恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

合宿最終日 「解放」

2005年09月02日 | 日記とか
合宿三日目。この日は報告もなく解散するだけと気楽なもんです。
朝起きた後にせっかく温泉地にきたのだから、と、
宿の近くにある露天風呂に足を伸ばしてみます。
ツーリングマップルにも載っている「聖天様の湯」というところで、
入浴料は驚くべきことに100円ポッキリ。
まぁ値段が値段だけにその内容は推して知るべしといった感じですが。
ちょっとした山道の上にひっそりとその温泉はあるのですが、
入ってみるとそこには男湯女湯の区別はなく、
簡単な脱衣所と家の風呂をちょっと大きくした感じの浴槽があるだけ。
当然シャワーなどがあるわけもなく、ただお湯につかるだけ、
というおそらく昔ながらのスタイルなのでしょうが、
近代的な温泉施設に馴れてしまった私にはカルチャーショック。
風呂から上がってもシャワーを浴びることも出来ないので、
この日の私はずーっと温泉特有の硫黄のような匂いを発していましたとさ。

昼前に解散し、このまま帰るのももったいないってことで、
バイク2台+車1台の総勢5人で近隣に観光へと出かけます。
群馬県は長野県と隣接していることもあり、まずは軽井沢へ。
軽井沢といえば避暑地のメッカで夏ともなれば多くの人で賑わいますが、
貧乏学生の私などはこういう時でもなければ立ち寄ることもありません。
特にテニスをするとかいうわけでもなく、白糸の滝などを観光。
その後は再び群馬県に入るために日本国内でも屈指の難易度を誇る碓氷峠へ。
峠を走るのはやはり楽しいのですが、この碓氷峠は難しすぎ。
全部で184のカーブがあり、そのすべてに番号が振ってあるのですが、
その一つ一つが急カーブで一瞬たりとも気を抜けませんでしたよ。
バイクはいいにしても車で運転するのはさぞかし疲れるでしょう。
車の連中にはつき合わせてしまって申し訳なかったです。
碓氷峠の途中にはかつて信越本線が通っていた痕跡をとどめる、
めがね橋というものがあるのですが、これがまた絶景。
峠で切り詰めていた神経を癒すにはもってこいでした。

峠を越えるとそこは群馬県。
ここでちょうど昼になったので近隣の横川駅で、
名物であるおぎのやで峠の釜飯をいただきます。
東京のデパートなんかでやる駅弁フェアなんかでも常連の釜飯で、
駅弁にしてはなかなかハイレベルなお味でございました。
わざわざ食堂に入って駅弁を食べるというのも変な感じですがね。
横川を後にすると次は妙義山を経て下仁田のコンニャク観光センターへ。
工場見学をさせてもらおうかと思ったのですが、残念ながらこの日は既に終了。
仕方なく「こんにゃくができるまで」のビデオを見ることになったのですが、
この時ちょうど選挙活動をしていた小渕優子前衆議院議員が選挙活動のため来訪。
あの平成オジサンの娘であるということで、ついつい握手してもらったり。
意外なところで有名人に出会ったものです。

この後は一般道で群馬藤岡まで移動し、車の3人とはお別れ。
私ともう一人のライダーは高速を使わず、一般道で東京を目指します。
できれば車組とも最後まで一緒に行動したかったのですが、
車に延々一般道を走らせるのも恐懼に堪えませんからね。
高速を使えば僅か1時間程度で東京につくというのに、
一般道のバイク組は午後5時に出発し、東京に入ったのが午後9時。
ったく4時間もかかってしまいましたね。4倍ですよ。
新宿のバイト先に土産を届けて自宅についたのは午後10時でした。
この合宿、どっちかというと卒論報告よりもこの日がメインだった気がしますね。
結局は勉強しに行ったんだか走りにいったんだかって感じですが。

しかしまぁ、満身創痍という言葉がピッタリなぐらい疲れました。
明日からまたバイトです。嗚呼日常。

恐懼謹言。
コメント
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