8時起床。温泉で汗を流してから朝食を頂く。
今日は朝から雨が降っている。もう1度ビッグレッドファームへ伺おうと思っていたのだが、馬は傘を怖がるものだし、そうかといって傘を刺さずに歩き回るには雨が強すぎるので、予定を変更する。代わりに、新冠にある「太陽の森 ディマシオ美術館」へ伺うことにした。
恥ずかしながら、これまでディマシオという画家のことは知らなかった。しかし、彼の作品の数々を目にして驚かされた。世界最大の油絵といわれている作品はもちろん、どの作品にもインパクトがあり、ついつい惹き込まれる。彼は作品にタイトルを付けないそうで、その作品が何を表現しているのかはそれを観た人によって異なる。古代なのか未来なのか、現実なのか幻想なのか、希望なのか絶望なのか。頭の中をフル回転させながら鑑賞する。こんなに刺激的な体験が出来るとは。
資料スペースの雰囲気が豪華。
3時間ほど車を走らせ、帯広競馬場へ。雨が降っていたので寄り道も出来ず、運転は結構疲れた。
帯広競馬場には、第1レースの直前に到着。相変わらず、迫力のあるレースが行われている。今日は雨で砂が水分を含んでいるので、いつもよりは楽にソリを引けて、レースのタイムも早くなるだろう。
遅めの昼食に、豚丼を食べる。メニューに「名物」と書かれていると、つい注文してしまう。
競馬場内を散策する。資料館があったり、ふれあいコーナーがあったりして飽きない。むしろ、私はとにかく馬そのものが好きなので、レースよりもふれあいコーナーのほうが楽しかったりもする。今日も、何度も人参を買ってしまった。
雨の中、レースを観戦する。序盤のレースは2歳戦が多く組まれており、まだレースそのものに慣れていないため、パドックを回るだけでも一苦労。サラブレッドでも大変なのに、ばん馬に暴れられたら本当に大変である。それでも、実際のレースが始まれば、彼らも一生懸命ソリを引く。見ているほうとしては、勝負云々よりも、みんながきちんと怪我なくゴール出来るかが気になって仕方ない。だから、というわけではないが、今回も前回同様全く馬券は当たらなかった。
空港へ戻る前に、「CAFE ROWA」に寄り、地元・十勝産の小麦を使って作られたパンケーキを食べる。もちもちとした食感が特徴で、シロップもそれほど甘くないので、ペロッと食べられる。
帯広空港でレンタカーを返却し、帯広空港20時15分発のJAL576便に乗り、羽田へ戻る。東京は晴れていて、飛行機の窓から見る夜景がとても綺麗だった。
羽田に着いたのが22時前で、帰宅は22時半前。空港から家が近いのはありがたい。