今回の旅は、中国・雲南省の少数民族の村を訪ねる旅です。
そして、世界的に有名な元陽の棚田と、見渡す限りの羅平の菜の花畑の旅です。
長い旅をお付き合いください。
「
「全福庄の棚田」は1年中、田んぼに水を張ります。
収穫、脱穀作業も水張り状態で作業をする。
収穫作業を容易にし、収量を上げるためには排水して
乾かした方が良いはずである。
しかし、そうしないのは畔等が地割れして崩壊するとも言われるが、
主たる理由は用水の確保にある。
この地域は、雨は5月~10月に集中して降り、
1月~4月はほとんど降らない。
このため9月に排水してしまえば、乾季に入り、5月の田植えまで
数百段の棚田を湛水させるのは容易ではない。
収穫後に秋耕を行い、畦を固めて貯水を始めることが用水確保を
目的とすることになるのではないだろうか。
稲作は水が命なのです。