きょうも鱒釣り

「きょうも鱒釣り」は故人である芦澤一洋さんの著書です。
この言葉が大好きです。

本流モンカゲのイブニング(2013/6/8,9)

2013-07-03 | インポート

一ヶ月ぶりの釣りだった。

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(朝の本流の流れ)

あれから(ヒゲナガのイブニング)一ヶ月が過ぎたので、おそらくヒゲナガのハッチは明け方に移行しているかもしれないと思いつつも、ここ最近の忙しさのため、深夜の出発はあきらめ、夜明け前の出発になった。途中で空が白みはじめ気は焦るが、ここで急いでも、時間は巻き戻るわけも無く、結局川に着いたのはすっかり明るくなった5時過ぎだった。
半分期待しないで川に下りて見るとライズしている。慌てて釣り支度をして川に出てみたら、ライズしているのはヤマメでは無いようで、かなり小さな魚体が水面を破って外に出るのが見えてかなりがっかりした。河原では、早朝だと言うのに、どこからとも無くロケット花火が打ち上げられバーンと音がする。音がする方角を見てみると、カワウが慌てて逃げて行く。漁協の連中が、放流した稚鮎を捕られないように、カワウを追い払っているようだ。と言う事は、このライズの主は、稚鮎ってことのようだ。しばらく川面を見ていたが、流下するカゲロウも無く、当然、ライズも無いので、実家に帰って、しばらく寝た。
10時過ぎに目が覚め、ふと以前、父から聞いた話を思い出した。水がほとんど流れていない川だが、上流までしばらく歩いて行くとまた水が流れていて、そこにはイワナがいる。
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(水の無い川、この先に本当に川は流れて居るのか。。)

ちょっと信じられない事だが、いつか見に行ってみようと思っていたので、出かけてみた。
1時間ほど水がほとんど流れていない川を上ってみたが、どうも水の流れが再び現れる気がしなくなってきたので、あきらめて、下山した。
車で川の下流の方に行って釣りをしてみたが、チビヤマメの報復に会い退散した。
実家に帰ってまた、1時間ほど昼寝をして気が付くと17時半、また、本流に行ってみた。
川面を見ると、なにやら大きなカゲロウが浮かんでいる、モンカゲだ。
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(イブニングタイムの本流の流れ、モンカゲが流れていた)

もしかして、モンカゲのハッチがもう少し盛んになると、ヤマメのライズが始まるかもしれない。と川面を見渡すとライズだ!モンカゲの流下はまばらなので、ライズは頻繁に起こる訳では無いが、暗くなって毛鉤が見えなくなるまで、ライズに向かって必死に毛鉤を送り込むがハヤは数匹掛かったが、ヤマメは毛鉤に反応するもののフッキングはしなかった。

翌日は、実家ですごそうかと思っていたが、法事があるとかで両親とも出かけるので、釣りにでも行ってくればとの事、また、釣りに出かけた。
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(支流の上流域、アクセスが容易いので釣り人は多い)

今日は、どうしてもイワナが釣りたいので、支流の上流域に向かった。観光客が多いが、車をとめ、川に下りて見た。やはり真新しい足跡があり先行者ありだ。対岸の大きな岩の横に毛鉤を流すと勢いよくイワナが飛びついた。幸先良く釣れたと思った瞬間、毛鉤がはずれて、イワナの顔を見ずしてリリース。最初が肝心とは良く言うが、どうしたことか、それからは、何度もイワナが掛かるがネットに入れる前に逃げられる。景色はなかなか良いところではあるが、観光地に向かう道路の側を流れる川なので、車やバイクの音がだいぶうるさく感じる。結局、ちゃんとすくえたイワナは1匹だけだった。
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(やっと釣れたイワナ)

それでも、実に今年初のイワナ、27,8cmの綺麗なイワナに会えたことに感謝尾だ。
さて、今日のメインは、やっぱり本流のモンカゲイブニングだ。
本流には餌師が2人ほど入っていたが、1人はあきらめて帰って行ったので、その場所の少し下でモンカゲのハッチを待った。16時頃になると、ポツポツとモンカゲが出て来た。たまにライズもするようになる。
060806 (大きなモンカゲがハッチする)

しかし、モンカゲのスピナーはどうも食われていない事に、ようやく気が付いた。そうか、水面下では羽化寸前のニンフが泳いで水面に浮上しているから、どうやらそっちを食べているに違いないと、フローティングニンフに結び変えてライズに送り込んだ。すると、ヤマメが食った。が、すっぽ抜けた。次のライズでは、掛かったけどググッときてすぐにはずれた。ライズをよく見ていると、スピナーも食われるようになった。川面を見渡していると、岸際にかなり大きな魚がヘッドアンドテールで顔と尾鰭を出した。大きい、、、大きすぎる。ヤマメではないな。。あれはニジマスだ。近づいて毛鉤をスティミュレータに換え送り込むと、毛鉤を送り込んだ場所よりだいぶ沖で、またヘッドアンドテ-ル。。。

060807 (ひとときの騒がしい流れも、何時しか静かになる)

本流の流れを見るとヒゲナガがハッチして泳いでいるのが見え、それをヤマメが食った。結んであるスティミュレータを送り込み、少し誘ってみるとがばっと食いついた。やった!ロッドが大きく曲がり、かなりの引きだ。ヤマメが右に左に逃げ、潜ったと思ったら、毛鉤がはずれた。。愕然。。
またしても、大ヤマメへの挑戦は破れた。。しかし、大興奮のひとときだった。
今年の大ヤマメへの挑戦、第一幕は完了だが、また、挑戦しなきゃと思う。

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