社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

12月31日(日)

2017年12月31日 23時45分00秒 | 2017年

  10時起床。少し喉の調子が悪いこともあって、今日は1日家の中でゴロゴロとテレビを見て過ごした。録画しておいたテレビ朝日の「無人島0円生活2017」(12月29日放送)がめちゃくちゃ面白かった。よゐことナスDの無人島対決だったのだが、どちらもその色が存分に出ていて、笑ったり感心したり、最後まで目が離せなかった。「陸海空 地球征服するなんて」でナスDの破天荒っぷりに夢中になった私としては、2日目以降の様子が放送される年明けの番組が今から楽しみで仕方ない。

  夕食は、年越し蕎麦を食べる。昨日の鍋パーティーで使わなかったカンパチのカマで出汁を取って作った。味の違いは正直なところわからないが、そこは気持ちの問題である。

カンパチのカマの半分は塩焼きにして食べた。脂がのっていてほろほろだ。

 

   2017年を振り返ってみると、仕事面ではあまり良いことのない1年だった。3月末で同期と仲の良かった先輩が、この12月末には1年下の後輩が退職した。3人とも、職場の中でも気心の知れた信頼の置ける方々だったので、寂しさを感じると同時に、自分の中で何かが欠け落ちる感覚を抱いた。私自身も4月に部署異動があり、面白い仕事が格段に減った。新しい担当業務について「まだ面白さに気付いていないだけ」だと自分に言い聞かせて取り組んできたが、今のところ面白さの片鱗も見いだせていない。しかし、その分必要以上に熱心に仕事に取り組むことがなくなったので、従来より早く家に帰ることが多くなった。妻が出産を控えている立場としては、それはそれで良しと思える部分である。妊娠当初に「この際、俺も1年間育休取ろうかなー」と言っていたのも、今となってはあながち冗談ではなくなってきている。もちろん、「仕事がつまらないから1年間育休を取ろう」という思考が健全でないことはわかっている。しかし、1年間休んで子どもと一緒に過ごすという経験の貴重さを考えると、これも何かの縁なのではないかと思えるのだ。妻はもちろん、職場で信頼する先輩方とも相談をして、最終的には決定しようと思う。

  プライベートでは、やはり妻の妊娠が大きな出来事だった。初期には重くはないものの悪阻もあり、その後も日々の生活に気を遣わなければならなかった妻の負担は私の想像をはるかに超えるものだっただろう。1週間ほど前に産前休暇に入るまで、あれだけ大きなお腹で仕事へ通っていたのだから、本当に頭が下がる。また、身内や会社の方々にもたくさんのお気遣いを頂いたし、電車の中でも座席を譲ってくださる方が数多くいるなど、見ず知らずの方の優しさに触れることも多かった。当初は「妊婦マークを持っていると逆に嫌がらせを受ける」という情報も入っていただけに、これには本当に感謝している。年が明けて早々に、妻は里帰り出産のために実家のある川越へ帰る。今はとにかく、母子ともに健康で、無事に出産を終えられることだけが願いだ。

  今年もたくさんの方々のお世話になり、無事に1年を過ごすことが出来た。来年は子どもも生まれるし、おそらくこれまでとは生活が大きく変わるだろう。不安もあるが、大半は楽しみな気持ちである。とりあえずは、やはり子どもの名前を決めないと。


12月30日(土)

2017年12月31日 18時31分58秒 | 2017年

  9時起床。午前中は大掃除。ただ、今年は少し軽めにした。妻のお腹が大きいというのもあるし、妻は年が明けたらすぐに里帰り出産で埼玉へ帰るから、子どもが生まれて家に戻ってくる2、3ヶ月後に本格的な大掃除をしたほうが良いだろうと考えたのである。その時は、業者さんにお願いしてやってもらおう。

  昼過ぎから私は一瞬仕事へ行って、夕方に帰ってきて妻と一緒に食材の買い出しをして、夜から友人夫婦がやってきて鍋パーティー。鍋をつつきながら、ゆっくりと話をする。今年に入って彼らは千葉(蘇我)に引っ越したので、会う機会は少し減ってしまったが、それはそれでその分積もる話があって面白かったりもする。

生きている車海老を買ってきた。台所を元気に飛び回っているものを手で押さえ込み、一思いに頭へ包丁を入れる。思っていた以上に罪悪感がある。その一方で、命を頂いて生きていること、そのありがたさを再認識した。

友人がお土産として、築地でタコを買ってきてくれた。お刺身で頂く。何もつけていないのに味が濃くて、めちゃくちゃ美味しい。

先ほどの車海老はお刺身で頂く。弾力が半端なく、ぷりっぷりで甘い。他には、柵で買ってきたブリとカンパチもお刺身で。

妻特製のチヂミ。今回はたこ焼き粉で作ったので、生地にも味があっていつも以上に美味しい。

寄せ鍋。アンコウのアラと車海老の頭で出汁をとり、タラや鶏肉、つみれなどが入っている。今回の鍋は出汁が大成功で、野菜がとても美味しかった。

デザートは、お互いに買ってきたお洒落なお菓子たち。資生堂パーラーのチーズケーキがびっくりするほど美味しい。

  日付が変わる頃に散会して、そこから私は年賀状書きを開始する。主に職場のみなさんに書くのだが、今年は少しファンキーな柄のデザインを選んだ。2時間ほどで書き上げ、ポストに投函してから、就寝。


12月23日(土)

2017年12月31日 18時10分22秒 | 2017年

  10時起床。午前中は掃除。

  昼過ぎから、妻とクリスマスディナーへ出掛ける。今回は妻の完全プロデュースなので、私はどこに行くのかも知らずに家を出た。

  京浜東北線と横須賀線を乗り継いで鎌倉へ。駅前からバスに乗り、報国寺の竹林を観に行く。週末ということもあって同じことを考えている観光客は多く、バスは大混雑。私たちは何とか座れたから良かったが、ここまでの混雑だとさすがに観光を諦める人も出てくるのではないだろうか。タクシー乗り場も大行列だし。

  報国寺の竹林は、思っていたよりもかなりコンパクトなものだった。偕楽園のような竹林をイメージしていたこともあって、少し拍子抜けである。ただ、お寺の雰囲気は趣きがあり、観光客が多くても落ち着いた空気に包まれていた。

  帰りは歩くことにするが、歩き出してすぐのところにある杉本寺へ立ち寄る。坂東巡礼の発願の際に訪れて以来だ。こちらは人も少なくて、終わりかけの紅葉をゆっくり楽しむことが出来た。また、今日は本堂内に入ってご本尊を拝むことが出来た。堂内の凛とした雰囲気の中、仏様を間近で見ると、気持ちが落ち着くと共に自然と背筋が伸びる。

  鎌倉駅方面へ歩く道の途中にあったケーキ屋「PATISSERIE KOUGLAPIN」で少し休憩。ガトーシャンティー(苺のショートケーキ)をひとつと、それぞれ自家製のジンジャエールを頂いた。

  小町通りまで戻り、「Brasserie 雪乃下」でクリスマスディナー。私たちが付き合うことになった日のデートでランチに訪れたお店だということで妻が選んだのだが、正直なところ私はそのことを覚えていなかった。それを伝えられた後でも、「そうだったかなー」という感じ。私が選んだお店のはずなのだが。

  クリスマスディナーのコースは、創意工夫のある美味しい料理がたくさん出て来た。それほど高いお店ではないし、畏まった雰囲気でもないのだが、出て来る料理はどれも来た瞬間にワクワクするものばかり。それに、夜になって落ち着いた鎌倉の街の一角を眺めながらゆっくり食事をするというのも良いものだ。セッティングしてくれた妻に感謝である。

オードブル3点盛(鎌倉野菜のムース、合鴨のロースト、地魚のタルタル)。地魚のタルタルが特に美味しい。魚、タルタル、いくら、周りを囲んでいるズッキーニをまとめて口に放り込むと、何とも絶妙な味なのだ。

雲丹のフランスープ仕立て。初めてキャビアを食べた。優しい味のスープとムースに、雲丹の甘さとキャビアの塩味がよく合っている。

伊勢海老のロースト。ソースに伊勢海老の出汁がよく出ていて、パンですくって残さず頂く。

黒毛和牛のステーキ。西洋ワサビとの相性がよく、お肉だけどさっぱりと食べられる。添えられている鎌倉野菜も美味しい。

デザート。ガトーショコラについている生クリームのふわふわした甘さが印象的。

飲み物も充実しており、今回はかぼちゃのロイヤルミルクティーを頂いた。かぼちゃの甘い香りがしっかり出ている。

  20時過ぎに帰宅。こんな大人なクリスマスディナーを次に食べられるのは、一体いつになるだろうか。来年からは、サンタさん役が待っている。いや、まだ早いか。

  ちなみに、翌24日、本当のクリスマスイブには妻がスペアリブを作ってくれて、驚くほど美味しかった。お肉のジューシーさもそうだが、ソースが絶妙な味だった。