恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

忠節尽くすに値せず

2005年09月28日 | 所感とか
9月以来混迷を続ける我がバイト先。
現状を無視して改革を推し進める経営者(と息子)との衝突もあり、
主要なメンバーもちらほら辞意を表明する今日この頃ですが、
必然的にやってくるのが人手不足ってヤツです。
まぁ単にバイトが辞めていくってだけならそこまでダメージは大きくないのですが、
なにぶん店の経営に少なからず携わっている主要メンバーが辞めていくこともあり、
そういった部分の後釜として私も店の中核を為す位置にまで上り詰めた感があります。
そりゃまぁ3年半近くやってりゃそうなるのも必然ではありますがね。

とはいえ、私のような人間に店の経営に携わるよう部分を、
さらっと一任してしまうというのは危険以外の何物でもありません。
まぁ何をやらされると言っても単なる発注業務がプラスされるぐらいのもんで、
コンビニなどでバイトされてる方にしてみればどうってことないのでしょうが、
その辺は職種の違いもあるので、平にご理解を。
しかしまぁこの発注業務ってヤツは厄介ですわ。
おそらく経験がモノを言う部分もあると思うので一概には言えませんがね。
先日初めて発注を任されて、それが納品されたのが今日だったのですが、
どうも売上を見据えて商品を発注するというバランスがうまくいかず、
売り物のパンが6個も廃棄になってしまうことになっちまいました。
まぁこれがどれぐらいの不祥事であるかということについては、
普段の廃棄になるパンの数は、多くて1つか2つということからも明らかで、
これだけロスになってしまうのは大雪か台風の日ぐらいのもんなんです。

初めてのことだからしょうがないと言われようと、
やはり自分の判断でこうなったことは紛れもない事実であります。
在りし日、発注の担当者である社員の方が大量の廃棄が出た責を負って、
大量に廃棄商品を自腹で買っていたことがありましたが、
今になってその気持ちがわかるような気がします。
それがバイトであるか社員であるかはもはやこの際関係ないですね。
責任を感じてしまう。だからこそしっかりやらなきゃなぁと思うわけです。

まぁしかし今のバイト先の現状を鑑みるに、
私がそれほどに忠節を尽くして店のために働く価値があるのか、
というのは少々疑問を呈する所でもあるんですがね。
以前は社員・バイトともにみんなで店を作っていくという雰囲気があった気がしますが、
今となっては完全にトップダウンでバイトは上の決めたことに従うのみ、
という体制になってしまった気がしてなりません。
それに異を唱えれば辞めてもらって構わない、というスタンスで。
私にしてみれば正直なところ、どうせ上に意見を具申しても無駄だとわかっているので、
ここは逆らわずに大人しくしているのが一番なのかなぁ、と思ってしまい、
そうなってくるとガーガー言うのも面倒になってくるんです。
半ばあきらめの境地というヤツですかね。

以前のように個人個人が工夫して売上を上げていこう、
というような気概のようなものが薄れてしまい、
下がり続けるモチベーションに比例して売上も見事に下降線を辿っています。
もはや今となっては、店のために自分ができることをしようということのではなく、
悔しいながらも自分は単なるバイトだと割り切ってしまって、
自分が金さえもらえれば店の経営なんて知ったこっちゃない、
という考え方にシフトしてしまったほうが楽なのかもなぁと思ってしまいました。
いくら訴えてもそれに対して何ら返ってくるものがない。
もはや冷笑主義者となった感もある私は、
今日から続く6連勤(ひょっとしたら8連勤)をいかにして乗り切るのでしょうか。
いや、乗り切れるのでしょうか。

恐懼謹言。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする