恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

ご利益に与れず

2005年09月26日 | 二輪/四輪車とか
不幸の連鎖はまだまだ止まりません。

バイトが終わった後にバイクでコンビにに寄り、
晩酌のお供に、と奮発して缶ビールを購入いたしました。
そう、発泡酒でも第三のビールでもなく正真正銘のビール。
んでもってバイクの後部座席部分にあるネットにビールをくくりつけ帰宅し、
バイクを停めて荷物をとろうとすると、そこにあるはずの袋がないわけですよ。
そう、最近の旅行で大きな荷物ばっかり積んでいたために、
後部シートにあるネットがたるんでいたんです。
そんなわけで缶ビール一本ぐらいじゃネットにうまく引っ掛からず、
走行中に落下してしまったものと推測されました。

まぁさっきのコンビにまでたいした距離でもないから探しに行こうと、
停めたばかりのバイクに再びエンジンをかけ、出発しようとすると、
数センチだけ動いた後でガツンという衝撃が走り、見事に立ちゴケ。
???という状況になってしまいましたが、原因はディスクロックでした。
バイクを停める時には盗難防止のために、
タイヤの前輪部分をロックするディスクロックなるものを使っているのですが、
落としてしまった缶ビールのことで頭がいっぱいだったのか、
ついついこのロックを解除せずに出発しようとしたために、
見事に盗難防止のこのロックが効果を発揮してしまったのです。
なんか最近バイクに乗るとこけてばっかりな気がしますが。
まぁこれで、ディスクロックの防犯性は証明されました。

前回の転倒の後にハンドルをアップしようにしていたため、
従来のようにブレーキレバーやハンドルが曲がらなかったのは不幸中の幸い。
軽く液漏れしていたのが気になりますが、いざロストした缶ビール探しへ。
コンビニから自宅までは約2キロの道のりなので、
荷物を振り落とす確率の高いカーブなどのポイントを中心に探しますが、
街頭の少ない夜道ではこれがまた一苦労でした。
低速で下ばっかり見ながら走行するバイクはさぞかし不審だったでしょうな。
考えても見ればたかだか200円ちょっとのビールのためにここまでするのも、
なんとも滑稽な話といえば滑稽ですがね。

バイクでビールを捜索しつつ走ること十数分。道の路肩にビニール袋を視認。
もしや、と思ってバイクを停めて駆け寄ってみると、
そこにはまだ先ほどの冷蔵庫の中にあった冷たさを維持してはいるものの、
缶の形状は見るも無残に変形してしまっていました。
缶はベコベコになりながらも、おそらく後続の車にはねられることはなかったようで、
うれしいことに中身は無事でありました。
とはいえ、時速60キロ程度のバイクからコンクリの地面に叩きつけられたわけで、
僅かに穴もあいてしまっており、これは一刻の猶予もないと判断、
ビールを救助してさっさと自宅に帰り、はやる思いで開封します。
当然ながら激しい振動の後なので、グラスに注いだビールは泡だらけ。
それに、小さな穴からコンクリの破片でも混入してはいないか、
という具合に警戒しながら飲んでいたので、せっかく奮発したビールのうまさも半減。
神聖なる一日の締めくくりが誠に残念極まりないものになってしまいました。

昨日厄除け大師に行った割に全くそのご利益に預かれないのは、
賽銭をケチってしまったからなのでしょうか。
それとも佐野厄除け大師のご利益とはその程度のものなのか。
どうせならそのうち関東三大大師めぐりでもして厄を払いたい気分です。

恐懼謹言。
コメント (2)
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