恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

閉店時間でございます

2005年09月16日 | 恐懼とか
金曜夜の勤務というのは何かと大変です。
つまり普段の日では混まない時間帯に大勢のお客様がいらっしゃる、と。
普段の日であれば午後9時過ぎというのは閉店間際の時間帯であり、
かつその時間に珈琲店を訪れるという人は少数派であろうかと思います。
まぁそういう経緯からこの時間帯の店内はガラガラの様相を呈しており、
働く側としても閉店作業に従事しているのであります。
が、金曜の夜というのはこういう状況が当てはまらないことが多いのです。
その多くの理由というのが、週末ということで世間では飲みに行く人が多く、
ハシゴして居酒屋ではなく少々落ち着いた環境で話そうという人が多いのか、
来店されるお客様の多くは顔を赤らめた方が多く見られます。

普通の流れから考えると仕事を終えて7時から飲み会を開始、
2時間して飲み屋をあとにし、次の店に行こうという流れになると思うのですが、
この流れと見事にマッチしてしまっているのがバイト先の閉店間際の時間。
私の考えからはいっぱい飲んだ後でコーヒーでも、というのは考えにくいのですが、
バイト先の来客状況を見ているとそう考える人もそこそこいるんですな。

酔ってしまったお客様というのはなかなか厄介なもので、
閉店時間僅か20分前であることをオーダー時に告げても、
「全然OKっすよ」みたいな感じで了承してしまうんです。
数人で来店した際には、やはりそれなりにゆっくりしたいだろうと思うので、
正常な思考であれば「あと20分で閉店なら別の店にすっか」
というような流れになるのがいたって普通かと思います。
が、やはり酔った人というのは今さら別の店を探すのも面倒だし、
すぐに閉店ってわけでもないからここでいいか、となってしまうのでしょう。
まぁこちらとしても売上もあるし、多くの人にくつろいでいただきたい、
というのは当然のことなので特に思うことはないんですがね。
閉店時刻をしっかり守ってくれるのであれば。

今日も閉店間際にきたお客様が蛍の光が流れ始めてもそれを気にすることなく、
延々と話に花を咲かせておりました。
カップを見るとほとんど減っていないコーヒー。
それでもやはりこちらの閉店時間の都合もあるので、
閉店5分前に申し訳ありませんが閉店時間となりますのでとアナウンスし、
閉店時間になった所でまだ残っているカップを下げようとすると、
「まだ残ってるじゃねぇかよ!なんだよ、ったく…」
という感じでタチ悪く絡んでくる始末。こういうのが一番始末におえません。
来店時に閉店時刻を告げて、それに了承済みであるのに、
いざこういう状況になるとグズグズ渋ってなかなか席を立たないわけです。
まぁこの人たちの言い分がわからんこともありませんが、
とはいえこちらからかしてみたら迷惑以外の何物でもありません。
挙句の果てに「新宿で10時閉店はありえないだろうが!」とか、
「お前が代わりの店探せよな、コラ」と無茶苦茶な放言。
私も少々気分を害しまして、「あっちにベローチェありますよ」
と競合店の名前まで出して厄介払いしようとするものの、
彼らは「ベローチェってなんなんだよ?」と言い出す始末。田舎モノ?

結局このお客様たちは閉店時間20分後になってようやっと退店されました。
おかげで私も帰宅時間が遅くなってしまったじゃねーかっての。
困ったものです。酔ってもああはなりたくないものです。

恐懼謹言。
コメント
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