恐懼に堪えない日々

【恐懼】(きょうく)・・・ おそれかしこまること。日々の生活は恐懼に堪えないことばかりですよね。

深遠なるカレーの世界

2005年09月04日 | 日記とか
日本の国民的な食事であると言っても過言ではないカレー。
その起源がどうのこうのという話はとりあえずおいといて、
好物はカレーライスです、という人も相当に多いはずです。
家庭で作るカレーにもそれぞれの家庭の味が反映されるものですが、
外食でいただくカレーライスも当然ながらその味は千差万別。
カレーというのはいわば庶民食としての性格もありますが、
その一方で横浜のカレーミュージアムでは一皿1万円もするカレーが登場したり、
高級なメニューとしての性格も持ち合わせております。

で、私を始めとして多くの人が好物であるとするカレーとは、
おそらく前者の比較的値段もお手頃なカレーライスであり、
外食するにしてもその価格帯はだいたい5~600円程度のものかと思います。
とはいえ、当然ながら私の知らないカレーの世界というのもあります。
それはつまり一般には高級カレーというカテゴリに分類されるカレーライス。
お手頃価格のカレーでも充分美味しいと思う私には無縁の世界ですが、
それでもやはり気になってしまうのがその上に位置するカレーの存在。
何事もたまには一つ上質なものを体験してみるのも勉強の一つだ、
というわけで本日はバイト先のK氏とともにそれを体験しに行って参りました。

で、行ってきたのが神保町の古書店街の一角にあるボンディです。
入り口がわかりづらく、古本屋の店内を経由しなければ辿り着けないという、
なんともノスタルジーな空間の中にある店なのですが、
その風格は充分。なんとも期待が出来そうな雰囲気。
メニューに目を通すと殆どのカレーメニューは1350円程度。
果たしてこれが高級なのかというツッコミもあろうかと思いますが、
私にしてみれば一食に1000円以上費やすのは充分に『高級』メニュー。
ましてや庶民食と思っていたカレーライスなのだからなおさら。
で、いざ注文したのがYahoo!グルメ曰く、
>トロ~リとして、それでいてピリッとした、なんて、
>不思議な形容がピタリとあてはまるのがチーズカレー。

いやいや、確かに普段食べるカレーとは一味違う美味でした。
当然、チーズのとろけ具合もそこら辺のとろけるチーズとは別ものです。
見た目は結構量が少ないんじゃないかと感じましたが、
いざ食べてみるとその味たるや濃厚なものでありまして、
おなかにも結構溜まってしまいました。
カレーの中にほのかに感じられるスパイスもなかなかバランスがよく、
最後まで飽きることなく完食させていただきました。
んー、カレーのもう一つの顔をまざまざと見せ付けられた感じですね。
付け合せに出てきたジャガイモも素朴な味わいながらも美味でした。
これならこの値段も頷けてしまうかなぁ、と思ってみたり。
とはいえ頻繁に足を運ぶほどの経済的余裕はありませんが、
たまになら訪れてもいいかなぁというお店でありました。

しかしまぁ、奥が深いものですね。カレーってものは。

恐懼謹言。
コメント (2)
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