今回の旅は、中国・雲南省の少数民族の村を訪ねる旅です。
そして、世界的に有名な元陽の棚田と、見渡す限りの羅平の菜の花畑の旅です。
長い旅をお付き合いください。
「
平家の落人の様に山奥に追いやられてきたハニ属。
この急峻な山肌に棚田が開きました。
この棚田にはハニ族の祖先の血と汗が染みこんでいます。
そして、今棚田を引き継いでいるハニ族の人たちは、
「毎年同じことを繰り返すことに意味がある」と言います。
そう、大切な棚田を守って生きていることになりますから。
雲南省の棚田は、標高約1900mまであり「天空の棚田」と呼ばれています。
稲作にとって一番大切な水は、何万枚もの棚田を潤していて、
それは魔術と思える程です。
今日は二十四節気の雨水。降る雪が雨に変わり、雪が解けて土が潤いだす。
しかし、まだ冬のさなかです。春よ来い、早く来い!