ノンカフェインでタンニン(苦味や渋みの元)が少なく、飲みやすいし、体の酸化を防止する効果があるらしい。

  壁に掛かっていたメニューを見逃すことが出来ず、青梅と金柑と豆乳シロップのかき氷を追加注文。梅が濃厚で美味しい。

  大井町のヤマダ電機へ行き、プリンターを見る。結婚式で流すプロフィールビデオに使う写真をスキャンできるものが欲しい。今日は結局買わなかったが、プリンターってこんなに安く買えるようになったんですね。

  蒲田へ戻り、お散歩がてら梅屋敷商店街を目指す。

  梅屋敷商店街でお肉屋さん、八百屋さん、日用品店に寄り、夕飯のカレーの材料を調達する。お肉屋さんでは、思い切って国産のお高い牛肉を購入した。ちょっぴり高価なカレーを目指そう。

カレーに使うにはちょっともったいないくらいだ。

  夕食のカレーはお肉のおかげもあって、とても美味しく出来上がった。

  結婚式の準備は順調に進んでおり、私が重要視している料理屋引出物も大枠が固まった。あとは次の試食会に出席して本番と全く同じ料理を頂いて問題ないことを確認できれば、一安心である。服装や装花、テーブル周りもある程度固まったし、そうなると次は各々の場面で流す音楽について話し合うことになるだろう。妻は音楽に関してはかなりこだわりがあるので、実はこれが最難関だったりするのだが。


8月10日(水)

2016年08月15日 00時35分54秒 | 2016年

  8時半起床。今日は先月の休日出勤の振替休日。9時過ぎに家を出て、京急線と都営大江戸線を乗り継いで赤羽橋駅で降り、キューバ大使館へ向かう。来月に妻とキューバへ新婚旅行に行くことにしたので、そのために必要なツーリストカード(観光ビザ的なもの)を取得するために来た。

赤羽橋駅の改札を出たら、お姉さんの指す方向とは逆の右方向(中之橋口)から出る。

地上に出たら、右へ。

コンビニのある最初の角を右に入り、すぐ次の角を右に入ると、到着。

このビルの1階右端にキューバ大使館(領事部)がある。

  内部はツーリストカードの発行を求める人たちでそこそこ混雑していた。私も彼らに混ざって申請書を書いて申請したのだが、これがなかなか面白い体験だった。まず、書類申請の受付や発行処理を全て1人のおばさん(日本人)が行っているのだが、彼女は大使館宛の電話番も兼ねているので、電話が掛かってくるたびに作業の手が止まる。しかも、申請の流れがどこにも案内されていないので、申請書を書き終わった人がとりあえず書類を窓口へ提出しようとし、またその度に作業の手が止まる。どうやら、本来のここでのルールとしては、「申請書を受け取る→情報登録→ツーリストカード発行」という作業を1人ずつ順番に行うことになっているらしい。しかも、おばさんは「次の人どうぞ」と言うだけなので、申請の順番は各自が来館した順を覚えておいて、周囲と調整しなければならない。しかし、そのルールはどこにも明示されていないので、申請書を書き終わった人がすぐに窓口に提出しようとするという自体が頻発し、終いにはおばさんが「そんなに声掛けられたら作業が進まないでしょ!1人ずつ順番で呼ぶから、それまで待ってて!順番は自分たちで覚えてるでしょ!」とキレていた。いやいや、それならそういう案内をどこかでしないとダメでしょ。案内の紙を1枚作って貼っておくだけで、お互い随分と楽になると思うけど。オペレーション下手過ぎだなー。そんなツッコミの言葉を心の中に留め、キレているおばさんの姿に笑ってしまうのを必死に我慢しつつ、急に作られた列に並んだ。

中はこんな感じ。結構狭い。ちなみに、これはおばちゃんがキレた後なので、何となく列ができている。

  ちなみに、大使館本部は同じ路地の少し先にある。前にいたキューバ人のおじさんに写真を撮っていいか尋ねたら、笑顔でOKしてくれた。また、帰り際に「グラシアス」と声を掛けたら、これまた笑顔で応じてくれた。良かった、私が頭に描いていたキューバのイメージのとおりだ。ツーリストカードの発行手続きもキューバの方が担当したほうがいいんじゃないだろうか…。

  地下鉄で六本木へ移動し、国立新美術館へ。先日、支援先の方からチケットを頂いたので、日伊国交樹立150周年特別展「アカデミア美術館所蔵 ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」を観る。「ルノワール展」も開催されていて、そちらは入場制限で行列ができていたが、こちらは空いていてゆっくりと観て周ることができた。

  この展覧会では、15世紀から17世紀初頭にかけてのルネサンス期のヴェネツィア絵画が展示されている。これらの絵画の特徴は、「自由奔放な筆至による豊かな色彩表現と大胆かつ劇的な構図を持ち味とした感情や感覚に直接訴えかける表現」だそうだ。確かに、構図はかなり自由に設定されているし、筆使いや色彩も大胆だ。しかし、それが感情や感覚に直接訴えかけてくるかというと、そうは感じられない。これはおそらく、展示されている絵の多くが宗教画だったこと、そして私にキリスト教に関する知識があまりないことに原因があるのだろうと思われる。絵で表現されている場面が具体的にどういう場面なのか、そういう前提知識があまりに足りないのだ。もちろんそれでも十分楽しむことは出来るし、感動もするのだが、やっぱり前提知識が(更に言えば信仰が)あったほうが更に心に残る体験をすることが出来たのだろうと思う。やっぱり、教養は少しでも多くあったほうがいい。

  蒲田へ戻り、西口にあるラーメン屋「暁」で昼食。魚の出汁のスープが特徴ということで、あっさりとした食べやすいラーメンだった。

  蒲田駅前に新しく出来た漫画喫茶に入る。まだ工事中の区画もあるような本当に新しいお店で、完全個室ブースなのが特徴である。個別ブースではなく、本物の個室なのだ。入室もバーコードがないと出来ないというセキュリティ管理で、安心感もあってリラックス出来る空間になっている。同じ値段なら、断然こっちのほうが良い。結局、妻が蒲田へ戻って来るまで、5時間近く滞在してしまった。

5時間、延々「島耕作」シリーズを読んでいた。

  仕事帰りの妻と待ち合わせ、梅屋敷の商店街入口近くにある蕎麦屋「梅徳」で夕食。私は天ざる蕎麦、妻は鴨せいろを選び、追加で肉豆腐も注文して妻とシェアして食べる。

  20時前に帰宅。


8月7日(日)

2016年08月14日 22時50分21秒 | 2016年

  10時起床。昨晩から実家に帰ってきている。妻と一緒に住むようになってからは実家に帰る機会が減っているので、帰るとサンが大喜びしてくれる。ただ、彼も段々と年を重ねて耳が悪くなってきており、以前は外を歩く足音だけで気づいて玄関まで迎えに来ていたのが、ドアを開けて呼ばないと気づかなくなった。お互いもう若くないね。

  お昼前に実家を出て、バスに乗って祖母の入っている老人ホームへ。入院先の病院からこの老人ホームに移ってから、私が訪れるのはこれが初めてである。父や母から聞いていたとおり、完全個室の綺麗なところだ。祖母も元気そうで、何なら以前より顔色が良くなったのではないかと思えるほどである。比較的小規模なところなのでスタッフさんの目も行き届いているようだし、人間関係も良好らしい。今日は、午後から叔父に近所のお祭りへ連れて行ってもらうそうだ。昼食の時間までゆっくりと話をして、結婚式の招待状を渡してから帰途につく。玄関まで送ってくれる祖母の姿は、やっぱり以前より元気そうに見えた。これは希望的観測なのだろうか。

  バス停で、しばらくバスを待つ。次のバスが来るのは10分後。目的地の川口駅までは歩けば15分ほどだが、今日の暑さでは歩く気にならない。

  川口駅に着く。いかにも夏らしい青空と迫力ある雲、そして日差しの強さに圧倒される。

  品川駅で京急線に乗り換え、梅屋敷駅で降りる。

  梅屋敷商店街を散策し、「リヨンセレブ」でパンを買ってから帰る。ここの商店街は味わい深い。

  商店街を抜けてそのまま直進すると、もうすぐ家に着く。梅屋敷商店街と比べると、このあたりはだいぶ小汚い感じになる。ちなみに、悪い意味ではありません。

  帰宅して、さっそく昼食。卵サンドが美味しい。

カレーパン、メロンパン、フランスパン。メロンパンの生地がシフォンケーキのようにフカフカ。これはあり。

  夕方に妻が外出先から戻り、夕食。メインは鯖の塩焼き。ちょっと焼きすぎて、身がパサパサになってしまった。火加減が難しい。

  結婚式の第1準備(衣装の確定や招待状の発送など)が終わり、いよいよ具体的な内容の検討が始まった。こんなに決めることがあるのかと思う一方で、妻に完全にお任せの部分も相当あるので、私はそれほど大変ではないだろう。最も悩むのは、おそらく引出物になるだろう。