2010年9月18日(土)、19日(日)の二日間にわたり「日本のふるさと遠野まつり」が開催されました。
18日は勤務の為、参加はおろか参観もできませんでしたが、最終日の19日に祭り見物となりましたので、ダイジェスト版的にご紹介したいと思います。
・・・と言っても中心市街地を歩行者天国としての神輿やら手踊り、南部ばやしの通り抜け、各通りをステージに見立て神楽やしし踊り等の郷土芸能のご披露ということで、参加した全郷土芸能を観ることは不可能であるので、個々にお目当ての団体、気になる団体をチョイスしての見学であったことを申し添えます。
既に小雨が降り出した19日の午前中、メイン会場の「遠野蔵の道広場」に着いたのが午前10時半過ぎ、10数年ぶりに復活という上郷町の暮坪虎舞をまずはなんとしても観たいと願っていたが、会場に着いた際は既に後半部分でカメラを出す前に終わっていた・・・
八戸えんぶり

遠野と歴史的つながりが深い青森県八戸市から招待の「えんぶり」。
ご当地、八戸での「えんぶり」は未だに現地で観たことはないので、近年中になんとか実際に観てみたいと願っております。


他に盛岡市から招待の「永井大念仏剣舞」もステージ上で演じられましたが、雨が少し強く降ったりして撮影はあまりしてませんでした・・・
その後、1万個の餅振る舞い、餅撒きが行われましたが、一足先にまずはお目当ての「山口さんさ」を観るために移動、好位置をキープして正午から始まる「山口さんさ」を待つことに・・・・。
山口さんさ(遠野市土淵町)

「山口さんさ」のご披露がはじまるとアナウンスで告げられ、一行が入場すると何処からともなくカメラオヤジ達多数が背後に集まり出す・・・。
18日の遠野まつりオープニングは「神々達の集結」とサブタイトルがついていたと記憶しますが、此処では「オヤジカメラマン達の集結」・・・笑・・・とでも申しましょうか?・・・笑
だって遠野一の人気団体ですからね「山口さんさ」は・・・。

今年も彼女の舞を観ることができました・・・。

人気団体にさらに拍車がかかる存在・・・。
オヤジカメラマン達が群がるのも頷けます・・・って、「とらねこ、おめもだだら(お前もな)・・・」・・・
約30分程度の舞、それでも十分な時間なはずですが、あっという間でした・・・汗

山口さんさでは画像400枚撮影、連写モード炸裂・・・汗
でも凄く絵になるんですよ・・・
お疲れ様でした・・・
さて、共に撮影のぶれんど関東支部のお二人と軽く昼食を兼ねながら水分補給を30分程度行う・・・。
正午?から駅前通りでは御神輿や各地域の山車、手踊りの通り抜けが行われていたと気づくも後の祭り・・・
・・・午後はまずは3人で東禅寺しし踊りを観ることに・・・・。
早池峰しし踊り・東禅寺しし踊り(遠野市附馬牛町)


東禅寺しし踊りの舞手として帰省しての参加、遠野出身のシンガーソングライターの「北湯口 舞」ちゃん。

自分での続いてのお目当ては「青笹しし踊り」ですが、板沢しし踊りを観ると言うお二人と一時離れて、青笹しし踊りが演じられるステージへ・・・。
先行の佐比内しし踊りが終わると観客の一部入れ替えみたいになって最前列へ入ることが出来た。
青笹しし踊り(遠野市青笹町)

通り踊りが終わると子供達が一斉に眼の前に来て、立たなければ撮影が困難に・・・汗
背後のカメラマンや観客への手前、立つこともできず、また別場所への移動もままならず、これ以上の撮影は無理と判断して別ステージへ・・・。
小生の弟が参加の上柳しし踊りが演じられているステージへなんとか移動するも、タイミングが悪いといいますか、丁度終わったところ・・・一気に力が抜けて、路肩のコンクリートに座り込んでいると関東支部のお二人と再合流、後は駅前通りでの通り抜けでの「南部囃子」4団体とラストを飾る遠野郷しし踊り参加団体による大演舞を残すのみ・・・・。
直ぐに宮城県支部長さんとも合流、少し離れてはいるものの、4人で南部囃子を楽しむ・・・。
一日市南部ばやし(遠野市中央通り)



上組町南部ばやし(遠野市上組町)

仲町南部ばやし(遠野市中央通り)

穀町南部ばやし(遠野市穀町)

遠野町方を代表する郷土芸能、歴史の重さとは裏腹に艶やかさ、優雅で格式が高いという雰囲気が十分伝わる思いがいたします。
そして、いよいよフィナーレ・・・
しし踊り参加団体による大演舞


テンポも踊り方もそれぞれ違う団体による大演舞、最初は上手くかみ合わなかったところもありましたが、その原点は同じ、そして其処は長年、培われてきた郷土芸能魂というのですかね、その術は皆さん承知ということでフィナーレに相応しい大群舞、大演舞だったと思います。
いずれあっという間の二日間だったのではないでしょうか?

心地良い疲労感と共に達成感といったところですかね?
お疲れ様でした。
遠野郷もいよいよ本格的な収穫シーズン、稲刈シーズンが始まります。
弐としての続きも予定しております。